自転車に乗って町を走ると、車や原付の時と見える景色が違う。
それはきっとすぐ降りることができるからではないだろうか、車だったら停める場所が必要だし、原付でも割と場所を取ってしまう、停めるのも億劫になる。
でも自転車は違う、停めようとすればどこでも行けるし、自転車もだいぶ軽い方だからちょっとでも持ち上げればすぐに移動させられる。
そんなわけで走ってる途中で休憩なんかも取れる、店の中に入ったりするときはどうしても鍵が必要になるが、今は鍵を買ってないのでそう言った寄り道はできない、でもベンチに座るくらいならと言った感じ。
町を懐かしく思うのは、自転車の速度で回っているからという所もあると思う。速度が出ると景色に目を向けることもできにくいが、まだ体力もついていない自転車、それもまだ少し不安定さを残しているとなれば速度も出せない、それが逆に町を観察する余裕を生み出しているともいえる。
それに自転車は徒歩なんかよりはるかに早い、歩いたり走ったりする距離を何倍も速く、それも風を受けながら走って行けるのは気持ちがよくて、そして町を歩いていた頃は結構幼い頃のことだったから、この年齢になって眺めてみるとまた違った景色にも見える。
小学校の頃は身長も低く、歩くのにも今に比べれば時間がかかっていたので見える景色も違った、今歩いてみると全然違って、見慣れたはずなのに新鮮な街並みが当分は楽しめそう。
そして出かけるのがある程度習慣化してきたせいか、猫も外で待ち構えてくるようになった。
帰ってきたら居なくなっていたので、本当に挨拶しにきてるだけなんだろうこいつ。かわいいなあ。
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