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処士策論

「処士」(しょし)とは、仕官していない人、民間の人、在野の人のこと

最近、関東は暑い日が続いてますねえ。参院選の事はよう知らんけど

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今日も時間がちょっとだけ出来たので、簡単にブログを更新しておきます。

といっても今回は参院選の事をそれほど重視して書くつもりはありません。それについては前回の記事で大体の事は書き終わっております。興味のある方はそちらをご覧になってください。

で、時間があるといってもそれほど多くの時間はとれませんので、今回も言いたいことをダラダラと箇条書きにして書いておこうと思います。



(1) 「季節外れの猛暑と節電の呼びかけ」について
首都圏(関東)に住んでいる人にとっては、本当にこのところ暑い日がつづいて大変ですよね。
「いくらなんでも梅雨明けが早すぎるじゃないか」
と言いたくなるぐらいの短い梅雨でした。

そして本日も、日本政府は国民に節電の呼びかけをするようです。
しかも昨日よりもさらに長い時間、すなわち午後3時から8時まで「電力需給ひっ迫注意報」を出す予定だそうです。

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この「日本の電力問題」(特に東電管内の東日本における深刻な問題)については、私はここ最近のブログでくり返し指摘してきました。
いや、厳密にいえば私は十年以上まえから、このような事態を憂慮して、
NHKと反原発
の問題についてこのブログでとうとうと書きつづけてきました

なぜ私以外、誰も言わないのだろうか?
と何度も何度も言い続けてきたんですけどね(ネット動画でも誰も言わないという異常さだった)。

「ウクライナに関する事。更に久々の「NHKウォッチング」。特に反原発の事」(2022/03/26)

(以下、過去記事より引用)
(3) 久しぶりの「NHKウォッチング」

本来このブログは「NHK監視用」のブログなのです。
過去記事を少し見てもらえば、すぐに分かると思いますけど。

にもかかわらず最近はトントご無沙汰しておりましたねえ、「NHKウォッチング」。
多分、ニュースウォッチ9のメインキャスターが田中正良になってからは初めてのような気がします。

なぜ今回あらためてニュースウォッチ9のことを取り上げるのかと言いますと、
NHKと反原発
という、このブログでは十年以上ずっと私が糾弾してきた問題について、先日「見逃せない報道」を見かけたからです。

そしてこれが今回のメイン記事となりますので、本来であれば 反原発騒動 のカテゴリとして書くべきなんでしょうが、まあ現在ウクライナで戦争 がおこなわれている都合上、そのカテゴライズはしないことにしました。

今回、私が取り上げたいのは3月23日(水)のニュースウォッチ9です。

ウクライナでの戦争が始まって以降、NHKはニュース7もニュースウォッチ9も、だいたい前半部分はウクライナの戦争について取り上げることが多いです。

それはこの日も同じでした。
特にこの日は「ロシア国内でのメディア報道」について取り上げていました。

既に皆さんもご存知でしょうが、ロシア国内では完全な「言論統制」が行われていて、言論の自由など全くありません。
(※国営ニュースの最中に女性が「プロパガンダを信じないで!」と書いた紙を掲げた、という事件があったことは周知の事だろう)

<以下、ニュースウォッチ9からのスキャン画像>
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このパートの最後の場面でキャスターの田中は“戦時中の大本営発表”の話などを持ち出して、
「政府(国営放送)が国民を誤った方向へ誘導するのは良くない」
云々といった話をして、ロシアの言論封殺状況を批判していました。


なるほど。
「国営放送による国民(視聴者)への誘導ね」
と私はこの報道を見て感じました。

別にNHKは国営放送じゃないけど、私が十年前から糾弾しているように、
NHKと反原発
に関しては、まさにNHKはロシアと全く同じじゃん。

すなわち、
「ロシアが国民に“軍事作戦”の遂行に反対する意見はまったく聞かせない」
というのと同様に、
「NHKは原発再稼働に賛成する意見は絶対にニュース7やニュースウォッチ9ではやらない」
という、NHKはロシアとまったく同じことをやっているじゃないか。
そんなふうに私は思ったわけです。


