2022.07.04
脊椎動物の陸域への進出は、どのような形で化石に遺されたか?
舞台はシルル紀、そしてデボン紀へ脊椎動物の進化史上、現在最古の"交尾姿勢"
左右に伸びるクラスパーとの交尾は、すこし難しい姿勢を強いられそうだが、ロングたちは胸びれを用いて、雌雄が交尾の際の姿勢をコントロールしていた可能性を指摘している。
これらの仮説が正しければ、脊椎動物の進化の歴史の中で知られている限り、最も古い体内受精であり、最も古い交尾姿勢ということになる。
受精後は、卵生? 胎生?
画期な発見はまだ続く。
さて、体内受精の先にあるのは妊娠である。板皮類は、現在の多くの硬骨魚類のように卵を産む「卵生」だったのか、サメやエイなどの多くの軟骨魚類のように十分に発育した赤ちゃんを産む「胎生」だったのか?