『BigCon』は空調機・冷機に追加するオプション機材
熱交換器とは空調機(冷暖房機)や冷機(冷凍冷蔵機)の室内機・室外機どちらの内部にも備わっている主要部品の一つになり、その名の通り冷房運転時であれば配管内部を通過する熱い冷媒を冷却(内部の冷媒の熱を外部と交換)し、暖房運転時であれば配管内部を通過する冷えた冷媒を加熱(外部の熱を内部の冷媒と交換)します。
ところが室外機内の熱交換器は内部に収まるサイズでなければならないことやコストの面から性能に限りがあります。外付け熱交換器は室外機の外面に追設する熱交換器になり、冷媒の冷却&加熱を促進します。耐用年数15年。(開発:国立研究開発法人産業技術総合研究所・株式会社グリーンアース)
(特許:第3492420号/第3492422号/第4208982号)
ところが室外機内の熱交換器は内部に収まるサイズでなければならないことやコストの面から性能に限りがあります。外付け熱交換器は室外機の外面に追設する熱交換器になり、冷媒の冷却&加熱を促進します。耐用年数15年。(開発:国立研究開発法人産業技術総合研究所・株式会社グリーンアース)
(特許:第3492420号/第3492422号/第4208982号)
BigCon効果①季節性トラブルの解消(高圧カットなど)
空調機の冷房運転、冷機の冷凍・冷蔵運転は、液体の冷媒が気化する際に室内の熱を奪うことで実現しています。夏季のように室外機周辺の温度が高い場合や換気のように度々室内の温度が上がる際は冷媒の温度も上昇するため液化が進まず、機器側は冷媒への圧力を高めることで対応します。(冷媒は高圧ほど液化しやすい性質を持ちます)
ただし高められる圧力には限界があり、その際に発生する異常停止を高圧カット(高圧圧力異常)と呼んでいます。(インバータ機の場合は停止こそしないものの効きが悪くなることがあります)
{参考:『夏場は要注意!空調機・冷機の高圧カット対策4選 -空調機・冷機 耳より話|株式会社SHOTEC』}
冬季(暖房運転時)に頻出する霜取り運転はそれ自体がトラブルではありませんが、霜取り運転中は暖房運転が停止するため(一部例外あり)、断続的に続くことは悪影響になります。
霜は室内機から送られてくる冷媒が低温のため特に冷えた際に周囲の水分を集め発生します。『BigCon』導入後は送られてきた冷媒がまず『BigCon』内を通過し加熱(保温)されるため、霜の発生が抑制されます。
{参考:『空調機(エアコン)の霜取り運転を防ぐ!室外機の霜対策6選-空調機・冷機 耳より話|株式会社SHOTEC』}
霜は室内機から送られてくる冷媒が低温のため特に冷えた際に周囲の水分を集め発生します。『BigCon』導入後は送られてきた冷媒がまず『BigCon』内を通過し加熱(保温)されるため、霜の発生が抑制されます。
{参考:『空調機(エアコン)の霜取り運転を防ぐ!室外機の霜対策6選-空調機・冷機 耳より話|株式会社SHOTEC』}
BigCon効果②省エネ性能の向上
BigCon効果③機能回復(効きの改善)
『BigCon』による冷媒の冷却&加熱の促進は室内機(エアコンやショーケースなど)から送り出される風がより冷える・より暖まる効果も生まれます。
長年使用した機器は部品が摩耗・消耗していますが、その影響を改善します。
長年使用した機器は部品が摩耗・消耗していますが、その影響を改善します。
『BigCon』導入費用
『BigCon』4つの特徴
『BigCon』(外付け熱交換器)の導入には冷媒を『BigCon』内部に経由させる配管工事を実施いたしますが、この際設備を一時的に停止させる必要があります。
室外機一台あたり3~4時間の工事となりますが、業務への影響を最小限に留めるべく、設備の停止時間は1~2時間に留めて実施します。
室外機一台あたり3~4時間の工事となりますが、業務への影響を最小限に留めるべく、設備の停止時間は1~2時間に留めて実施します。
また対象の空調機・冷機はこれまで通りにご使用いただけます。メンテナンスや操作の必要もないため、新たに現場のお手を煩わせることはありません。
『BigCon』は板状であり、室外機の外面(吸気面など)にアタッチメントと共に設置いたしますので、非常に省スペースになります。
室外機周辺に空き場所がない、周囲が柵に囲まれている環境などであっても、問題なくご導入いただけます。
室外機周辺に空き場所がない、周囲が柵に囲まれている環境などであっても、問題なくご導入いただけます。
『BigCon』はその特性上、騒音や汚水などの発生がありません。室外機設置場所が公道に面しているなど条件の付くロケーションであっても、問題なくご使用いただけます。
また『BigCon』表面にはセラミック塗装を施しており、海辺の地域でも安心してご使用いただけます。(対錆び)
配管工事を行なう関係上、配管内への空気の混入や冷媒漏れが懸念されます。(冷媒配管内に空気が混入した場合、異常停止を起こします)