で、NHKはそういった「私のような視聴者の感情」を予測したのかどうか分からないが、このあとニュースウォッチ9内で、NHK定番の「原発再稼働反対プロパガンダ」をやり始めました。

むろん、これは先日の(というか今後もずっと引きずる問題のはずだが)、
「東京電力による電力供給不足」に関連する話でもあります。

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かいつまんで内容を解説すると、柏崎原発で「セキュリティに不備」があり、全国の原発でも似たような事例が最近報告されており、とてもじゃないが原発再稼働などできるはずがない、という事を国民(視聴者)に説明(洗脳)するための報道だったということです。

まあ私は専門家じゃないからよく分かりませんが「不審者が入り込める可能性があった」とか言っても、別に実際、銃火器を持ち込まれた訳でもなく(当たり前だが)、どこまでその可能性をゼロに近づけなければならないのか、私にはよく分かりません。

0.0000001パーセントでも「不審者が入り込める可能性」があったらアウトなんですかね。

多分、そうなのかも知れません。
「千年に一回の地震による津波」でも危険で(それでも福島の原発は機材そのものは無事だったが)、「阿蘇山の噴火によって『四国の』原発も危ない」(という程の噴火だったら原発事故以前に、九州と四国は噴火によって壊滅しているだろうが)というぐらいのゼロリスクを求めるのが今の日本社会ですからね。
(※こんな事はコロナ(武漢熱)関連で何度も書いた。この記事とか、この記事とかで)


それで、このパートの一番最後に田中は、次のようなセリフを述べて締めくくっていました。

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田中「昨日から今日にかけて電力需給ひっ迫警報が出されたことや、エネルギー価格の高騰という状況の中で、電力の安定供給のため原発の稼働について議論を求める声も上がっています。ただ大切なのは原発には厳しいセキュリティが求められるということです。東京電力をはじめ電力各社がそれをしっかり管理できる基準に達していないのであれば、議論の出発点にすら立っていないのではないでしょうか


とにかく、NHKは「原発再稼働に賛成する意見」は、まったく放送しません。

くり返しますが、その点では「ロシア政府による言論封殺」とまったく同じです。
この原発のセキュリティ問題についても、NHKとは違う立場の人間(専門家)は多少なりとも世間にいると思うのですが、そんな声は、NHKは絶対に放送しません。

私は十年以上も「NHKの反原発」を注視しつづけてきてますから、それについては断言できます。
NHKは絶対に放送しません。

といいますか今回のニュースウォッチ9は、これでもNHKとしては最大限譲歩しているのです。

これまでは「原発再稼働」という言葉自体がほとんど禁句状態だったのですから。
ニュース7やニュースウォッチ9では。

おそらく、ここ数日来の「東京電力による電力需給ひっ迫」に直面して、ようやくわずかながらも国民から原発再稼働の声が上がるようになって「反原発、原発再稼働反対の総本山であるNHK」としても、これまでのように「原発再稼働のことは完全に黙殺する」というスタンスを取りづらくなって、しぶしぶながら「一応そういう声があることは認める」というスタンスに変えたのでしょう。

そうはいっても田中が主張していた最後のセリフ、
議論の出発点にすら立っていないのではないでしょうか
からも明らかなように、NHKのスタンスとしては相変わらず、
「原発再稼働については、議論することもまかりならん」
ということなのです。
(※核武装や憲法9条改正とまったく同じだ。すなわち「議論さえ、してはならん」と)



最後に私の見解を述べておきます。
私の原発再稼働に関する見方は、まったくもって悲観的です。

まず、国のリーダーからして、この有り様です。







そして岸田総理だけでなく、国民も「原発を再稼働する」という覚悟がありません(特に東日本では)。
だから私は原発再稼働に悲観的なのです。


何度も書いてますように、私は十年以上前から「NHKと反原発」を注視し続けています。

しかし、このような意見、つまり、
「NHKこそが原発再稼働を邪魔している最大のプロパガンダ組織である」
という声を、私は他で見たことがありません。
本当に、私だけなのです。
このような事を述べている人間は。

