〈「うそ」のない政治〉
自身のヒット曲になぞらえたキャッチフレーズを掲げ、日本維新の会から比例代表で出馬した中条きよし氏(76)。喜寿を目前にした年齢と共に、その交友関係が不安視されている。
「維新のタレント候補者の中でもその人気は断トツ。紅白歌手でもあり俳優でもある中条氏は、維新の勢いも相まって早くも当選確実と言われています」(野党担当記者)
もっとも当初、中条氏は維新ではなく自民からの出馬を模索していたという。
「参院選の仕組みや出馬に向けた助言を自民党関係者からもらっていたのですが、当選しても任期が終わる頃には82歳。自民党は原則、参院比例は70歳定年としており、さすがに年齢的にも折り合わなかったようです」(中条氏の知人)
そんな中条氏が歌手デビューを果たしたのは1968年のこと。当時は別の芸名だったが、作曲家の平尾昌晃の命名により今の芸名となり、74年に演歌「うそ」が150万枚の大ヒット。日本レコード大賞の大衆賞を受賞し、紅白にも出場して一躍有名になった。
「その後、81年にテレビドラマの時代劇『新・必殺仕事人』で三味線屋勇次を演じ、俳優としても名をあげました」(芸能記者)
だが、順風満帆だった芸能生活も2008年10月に躓いてしまう。
「細川たかしや小林旭と共に、暴力団組長の誕生日を祝うゴルフコンペに出席していたことが『週刊新潮』によって報じられたのです。これによって、NHKは中条を含む大物歌手5人の出演を約1年間見合わせることにしました」(同前)
中条氏の“危うい人脈”はこれだけではない。さる金融業界関係者が言う。
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source : 週刊文春 2022年7月7日号