デビューシングル「無限大」、ドキュメンタリー映画「未完成」など、漢字三文字のタイトルが印象的なJO1の作品群。そこで今回は、漢字三文字のテーマで、JO1のメンバーにまつわるストーリーやKIZUNAについて語ってもらった。3年目になって、「今ものすごくいい雰囲気」と語るその言葉は、彼らが生み出す音楽のようにヴィヴィッドだ。
#通過点
今はまだ道の途中。目標に向かっていくなか、では彼らは、どんなことを経験し、何を乗り越えていきたいと考えているのだろうか。
鶴房「全国をツアーで回りたいです。幕張メッセ3日間じゃ全然足りない! メンバー全員、ステージに立つためにJO1になったと思うので全国を回って、JAMのみんなに恩返しをしに行きたいです」
木全「僕もライブが一番ですけど、そのほかに、みんなでアイデアを出し合って、作品づくりがしたいです。曲づくりに参加できるようになって、そういう経験を積んでいきたい」
大平「次に通過したい関門は、11人全員でのライブ。全国のJAMの方々に会いに行くこと。JO1として海外に行くこと。その3つが大きな目標ですかね」
與那城「僕も、言葉の壁を越えたいですね。グローバルボーイズグループとして、世界に向けての力をつけたい。英語の勉強ははかどってないですが(苦笑)、パフォーマンスは言語の壁を越えられると思う」
佐藤「僕らはまだ未熟だけれど、伸び盛りではあるんです(笑)。世界ツアーはゴールじゃなくて、それによって、いろんな力が伸びていくと思う。メンバーも、JAMも。みんなが団結して、見たことのない景色に向かっていけば、もっと大きな幸せを摑める気がします」
川尻「この賞を取りたいとか、こういう場に立ちたいとか、イメージしている景色はたくさんあります。でもそれはあえて口にしたくない。そのイメージが具現化したところで、目標のすべては通過点でしかなくて。なんでも満足しちゃったら終わりなので。僕はいつも、近い目標と遠い目標を同時に見据えていたいです。近い目標を達成したら感謝できるし、満足しないですむ。勝って兜の緒を締めよ、じゃないですけど、常にそういう気持ちを忘れたくない」
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河野「僕はドームツアー。でも、それもゴールとしてじゃなくて、あくまで通過点として考えたいです」
白岩「結局、何もかもすべてが通過点なんですよね。僕らも、心から誇れるようなことはまだ成し遂げられていないと思う。だから越えたいものは、強いて言うなら、今日の自分かな(笑)」
川西「僕はシンプルに、コロナという逆境を通過点にしたいです。とにかくみんなの歓声が聞きたい!」
金城「僕たちは美にこだわっているメンバーが多いので、男性ファンに、あんなふうになりたいって思ってもらえる存在になりたいです。日本人の既成概念みたいなのを突破したい。ライフスタイルも含めて、いろんな話題を提供していきたいです」
豆原「僕、『スーパーボウル』が大好きなんです! あそこでパフォーマンスできたらすごいだろうな。それぐらいのスーパースターになりたいです。それすらも、通過点であればいいなって」
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#挑戦者
常に何かに挑戦していく姿勢も、彼らが輝いて見える理由の一つだ。美しき挑戦者として、今は、どんな未来を見据えているのか。
與那城「僕は、何かに挑戦することでしか、人は生きがいを感じられないんじゃないかとさえ思います。どんなことも諦めない自分でいたいです。ずっとこの仕事に就きたくて就きたくてやっと叶えることができた夢なので。今は毎日が楽しくてしょうがない。どんなにハードスケジュールでも限界を感じたことはないです」
佐藤「僕は、世界を回ってみたい。仕事だけじゃなく遊びでも。特に、海外旅行が自由にできるようになったら、パリに行ってみたいです。あ、全然挑戦じゃないか(笑)」
川尻「僕はけっこう飽き性で、新しい物好きなんです。楽しいなと思ったものには飛びついて、面白いと思ったら続けて、そうじゃなかったらやめる。だから、何をするにもチャレンジがつきもの。でも、そういうときには、自分の感性に正直でいたいです。特にダンスで、『これが美しい!』と思う、自分の感性を信じたい。何が正解かなんて死ぬまでわからないんだから、『これがいい!』と思ったら挑戦するマインドを持ち続けたいです」
川西「JO1のことがもっと広まるためなら、なんでも全力でやっていきたい。僕の場合、音楽が好きというのがベースにあるので、音楽で人の心を癒やしたり、震わせたりできる存在でありたい。いろんな音楽表現に挑戦したいです」
鶴房「ドームツアーをやって、その姿を家族に見てほしいです。個人的には、歌詞を書いてみたい。最近、ボカロの歌手に興味があって、僕はバラードが好きなので、恋するオトメに刺さる歌詞を書きたいです(笑)」
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金城「お芝居も勉強している最中ですけど、挑戦したいのは、海外の映画に出ることです(笑)。ワンシーンだけでもいい。アクション映画で、セリフなしで、印象に残る悪役を演じてみたい夢があります」
木全「僕も、全国ツアーの他に、自分の価値を上げるためにいろんなことに挑戦したいです。もしかしたら、緊張しやすいことも武器にできるかもしれないし(笑)、僕にしかできない何かを見つけて、広めていきたいです。自分を大事にしながら」
白岩「JO1らしいサウンドは11人でやるとして、僕1人では、違うジャンルの曲に挑戦したいかな。今はまだその段階じゃないのかなとも思うけど、好きなバンドサウンド、ロックJ‐POPなんかも個人でならやってみたい。あとは海外。『世界ってこんなところ』って驚きたいし、いい意味で打ちのめされたい(笑)」
大平「グループではみんなが言ってることと一緒。個人的には語学とか美容とか、今やっていることを極めていって、お仕事につなげたいです」
豆原「どこまで役者業ができるのかわからないけど、そこからJO1に還元できれば。昔から、仮面ライダーが好きなので、いつかは仮面ライダーになりたいです。あと、グループとしては、自給自足できるグループがかっこいいと思うので、自分たちで曲を作って、振り付けもしていけるようになりたい。いろんな面白さを発信したいです」
河野「僕は、ずっと音楽や楽器に携わっていたいです。僕の音楽活動は21歳から始まったので、まだヨチヨチ歩きですが(笑)、これからピアノとギターをぜひマスターしたい。そして、『JO1って神だよね!』って思われるようなパフォーマンスを展開していきたいです!」
Model:JO1 Photo:ISAC(SIGNO) ,Saeka Shimada Styling:Taichi Sumura Hair & Make-up:Mika Sasaki, Sayuri Nishio,Seika Shimada, Yuko Tamura,Akane Komoto, Yuka Kakihara Composition:Yumiko Ito Interview&Text:Yoko Kikuchi,Satoshi Asahara,Julie Gisen Cooperation:EASE