私はまったく理解不能、と困惑せざるをえない。

NHKは国営放送ではないですが、国営放送と勘違いしている国民も大勢いるし、実質、準国営放送のようなものです。

現在ロシアの国営放送によって行われている「国民に対するプロパガンダ」が絶大な効力をあげていることは、ニュースウォッチ9に言われるまでもなく、誰だって分かっていることでしょう。

国営放送のプロパガンダは、それほど強力なものなのだ。

なぜ、それが分からないのだろう?私以外の日本人は。
と、私は絶望的な気持ちで一杯です。
(※その事はこの時の過去記事でも書いた。「NHK発の「原発の風評被害」「メディア洗脳」に関する補足」(2019/09/22)

誰だってNHKという巨大組織を敵に回したくないだろうし、敵に回しても勝てるはずがないと思うだろうし、そして何より「自分には一銭の金にもならない」、そんなバカな事をやる人間がいるわけがない。

だから誰一人、公に声をあげることはない。
それが当然の帰結である。



「あの時」から十年以上経っても、原発再稼働は遅々として前に進んでいません。
特に東日本では、一歩も前に進んでないといっても過言ではありません。
ですからこの先の十年も、私は非常に悲観的です。

多分ダメなんじゃないですかね。
この国民たちは。
「物事の要点が分からない」そういう人たちばかりですから。
何度もここで言ってきたセリフですが、
「なぜ私以外、誰もこのことを言わないのか?」


最後に、不謹慎を承知の上で敢えて言っておきますが、もし「その可能性」があるとすれば、いずれ電力不足によって大停電が発生して、まことにお気の毒ながら、どこかの病院で電気を要する器具の不具合によって「弱者の患者」が犠牲になってしまった時に、初めてNHKやその他のメディアも、
弱者が犠牲になるとは、なんて可哀想に!」
といっせいに声を上げはじめて、それまで「反原発」を頑なに守ってきた連中も、ようやく手のひら返しをするんじゃないでしょうかね。

それほどの事があって、ようやく、初めて動くんでしょうよ。
あの偽善者どもは。
(※実は偽善者でもなくて、単なる反日勢力、つまり「日本を弱い国にしておきたい」という近隣諸国の意向に沿ったスパイであるだけかも知れないが)



まあ、この三ヶ月前の記事で「事の本質」は大体言い尽くしております。

が、今回はもう一つ大事なことを付け加えておきましょう。


ところで皆さん、不思議に思いませんでしょうか?
特にこのブログに来られるような政治意識の高い方は、おそらく高い確率で疑問に感じておられると思います。

「これほど『電気が足りない、電気が足りない』と大騒ぎしておきながら、なぜ国(政府)もNHKも原発再稼働の事をまったく口にしようとしないのだろう?
と。

今回、私が一番言いたかったことはコレです。

これが言論封殺の一番の特徴なのです。
そしてこれがNHKの得意技でもあるのです。

ちなみにNHKは今回の参院選を目の前にして「憲法改正」の事が選挙の争点としてあがっていると今更のようにチョロチョロとニュース7やニュースウォッチ9の中で放送していますが、私がブログの「憲法改正」カテゴリでずっと指摘してきたように、NHKはここ十数年、「憲法改正」特に「九条改正」については、今回の「原発再稼働の黙殺」とほぼ同じ手法を取りつづけてきました(特にコロナ禍(武漢熱禍)の状況下では「憲法改正」は九条改正ではなくて、“国民の基本的人権”に問題をすり替えようと躍起になっていた)。


