アイスランド、フィンランド、ノルウェー
北欧が男女平等実現のために実践してる事
最近、「女は東大に行くと不利になる」というニュースを見てゾッとしたわ。職業選択、会社でのポジション、収入、結婚後の育児分担など、日本ではまだまだ男女平等の後進国よね。世界的に男女平等が実現している国はどういう過程で今のポジションを確立したんだろう?みていこう!
男女平等ランキングでは、
アイスランドが1位、フィンランドが2位
グローバル・ジェンダーギャップ・レポート2016によれば、男女平等ランキングは第1位が8年連続でアイスランド、それ以降がフィンランド、ノルウェー、スウェーデンというように北欧諸国が目立つよ。歴史的に北欧は、他の国よりも早く女性に投票権を与えてきたことが今につながっていると言われているんだ。例えば、フィンランドでは女性参政権が1906年に開始されたのに対して、日本は1947年開始だったわ。
男女平等実現の根拠となるもの
アイスランド
・女性の大学入学者の数が男性を超えている(男性1人あたり女性が1.72人多い計算)
・大学医学部の41%が女性
・80%の女性が何らかの職業に就いている
・高スキルが必要とされる仕事に女性の方が多い(男性1人あたり女性が1.35人多い計算)
フィンランド
・教育現場では、科学(サイエンス)の成績が女性の方が高い
・女性がリーダーになれる機会が豊富に設けられている
・議会では女性の割合の方が高い(男性1人あたり女性が1.67人多い計算)
ノルウェー
・上場企業は取締役会のメンバーの40%以上を女性にすることが義務づけられている
北欧では全体的に女性の勉学精神が高く、女性の方が高技能職(医師、エンジニア、経営者など)についている割合が高いよ。ただ、男女間の賃金差は依然としてあり、これからの課題になっているんだ。
男女平等実現のための具体的な政策やルール
男女平等を推進している各国ではさまざまな工夫をして、ギャップをなくそうとしているよ。
学校生活の中でHeやSheなどの代名詞を使わせない
学校の中で第三者を、HeやSheと呼ぶことは特定の性イメージ(男なら筋肉質、女なら清楚さ)をイメージしてしまうため、英語圏では最近はTheyやitを使う用にしているとか。Theyなら「彼ら、彼女ら」というようにどちらの性別を指すことができるものね。
小さい頃から、性別で将来の夢を決めないように促す
女の子が電車の運転手や大工になりたいって言ったり、男の子が看護師や保育士になりたいって言ったりしても先生や親は認めるようにしているの。「女の子なんだから○○にはなれないよ」という言葉や「男の子なんだから将来は稼がないとね」という発言はNG。
コンビニに成人向け雑誌を置かない
男女平等で障壁となるのが女性を性の対象としてみて、仕事ができないと決めつけること。UN Women親善大使の女優のエマワトソンは「He For Sheキャンペーン」で、女性を性の対象としてみることに反対を唱えてくれているの。女性の水着姿など性の対象とした雑誌が置いてあるのは日本だけという話をよく聞くよ。
男性の育児休暇を充実させる
スウェーデンでは有給の育児休暇が父母合わせて約16ヵ月あるわ。そこに、「育児は女性に任せておけばいい」という社会の厳しい目は存在しないから、夫婦で仕事のことを気にせずに育児に参加できるの。
なんか北欧がうらやましくなっちゃうね! これからは、自分たちの周りでも男女という古い概念をなくしていければいいな。そして、女性だからという理由でやりたいことを諦めないようにしよう。
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