いったい誰が何の目的で送りつけているのか、いま全国の自治体で誘拐を予告するメールが確認されていて、県内にも9市町に届いていることが分かった。「6月28日に下校中の幼稚園児、および、女子小学生334人を誘拐する」これを受けて、坂井市内のある小学校では27日、児童の安全確保のため集団下校の措置をとった。
坂井市教育委員会によると、23日夜、誘拐を予告するメールを受信。「6月28日に下校中の幼稚園児、及び、女子小学生334人を誘拐する」などといったことが書かれていた。坂井市教委は、小中学校から保護者に注意喚起のメールを送ったほか、警察に校区内のパトロール強化も依頼した。
また坂井市内の春江東小学校は午後2時半、児童の安全を守るため全校児童315人を集団下校とする措置をとった。誘拐が予告されている28日も、地域の見守り隊や教職員が付き添い集団下校が行われる。
県警や各市町の教育委員会によると、不審メールは6月21日から23日の間に9市町で確認されている。県警は子供たちに「絶対に知らない人にはついていかず、何かあれば大声で助けを呼び、その場からすぐ逃げるように」と注意を呼び掛けている。