【BS朝日 毎週水曜 よる8時00分放送】
今回は、俳優の中村雅俊さんが京都を飛び出し、三重県伊勢市にある伊勢神宮を訪ねる特別編。実は京都と伊勢には深い関係が!紀元前より長きに渡り敬われてきた伊勢神宮とその周辺をぶらりと歩けば、京都との意外な繋がりが浮かび上がって来ます。
まずは伊勢神宮、内宮へ。天照大御神を祀る「正宮」には、京都にある元伊勢籠神社との共通点が・・・。この2つの神社の繋がりとは?神宮の前に広がるおはらい町では、京都に深いゆかりのある戦国武将が愛した名物を頂きます。伊勢神宮へのお参りは江戸時代に大流行し、「おかげ参り」「ぬけ参り」と呼ばれました。このおかげ参りをする参拝客のお世話をしたのが「御師」と呼ばれる、今で言う旅行代理店のような役割があった人たち。代々御師の仕事を受け継ぎ、当時の邸宅を今に残す「丸岡宗大夫邸」を中村さんが訪ね、参拝客たちをもてなすための工夫や、今に残る貴重な品々を拝見。また当時の参拝客が、伊勢神宮へのお参りの後に楽しんだのが、花街。かつて遊郭だった頃の面影を色濃く残す宿「麻吉旅館」を訪ね、往年の雰囲気を肌で感じます。つづいて中村さんが訪ねたのは「さいくう平安の杜」。実は飛鳥時代から天皇に代わって都から伊勢神宮に派遣された「斎王」と呼ばれる皇族の女性がいました。一体どんな女性が、なぜ都からわざわざ伊勢神宮に派遣されたのでしょうか?またその斎王の制度は、京都で毎年行われる葵祭とも深い関係があるのです。伊勢神宮を訪ね、京都を再発見する特別編、是非お楽しみに。
旅人:中村雅俊(俳優)