つまり、NHKという準国営放送が黙殺することによって、
「この問題は、公(おおやけ)に論争してはいけない問題なんだな」
と、国民を洗脳する、といった手法です。


今回の電力不足の状況下における「原発再稼働の封殺」も、ウクライナ戦争まえの「憲法改正」とまったく同じ図式です。

NHKという権威ある準国営放送が敢えて言及しないことによって、
「その事に言及するのは絶対にまかりならん!」
と国民の深層心理にタブーとして植え付けているのです。
(※今回のコロナ禍でもハッキリしたように、この国の“同調圧力”は異常で、このこともタブー意識に拍車をかけている)

ある意味、中国・ロシア・北朝鮮のような独裁国家による言論封殺よりも、状況は深刻だと私は思います。
なにせ、この国の国民たちは中国・ロシア・北朝鮮の国民よりもよっぽど従順な善男善女ばかりです。まったくもって羊のように従順な善男善女ばかりですからね。

この従順な人々に対して、政府とNHKによるこういった巧妙なやり方は、効きます。

しかも原発再稼働の言論封殺については、私がこのブログで長年言い続けてきたように(おかしな言い方だが「黙々と」言い続けてきた、と言うしかない状況だった)、十年以上にわたってNHKが徹底的に国民を洗脳してきたのですから、多くの国民が、
「原発を再稼働するなんて、よく分からないけど、言っちゃいけないことなんだよね」
と洗脳され済みの状態ですから、このような電力不足の状況下においてすら、それが公に語られることはありません。

NHKによる洗脳作戦は、まったく完了しているのです。



しかし心ある人は疑問に思うことでしょう。
「なんだか“原発再稼働”って単語は言っちゃいけないらしいけど、ダメならダメで、そのダメな理由ぐらい政府やNHKは国民に対してしっかりと説明すべきなんじゃないだろうか?」

こういった話がTVや新聞はもちろんのこと、ネット動画でさえまったく口にされないという恐ろしさ。


「日本社会に対する私の絶望」
は、まさにこの点にあるのです。

くり返しますが「処置なし」です。もはや。




(2) 上記に関連して、私に腐るほど金があれば今回の参院選で「原発再稼働党」として出馬していたでしょう。

そうすれば、原発再稼働に絶対反対のNHKの電波で、
なぜ国民は原発再稼働について何も議論しようとしないのでしょう」
という事の真理を、政見放送としてやったことでしょう。

それしか国民に直接訴える方法は無かったでしょうし、そして多分、それをやったとしても国民に問題喚起することはできなかったと思いますけどね(オールドメディアはもちろんネットメディアも、泡沫政党として黙殺したでしょうから)。

「処置なし」です「処置なし」です。




(3) 前回のつづきとして「参政党」が比例議席を獲得するかどうか、という事について

それはあり得ない、と前回の記事で書きました。
その私の認識は今も変わりません。

ちなみに私が目にしている範囲では「獲得する可能性がある」と言っているのは産経の阿比留氏だけです。

そして私は比較的、ネット動画では阿比留氏の言説を楽しんでいるタチの人間ですから、その点、多少留意せざるを得ないのも実情ではあります。

実際のところ、どうなんでしょうね?
それは私にもまったく分かりません。今回は特に、時間がないのでネット上における「いわゆる保守」の人々の動向について、それほど把握している訳でもありませんし(全然見てないから知らんけど『虎ノ門ニュース』や百田あたりが「参政党」を推しているのだろうか。あの連中は金になれば何でもやるから、それなら多少望みがなくもない)。

しかしそれでも私は、やはり「望みはない」という予想に変化はありません。

昔このブログで何度も書きましたように「保守票」というのは、そんなに多くありません。

多くて二百万票、実数およそ百万票
というのが長年この界隈を見てきた私の実感です。
(※特に私が「日本のこころ」の党員となっていた頃の実感として、そう思っている)

過去に何度も書いたように、全国比例で一人当選するには最低百万票が必要です。

今回「いわゆる保守」の票は「くにもり」と食い合うことになるでしょう。
また「NHK党」も保守の票に狙いを定めていますし、「維新」「国民」もその流れに沿っています。

