2017.07.17

【DevOps 用語集】Immutable Infrastructure【2019年12月27日更新】

DevOps Hub編集部

Immutable Infrastructureとは?

Immutable Infrastructure(イミュータブルインフラストラクチャ)とは、インフラを管理する手法の一つで「一度構築した本番環境には更新やパッチの提供などの変更を加えず稼働させる」という考え方です。
本番環境を変更・更新するときは、「本番環境と同じ環境(開発環境)を別に用意しておき、そこで更新・パッチの提供・テストを実施し、問題がないと判断すれば、本番環境と入れ替え」をします。

イミュータブルインフラストラクチャ③.png

イミュータブルインフラストラクチャ④.png

ミドルウエアやアプリケーションはバージョンアップやバグの修正などを適宜行わなければなりません。従来のシステムでは本番環境に直接パッチの提供・更新作業・バグ修正などを行うというのが主流です。しかしアプリケーションやパッチ適用が増えていくと、システムが複雑化してきます。システムが複雑化していくことでシステムの安定稼働が難しくなり、運用チームの負担も大きくなっていきます。

そこでImmutable Infrastructureを取り入れることにより、上記のような課題を克服することができます。

冒頭でも書いた通り、Immutable Infrastructureは本番環境に手を加えません。本番環境に手を加えないということは、更新などによるシステムの複雑化がなくなり、運用チームの負担も軽減できます。

また更新を行う際に、開発環境で十分にテストを行ったうえで本番環境と入れ替えるため、システムの安定性が高まります。さらに毎回新しい環境を作ることで、システムの状態をシンプルかつ一貫性のあるものに保つことが可能となります。

この記事の著者:DevOps Hub編集部

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