工事時に配管内に空気が混入しないよう、『BigCon』に精通した熟練サービス会社による施工を実施いたします。施工後は冷媒圧力など正常動作確認を弊社と二重にチェックした上でのお引き渡しとなります。
工事時に配管内に空気が混入しないよう、『BigCon』に精通した熟練サービス会社による施工を実施いたします。施工後は冷媒圧力など正常動作確認を弊社と二重にチェックした上でのお引き渡しとなります。
また『BigCon』自体から冷媒漏れを起こさないよう、取り扱う全製品がピンホール検査実施済となります。
ピンホールとは微細な穴のことで、始めはほんの僅かな穴でもそこから冷媒は漏れ、穴も徐々に広がってしまいます。
万が一機器に不具合が生じた際に原因が 『BigCon』に拠るものか判断するため、ボールバルブ回路の設置もお勧めしております。
いざという際に冷媒流路を以前のものに切り換えることで、ただちに判断が可能となります。(有料)
外付け熱交換器はその出自からサードパーティー(メーカー外)の商品しかなく、メーカーやサービス会社の担当者様でもご存じないことがあります。
お客様が『BigCon』導入後の保守や修理に不安を抱かないよう、弊社ではお客様が希望される場合、現在貴設備を担当されているサービス会社への引き継ぎ対応も無料にて承ります。
外付け熱交換器のベースである熱交換器の原理は専門家にとって身近なものですので、手に余ることはございません。
お客様が『BigCon』導入後の保守や修理に不安を抱かないよう、弊社ではお客様が希望される場合、現在貴設備を担当されているサービス会社への引き継ぎ対応も無料にて承ります。
外付け熱交換器のベースである熱交換器の原理は専門家にとって身近なものですので、手に余ることはございません。
導入後のご相談も原則年中無休にてお伺い、ご対応いたします。
『BigCon』導入の流れ
『BigCon』に関するご説明(プレゼン)を訪問・リモートどちらでも承っておりますので、お気軽にご用命ください。
連携するサービス会社様の拡充により、日本全国にて施工を承ります。(出張費を頂戴する場合がございますので詳しくはお問い合わせよりお尋ねください)
『BigCon』対応機器
外付け熱交換器『BigCon』は空調設備・冷蔵冷凍設備の一部に対応しておりません。(メーカーや室内機の種類は影響いたしません)
貴設備が対応されているかどうか上表をご参考の上、ご不明な点はお問い合わせよりお尋ねください。
貴設備が対応されているかどうか上表をご参考の上、ご不明な点はお問い合わせよりお尋ねください。
よくあるご質問(FAQ)
『BigCon』取り付け枚数が複数となる理由は、室外機の定格出力が高いほど(室外機から室内機へと向かう冷媒流量が多いほど)、多数の『BigCon』で冷媒の冷却を分担する必要があるためです。
あくまで参考ですが、冷媒配管径(液出口)の太さがφ9.5かつ4馬力のエアコンの場合は1枚、冷媒配管径の太さがφ19.05かつ12馬力のコンデンシングユニットの場合は4枚にて施工を行ないました。
あくまで参考ですが、冷媒配管径(液出口)の太さがφ9.5かつ4馬力のエアコンの場合は1枚、冷媒配管径の太さがφ19.05かつ12馬力のコンデンシングユニットの場合は4枚にて施工を行ないました。
弊社『BigCon』は日本およびタイ国にて展開しており、日本では株式会社デンソー様による製造分をご提供しております。(タイ国は中国製と日本製)
十分な数を確保しておりますが、ご心配の際は弊社までお問い合わせください。
十分な数を確保しておりますが、ご心配の際は弊社までお問い合わせください。
「補助金(助成金)を利用しているため、外付け熱交換器のような設備に手を加える施策は採れないのではないか、返還を求められるのではないか」とご相談を受けることもございます。本件については資源エネルギー庁様や東京都様に確認済みですので、問題ございません。
その上で実際に補助金を利用された設備に着手する際は事前に弊社から補助金(助成金)の利用先に確認を行ないますので、ご安心ください。
その上で実際に補助金を利用された設備に着手する際は事前に弊社から補助金(助成金)の利用先に確認を行ないますので、ご安心ください。
高圧カット対策としてはメーカー製も存在する散水装置が一般的ですが、様々な理由から弊社は外付け熱交換器をお勧めしております。
全てここでご説明はできないため、詳しくは下記をご参照されてください。
{参考:『空調機の室外機に付けるなら?「散水装置」VS「外付け熱交換器」-空調機・冷機 耳より話|株式会社SHOTEC』}
全てここでご説明はできないため、詳しくは下記をご参照されてください。
{参考:『空調機の室外機に付けるなら?「散水装置」VS「外付け熱交換器」-空調機・冷機 耳より話|株式会社SHOTEC』}