東京の夏は世界一過酷!?外国人100人に聞いた東京の夏の暑さ
マイナビウーマンダイキン工業は、東京の夏を経験したことがある東京在住1年以上の外国人を対象に、「東京の夏に関する意識と実態」についてのアンケート調査を実施した。調査実施はマクロミルで、回答者は北米、ヨーロッパ、アジア、中東・アフリカ各25人、合計100人。
■約9割「自国よりも東京のほうが暑い」と回答
東京の平均気温はこの100年で3℃以上上昇しており、世界の中でもヒートアイランド化が顕著な都市と言われてる。同調査によると、すべての外国人が「東京の夏は暑い」と回答しており、さらに自国との比較については「耐えられないくらい暑い」(25%)、「暑い」(44%)」、「やや暑い」(19%)をあわせると、約9割が「東京の方が暑い」と回答する結果となった。
■湿度やコンクリートの地面なども暑さの一因に
東京の夏(屋外)を暑く感じる理由については、ダントツで「湿度が高いため(80%)」が1位となった。2位以下は、「気温が高い(56%)」、「地面がアスファルトやコンクリートに覆われている(28%)」、「夜でも気温が下がらない(28%)」などが続いた。この理由はヒートアイランド現象の特徴と合致する。気温だけ見ると東京と同等の環境の外国都市はあるものの、湿度や夜間の気温など暑さを感じる要素が複合的に重なる東京の夏は、世界一過酷とも言えそうだ。
■「日傘をさす」のは外国人にとって驚き!?
東京の暑さ対策で、感心・驚いたことについては、「日傘をさす(46%)」が1位となり、半数近い外国人が日傘に驚いている結果となった。2位は「うちわや扇子を使う(37%)」、3位は「浴衣を着る(35%)」となった。また、「東京で印象的・驚いた光景」について聞くと、真夏の暑い中でもスーツの上下を着るサラリーマンや、日焼け対策の手袋・長袖の着用などの回答が挙げられた。
■外国人のエアコン設定温度は24℃
「出身国および日本で夏に自宅でエアコンを使いますか」との質問には、出身国で使う人が56%、日本で使う人が87%だった。特に比較的涼しい地域が多いヨーロッパ出身の人は日本に来て初めてエアコンを使うという人が多かった。また、24℃と低めの設定温度にし、夏を乗り切る様子がうかがえた。