どう考えても、絶対数の少ない「いわゆる保守」の票が「参政党」にそれほど回るはずがなく、阿比留氏が言うには「れいわ」と同じぐらい行くんじゃないか?と言っていたが、極左の「れいわ」の実力は「いわゆる保守」とは比べものにならないくらいある。たかだか「参政党」がそんなに保守の票を取れるはずがない。
と私は見ています。

ただし「れいわ」がモロに北朝鮮や赤軍、革マル派などの支援を受けているように、「参政党」も保守を隠れ蓑にして、今現在ヨーロッパで大戦争をやっているロシアが西側陣営の内部かく乱を狙って大々的に「活動資金」を水面下で渡しているとすれば(戦争で使う資金に比べればそんなのは微々たる額に過ぎないだろう)その助力によって「参政党」が多少は躍進する、という可能性はあるかもしれません。まあ、このあたりは私の邪推でしょうけどね(と時期が時期だけに、念のためエクスキューズは付けておく)。

とにかく「いわゆる保守」の票だけではなく、「れいわ」と同様、左からの得票ならびに「右や左といった意識が薄い人々から」の票を獲得することによって「参政党」が議席を獲得する、という可能性はゼロではないでしょう。

くれぐれも指摘しておきますが、阿比留氏が言うような「保守票が参政に流れて、参政が議席を獲得する」というのは、事実誤認だと思います。

これまでもよく言われた話として、極右も極左も、一周まわって(反米という一点では仲良く共通しているので)同じ立ち位置にいる、ということで親ロシアの左翼連中が「参政党」に票を投じやすい、というのはありそうな話だと思います。

まあ、こればっかりは結果が出てみないと、私にはなんとも分かりません。




(4) ちょっと前の話ですが、バイデンの訪日を受けて岸田が「防衛費増強」を公言した事について

この「結果」について言えば、私に異論はありません。
しかしその「道程」というか「経緯」について言えば、大いに異論があります。

「アメリカに言われたから」
などという「他国への依存心」をあからさまにしておいて防衛費の増強って、そのスタート段階で「何かおかしいだろう?」と疑問符を付けざるをえません。

しかもこの、
「アメリカ様に言われたから仕方ないもんね」
というエクスキューズがあるので、NHKや他のオールドメディアも大々的には岸田の方針に反対はしていません。

まあNHKを筆頭に、奴らオールドメディア(特に朝日など)の反米は「なんちゃって反米」ですからね。

本当は反米でも何でもないのだが(アメリカが民主党リベラル政権の時は特に)、一応「ガス抜き」として反米っぽい事を時々述べているだけで、本質的には「アメリカ従属が大好き」「日本が自立するなんてとんでもない」という発想の持ち主ですから。

もし真にアメリカ依存から脱却するつもりなら、それこそ、
自衛隊を国軍にする、原発をすぐ再稼働する、そして「アメリカ様が作ってくれた“日本国憲法”」はただちに改正する、
という私や「いわゆる保守」の人々ような意見こそが当たり前のはずです。

が、彼らは間違ってもそんな事は言いません。

大体「反米」をうたっているNHKや朝日が、先の大戦で「アメリカと堂々と戦った我々の先人」に対して侮蔑怨恨の感情しか抱いていないという事自体、異常なのです。彼らの「反米」が真のものであるならば、4年にわたってアメリカとガチンコで戦った我々の先人は、尊敬されこそすれ、侮蔑や怨恨の対象などになりえる訳がないでしょうよ。
(※これは共産党の主張の異常さについても言える話である。つまり「彼ら」の「反米」は、我々日本人にとってあるべき「反米」ではなくて、どこかの外国勢力にとって都合の良い「反米」なのである。うーん、ちょっと難しい言い方かな、コレは)。

と、これも本来誰も言わないセリフですが、まあ今回はここまでサービスして「事の本質」を書いてしまいましょう。



ちなみに、私は「反米」でも何でもありません。
現状の日本国を真っ正面から見つめるならば、このヘタレだらけの(コロナや原発再稼働にすらビビりまくっている)日本国民が「自主防衛」、つまりアメリカとの同盟を抜きにして独力で日本を守るなど危険極まりない、と自覚しておりますから、「くにもり」「参政」その他の自称「反米保守」が夢想的に喧伝している(というほど私は彼らの意見をチェックしてはいないが)「反米」扇動にくみするつもりは毛頭ありません。





