「人もいい、ぬるま湯みたい」タイでの経験、行間に 

 【ひと】第52回九州芸術祭文学賞最優秀作に決まった 白石昇(しらいし・のぼる)さん

 日大関係者で競う1996年の「日大文芸賞」以来、二つ目の文学賞の称号を得た。

 「久しぶりに出場を果たした紅白(歌合戦)の歌手みたい。九州王者になれてうれしい」

 受賞作「足の間」は、タイを中心にアジア通貨危機が始まった97年の九州が舞台。キャバクラで働きながら寮で共同生活をする「あたし」と外国人...

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