@chablis777
シャブリ

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♪~
(愛)お休みなさい。
(和彦)送るよ。大丈夫。
愛。
(暢子)ごめん…。ううん。 送ってくる。
♪~
♪~
♪「陽の光纏う朝」
♪「開く窓 願う姿」
♪「忘れない 机の前 あなたの場所」
♪「また会えたら話をしよう」
♪「あの日の続きを聴かせてよ」
♪「届いて この歌あなたへ」
♪「降り注ぐ順光線」
♪「照らす背には永久の願い」
♪「『大丈夫ほら 見ていて』」
♪~
(トミ)お帰り。(順次)今日は 一日ご苦労さん。
アガッ! 痛っ。(順次)アイヤー 大丈夫ね?
あっ… 大丈夫です。
(トミ)あっ 暢子ちゃん。夕方ね フォンターナのオーナーさんから何度か 電話が かかってきたよ。
オーナーからですか?
♪~(三線)
(歌子)♪「天ぬ群星や」
♪「読みば読まりしが」
♪「親ぬ寄し事や」
♪「読みやならん」
♪~
お母ちゃんと お父ちゃんどこで出会ったの?
(良子)何? いきなり。
今 お父ちゃんのことを思い出したら 急に2人は どこで出会ってどんなやって結婚することになったのかなって。
そういえば 結婚する前の話はほとんど 聞いたことないね。
うん。
(優子)良子は?
えっ? うち?
晴海が 大きくなって「何で お父さんと結婚したの?」って聞かれたら 何て答える?
先生になるために勉強している時に出会って…。
お父さんと一緒に 沖縄の未来を考えていきたいねって話し合って。
お互いに 立派な先生に…。
立派な先生に一緒になりたいって思ったから。
すてきだねえ。
であるねえ。
(良子)お休みなさい。
(歌子)お休み。お休みなさい。
♪~
(ノック)
暢子です。・(房子)どうぞ。
(賢秀のいびき)
(賢秀のいびき)はぁ~…。
すいません。
ニーニー! 起きて。 帰るよ。(賢秀)ん… ああ…。
はい。 ん~!ああ… ああ…。
(房子)店で ワイン8本頼んで半分は 一人で飲んじゃったの。
アイヤー。
 回想 (矢作)お待たせいたしました。1970年の バルバレスコ・ラスパドーリでございます。
貸せ!
ぽってかす!何やってるわけ?
その上 ここで待たせていたら私の… 私の秘蔵のワインを勝手に…。
申し訳ありません!
ピエモンテで ロンバルディアでトスカーナで カンパーニャで私が集めてきたワインを…。
一生かかっても 償います!
(賢秀)幸せになれるかな…。
俺が 幸せにしてやりたかったヤッサー…。
ちゃーならん! もう帰るよ!
直美~!
あ~ やってらんない。私に つきあいなさい。
おいしい酒でも飲まなきゃやってらんない。
えっ うちが オーナーと2人でお酒を?
これは 頂き物の沖縄の古酒。20年ものよ。
あなたには もったいないけど。
古酒?
丁寧に 仕次ぎをして泡盛を熟成させたもの。
あ~ 実は うち泡盛は あんまり得意ではなくて…。
古酒。
じゃあ 一杯だけ。
ただいま。(トミ)お帰り。
(順次)お帰り。あの… 暢子は?
(順次)さっきフォンターナから電話があって。何か 急用って。こんな時間にね。
(多江)さっき 聞いたわよ。大野 愛さんと ついに婚約だって?
まあ…。(三郎)おめでとう。
(多江)おめでとう。
失礼します。
(三郎)和彦 飲もう。
ちょっと そんな気分じゃないんです。
いいから。 座んな。
♪~
これ… バニラの香りがしてまろやか?
もう一杯。
えっ…。
あっ あ~!あっ 待って… こんなに!?
愛は…彼女には 何の問題もないし何一つ 不足もない。
僕にはもったいないくらいの女性です。
だったら 幸せにしてやんなよ。
(多江)あら 幸せは2人で築いていくものでしょ。
ただ…。
このまま 結婚したらいけないような気がして。
どうして?
まあ 飲みなよ。
あっ すいません。
人間 生きてりゃ何度も分かれ道に立つ。
どっちに行きゃいいか何度も迷う。
その度に エイヤッ!
どっちかに進むしかねえ。
なっ?
♪~
であるわけさぁ。
何で 今のままで いられないんですか?
みんな 結婚とか考えないで何もかも 全部今のままで いいじゃないですか!
あ~!
あっ もう一杯 いいですか?
フッ あんたそういう酒だったの?
これ 本当に まろやかでうちにも 飲みたい時があるんですよ。
もういい ぼちぼち帰りなさい。
質問に答えて!
フッ…。
愛が恐れているのは 愛の破滅よりもむしろ 愛の変化である。
アイ?
ニーチェの言葉。にーちゃん?
ドイツの哲学者フリードリッヒ・ニーチェ。
うちは 恋愛も結婚もしない。
料理が 恋人です。
どうせ うちは 豚ですから。
豚?
「豚に真珠」って言われたんです。
そもそも みんな どうやって恋愛したり 結婚したりするんですか?
うちには さっぱり分からん。
あ~…。
やんばるの頃に 戻りたいさぁ。
つまり あなたは生まれて初めて 恋をしたっていうこと?
恋? うちが? まさかやー。
胸がドキドキして 気が付くとボーッと誰かのことを考えちゃう。
あっ そうです そのとおり!
何で 分かるんですか?うちは どうすればいいんですか?
答えは あなたにしか分からない。
それが 分からないから聞いてるわけさぁ。
でも あなたのお父さんやお母さんもなぜか惹かれ合って 夫婦になってだから あなたが生まれた。みんな そういうものじゃない?
お父ちゃんと お母ちゃんも…。
お母ちゃん… 会いたい。
お父ちゃん 会いたい。
う~…。
大丈夫?
あ… あっ もう一杯いいですか?
これ 本当に飲みやすくて…。
フフッ…。
しょうがないねえ。
ん~…。(房子)フフフフフッ…。
幸せって 何ですか?
どうやったら なれるんですか?
だけど うちの幸せは うちにしか決められないじゃないですか。
だから あなたはどうしたいの?
まず それを決めなきゃ話は 前に進めない。
でも 恋人がいるんだのに好きとか 言えないじゃないですか。
えっ?
今 うち 何て?
えっ?
アイヤー…。
♪~
ぽってかす…。
アチッ!どうしたんでしょう?
ほかに 好きな人でもいるの?
こんな気持ち 初めてだのに。
諦めるのか? 自分の幸せを。
私は 和彦の気持ちが聞きたい。
好きだけど きれいさっぱり 諦める。


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