精選版 日本国語大辞典「神水」の解説
じん‐ずい【神水】
① 神前に供える水。神に誓う時に、これを飲んだ。転じて、誓い。起請(きしょう)。
※性霊集‐九(1079)祈誓弘仁天皇御厄表「謹加二持神水一瓶一、且勒二弟子沙彌真朗一奉進」
② 神聖な水。神域に湧き出て、泉となりあるいは川となって流れる清らかな水。
※内宮禰宜荒木田守晨引付‐永正六年(1509)七月二〇日「右在所者、御裳濯宮川両神水之流、而瑞籬之近郷」 〔庾信‐温湯碑〕
③ 旧暦五月五日の午(うま)の時刻に雨が降るとき、竹の節にたまった水をいう。この水で薬を製するとよくきくという。《季・夏》
※俳諧・増山の井(1663)五月「神水(シンスイ)」 〔本草綱目‐水部・神水〕
しん‐すい【神水】
〘名〙 ⇒じんずい(神水)
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