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維新候補が差別発言で謝罪 参院比例の長谷川豊氏

部落解放同盟は23日までに、日本維新の会から参院選比例代表に立候補する予定のフリーアナウンサー長谷川豊氏が講演の中で、被差別部落への差別を助長する発言をしたとして維新に抗議した。長谷川氏は22日、公式コラムに「人間としてあってはならないことを犯してしまい、慚愧の念に堪えない」と記し、発言を撤回、謝罪すると表明した。

維新の馬場伸幸幹事長は「処分も含めて党で対応する」と取材に述べた。

維新などによると、長谷川氏は2月、東京都内で講演し「士農工商の下に、人間以下の存在がいる」と江戸時代の身分制度に言及した。その上で「人間以下と設定された人たちも性欲などがあります。当然、乱暴なども働きます」などと述べた。

長谷川氏は元フジテレビアナウンサー。コラムで「きちんとした知識を有していないにもかかわらず、安易に一部の身分の被差別者を犯罪集団だったと言及したことは、差別の助長、差別の再生産を聴衆にもたらす、弁解の余地のない差別発言だ」などと書き込んだ。〔共同〕

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