うーん、ちょっと時間がかかり過ぎてしまいました。
あとは簡単に書いておきます。

(5) 最近NHKの『クローズアップ現代』が、桑子というアイコンを使って一般の視聴者に受け入れやすくなるよう「改良」(私からすれば、詐欺師の詐欺が巧妙になっただけの「改悪」だと思うが)して、一旦夜遅くの時間帯へ退いていたのが、最近はシレっと元の時間帯へ戻ってきております。

NHK公式サイト『クローズアップ現代』

過去記事で腐るほど書いた気がしますが、言うまでもなく『クローズアップ現代』は、
「サヨクの、サヨクによる、サヨクのためのサヨク万歳番組」
であります。

まあジェンダーやら弱者やらマイノリティやら、NHKやサヨク連中が「プロパガンダに利用しやすい人々」しか取り上げない、典型的なNHKのサヨク番組です。

このあたり最近は、NHKも本性を隠さなくなってきましたね。

そりゃまあ開き直りもしますわなあ。
NHKの偏向報道を糾弾する
などという奇特な行為をやっている人間は、ネットの場末でブログを書いている私ぐらいのものなんですから。
NHKは安泰も安泰。何の遠慮もありゃしません。

「処置なし」で…(以下略)。



(6) 最後に訃報です。
渡辺宙明さんが先日お亡くなりになっていたそうです。

作曲家の渡辺宙明さん死去、96歳 「マジンガーZ」など主題歌多数
https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2022/06/27/54844/

我々の世代からすると、まさに宙明(ちゅうめい)さんは「神」のような存在です。

正直、この訃報に比べれば政治の話なんてどうでもいい、というぐらいショッキングな話でした。
このブログで過去に「宙明さん」の事に触れたのは確かこの時だったか。

(以下、7年前の記事より抜粋)
しかし、いつの頃から始まったのか?は忘れましたが、この番組の音楽にも使われている渡辺俊幸先生の音楽と共に放送されるNHK教育(ETV)の番組に関しては、不思議と「結構まともな番組」を見かける事も時々あります。

確か以前放送していたのは 「日本人は何を考えてきたのか」のシリーズだったかな?よく憶えておりませんが。

NHK総合で放送される「NHKスペシャル」が、ここ数年劣化の一途をたどっているのと比べて、なぜかNHK教育(ETV)で「結構まともな番組」が(稀にですけど)放送されるという、ある意味「逆転現象」が生じています。
(※音楽家の渡辺俊幸先生については、その父親である渡辺宙明大先生との関連もあり、大昔にアニメオタだった私が語り出すとキリがありませんので、ここでは割愛します)
(以下略)



心よりご冥福をお祈り申し上げます。



【以下、テンプレート解説】このブログで使っている言葉の定義について
<“左翼”ではなくて“サヨク”>
今の日本で“左派”と呼ばれている連中は、本来の意味での“左翼”ではなくて、単なる「憲法9条的な戦後サヨク」といった意味合いの物でしかないので(しかし今の日本で彼らは“左翼”ではなくて“主流派”である)、私は“左翼”ではなくて“サヨク”という言葉を使っている。

<“保守”ではなくて“いわゆる保守”>
先の大戦の敗北によって従来の価値観をほぼリセットされた戦後の日本では、真に“保守”すべき日本の国柄は既にほとんど失われている。また今の日本で「独立自尊」「自主憲法の制定」を唱えるのは“保守派”ではなくて“改革派である。それ故に一番相応しい呼称は“反サヨク”と呼称すべきだがそれでは「通りが悪い」ので、私は“いわゆる保守”という言葉を使っている。

