親子といえども半分は他人の血。
合わないところは合わない。
だからこそお互いに歩み寄る事や、自分に無い良さに惹かれたり、尊敬する事、尊重することが大事で…
夫婦は別れたら他人に戻れますが、間に生まれた子供は嫌でも2人の血を背負って生きていくという事…
それなのに…
我が子に配偶者の愚痴や悪口を聞かせる親はいる…
私はずっと母の愚痴聞き役でした。
父の言い訳も聞いて来ました。
典型的なサンドバッグでした。
親は自覚なし。
お金をかけて、労力をかけて、不自由なく育ててあげているのだから、親の愚痴くらい聞いてよねという感じ。
私も嫌だと言えれば良かった。
私の前でお父さんを悪く言わないで!って。
だけど、お母さんは頑張ってる。
私が味方になってあげなくちゃ!って、父を嫌いになっていきました。
確かに父も悪い。
もっと母に理解してもらえるように努力すべきだった。
夫婦の問題を私にぶつけられても…
結局どちらの言い分も分かるから、私は自分の気持ちを押し殺して生きました。
本当は嫌だった。
お父さんの事を悪く言わないで欲しい
お母さんの気持ちを分かってあげて欲しい
もっと2人で話し合って欲しい
嫌なら別れればいいのに…
離婚が恥ずかしい
世間体があるから
2人は歩み寄る努力より、
敵対する事を選びました。
家庭内でいつも激しく罵り合う夫婦。
お父さんもお母さんも好きな私は、なんとか2人を仲直りさせようと頑張って…
疲れてしまいました。
お互いの言い分があり、どちらが正しいなんて決められない私は、
いつしか、自分の生活においても、あいまいな態度をとるようになりました。
どちらにつくのかハッキリしてよ!と言われても選べません。
だから独りになる事を選んできました。
一方を選ばなければならない時には、もう一方にかなりの罪悪感を抱き…
自分はどう生きれば正解か?と考えるようになりました。
いまだに、私は人を信用出来ません。
人は好きです。
だから苦しい。
厳しい言葉をくれる人にも理由がある、好きになろうとする。
だけど本当は嫌いだと言いたい。
私の気も知らないで好き勝手に言うなんて!と思っても、相手が自分のためにしてくれた事に感謝しなければ!!と。
傷ついても笑い、腹が立っても我慢して…
だんだん自分がどう思っているのかも分からなくなり…
ただ、分かるのは胸の中が温かくなるか、苦しくなるかくらい。
温かくなった時は心からお礼が言えるけど…
苦しい、嫌だって思っても、ありがとうって言ってしまう…
それが常識と言われればそうだけど…
傷ついた、苦しい、もうやめて欲しいという事すら、ありがとうと受け止める自分が苦しい。
だけど、素直に嫌だ!と反発した時に、相手が怒る事もたくさんあって…
怒らせたくなくて、黙る。
だけど、モヤモヤは溜まる。
この感情をどう処理したらいいのかが分からない。
私は誰かの感情を受け止めてばかりで…
私はいつ誰に吐き出せばよいのだろう…
私にとって居心地の良い場所は…
誰もいない場所なのだろうか…
また色々と考えてしまいました。
ネガティブですね。
相手の気持ちに寄り添える状態じゃないのかもしれません。
自分の事で精一杯…
余裕がないな…