[VNGE]使い方①
まずはVNGEでオブジェクトや人物の状態を管理するためのトラッキングから。
[SceneSaveState]タブから[Tracking]タブを押して、
コントロールしたいオブジェクト(キャラクター)を1つ選択した状態で
[Add selected]を押してください。
すると、props(actors)になにか追加されたと思います。
これはVNGEで状態を管理するためのタグのようなものです。
これがついてないものにVNGEは干渉しません。
これで準備はできました。つぎはシーンデータをつくっていきます。
[SceneSaveState]タブの[Edit]タブを押します。
ここのページで見せたい画面を保存します。
さきほど管理タグ(propsまたはactorsにでてきたアレのこと)をつけた人物やオブジェクトをイジって絵作りをしたら
右下のでっかい[Add scene(auto)]ボタンを押します。
するとscene1とcam0というものが出来たと思います。
順に説明します。
まずsceneから。
さきほど[Add scene(auto)]を押した時点での「すべて」の管理タグ付きオブジェクトや人物の「そのときの状態」が記録されています。
「すべて」というと、画面に写ってないものも含めて管理タグのついているものすべてを指します。
「その時の状態」は、位置や色や大きさやポーズ、衣服の状態...その他もろもろスタジオ標準機能で変更できる内容すべてです。
内容はあとからも更新できます。[Add scene(auto)]ボタン横の[Update scene]がそれです。
まさに日頃みてる1枚シーンが保存できるというわけです。
(蛇足ですが、最近スタジオライトも管理できるようになったのでより凝った絵作りができるようになりました。)
次にcamについて。
camは生成した時点でのカメラ位置、注視点、画角(焦点距離)が保存されています。
ここで大事なのは、「[cam]は管理タグをつけたオブジェクトや人物であっても操作は行わないし状態を保存しない」という点です。
(スクリプトを書けばできますが、また今度でも説明します。)
例えば、今と別のポーズをつけて次の新しいカメラを追加して保存...なんてことはできません。それはsceneのお仕事です。
スタジオ標準機能でいえば、いつもの右上のカメラボタンと同機能ですね。それが100個とか使えちゃうわけです。
[add]ボタンを押すことでふえます。後からの変更ももちろんできます。
ここまででを振り返ってみるとどうでしょうか、1枚のシーンに複数のカメラ...
これは一枚絵のシーンpngと同じ構造ですね。
これらを複数作ってひとつのシーンpngに複数枚分のシーンが保存できるのがVNGEです。
が...「は~疲れた...完成したからpng保存しちゃって終わっちゃおう」とすると大変なことになります。
「VNGEが次にシーンを読んだ時に読み取るためのデータの保存」はまだ出来てません。
MODですからね...。標準機能のpng保存では内容を保存してくれません。
ちょっと文字を書くとかえって雑多になると思うので、上の画像の赤い枠で囲っている部分を上から順に押下してください。
これで保存されます。
追記:ここの保存作業はVNGEv37より不要になりました。(VNSSを書いた場合は必要?)
今回はこれで終わりです。
VNGEは潤沢なカメラ数を利用してノベルゲームを作ったりだとかも出来ますが
そのため、結構ややこしい、それのためのMODって印象が強いのかも?
と今回記事を起こしてみました。
こういう使い方だとそうでもないかも?って感じしませんか?
興味もたれましたら、試してみるのもいいかと思います。
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