「戦前の価値観」を知っている日本人がまだ数多く存命していた昭和の終わりまでは“保守”も“左翼”もある程度は字義通り通用していたのかも知れないが、戦後の日本しか知らない日本人が大半を占める今の日本社会では「かつての字義はほとんど通用しなくなっている」という事である。

※過去に何度か誤読されたり、こういった説明をする必要に迫られた事があるので、テンプレートとしてここに明示しておく。

「NHK解体」に関するまとめ(十例)

(1) 日本の公共放送であるにもかかわらず、「自立国家・日本」が主張すべき意見を封殺し、しかも運営資金のほとんどを日本人が負担しているのに、中国・朝鮮、又は旧GHQ(特に米国の立場を優先するような番組しか制作しない。 リンク1リンク2

(2) 受信料制度に様々な不備があり、甚だ公平性を欠いている。また「国営なのか?非国営なのか?」という点も不明瞭である。「国営放送局の新規創設」「民営化」「スクランブル化及びペイパービュー」などが検討されて然るべきである。 リンク1リンク2リンク3リンク4
(※NHK受信契約訴訟の最高裁判決(平成29年12月6日)に関する記事)
「NHK受信契約訴訟・最高裁判決」から私が考えた事(2017/12/9)

(3) 局の政治的及び思想的スタンスが左側の言論に偏っている。「いわゆる保守系」の言論人はほとんどNHKの番組から排除されている。 リンク1リンク2

(4) 昔はともかく、現在では朝日新聞よりもNHKのほうが害が大きい。朝日は儲からなくなれば方針転換を余儀なくされ、また新聞業界自体が斜陽産業である。一方NHKには潤沢な資金(税金)があり、更には「映像や音声で直接感覚に訴える」という高いプロパガンダ能力もある。 リンク1リンク2

(5) 「弱者・被害者」報道は公共放送として、もちろんあって然るべきだが<言葉狩り><論点ずらし><自己保身><イデオロギー闘争>に利用する為にNHKの場合、それが至上命令となっておりやり過ぎである。 リンク1リンク2

(6) NHKの原発報道は「反原発」一色で、「原発再稼働」側の意見は皆無に等しい。現在多くの国民が患っている「原発アレルギー」は、NHKが3.11以降に垂れ流してきた“音声”と“映像”によって作り上げられた、と言っても過言ではない。 リンク1リンク2リンク3拙ブログの「反原発」関連カテゴリへのリンク

(7) 外部の識者による「討論番組」が異常に少ない。「国民にオープンな討論番組を見せる」という姿勢が甚だ欠如しており公共放送として失格であり、また民主主義(選挙制度)の観点から見ても失格である。 リンク1リンク2

(8) 「表現の自由」を盾に一切の干渉を排除し、リベラル知識人特有の「上から目線(=「国民は愚民」という意識)」も強烈で、公共放送の在り方や番組の内容について「国民にアンケートを採る」という事を一切しようともせず、非常に独善的であるリンク1リンク2

(9) 「JAPANデビュー反日台湾番組」や「佐村河内のヤラセ番組」等、非常に問題のある番組を数多く放送してきたが、責任を全く感じていない。 リンク1リンク2

(10) 一般のマスメディアで取り上げられる事はほとんどないが、NHK職員の不祥事は異常に多い。また公共の受信料で成り立つ放送局としては職員の待遇がお手盛り過ぎるという問題もある。 リンク1リンク2


その他にも、NHKが制作してきた数多くの「媚中番組」「韓国・朝鮮人擁護番組(ヘイト関連含む)」「旧民主党・旧民進党擁護番組」等の問題、また近年急速に内容が劣化している「NHK大河ドラマ」の問題などもありますが、それらは上記から割愛しました。

【結論】NHKを解体して、国民にとって必要最低限の事を放送する国営放送局を立ち上げ、残りは民営化すべし。(了)

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産業のコメ

電力不足は家庭の事だけ騒いでいますが、産業のコメという側面は語られませんね。円安を利用して輸出しようにも電力がないと工場動きません。

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