久々にインネパ系カレーが食いたい気分。ということでこちらに何気の初訪問。
二代目「幸珍」が函館クオリティなアレに巻き込まれ閉店&移転し、丁度1年くらい前に居抜きオープンした記憶。

トリックアート展みたいな壁画すげーな。かつて函館は”日本のネパール”と呼ばれる程、ネパール人のカレー店が群雄割拠状態でしたが、
ラーニキッチン本店はインネパ黎明期に港町にオープンして現在も続いています。
本町店も開業しましたが一瞬で消滅。何をやってもグダグダなシエスタの地下でも一時出店。

「今日スペシルカレー」はキーマカレーです。スペシルが何を意味するかは分かりませんが。日替わり指定という意味か?

店内は見事なまでにインネパ風味に改装。こういう内装品や絵画はどこで買ってくるのでしょうね。働いているネパール人もこうじゃなきゃ落ち着かないのかな。ブラックなりに職場環境は大事ですからね。

ランチメニューは去年の夏から秋にかけてよく通っていた港町本店と共通。チーズナンが美味いと評判ですが、自分にはちょっと重すぎます。

プレーンナンの「ランチセット」850円(税込み)が定番。カレーはキーマで。辛さはホット。

選べるカレー全5種類をコンプリートしましたが、やはりキーマが一番。チキンも良し。野菜とポークはイマイチ。ダル(豆)は好き嫌いが分かれそうなクセ。辛さは同じホットでも港町店に比べやや辛い印象。

パンみたいのとかオイルベトベトの店もある中、ラーニのナンはかなり自分好み。表面が適度なパリパリ感で中もっちり。大きさも1枚食べきるジャストサイズ。昔はこのぐらいの2枚は食えたけど、そういうのはもうやめました。

昔セルフで野菜がとり放題の店あったんだけどな。野菜も最近は高いからね。
お金も時間も無いと食事が高カロリーな炭水化物メインになるのも理解できるわ。

小麦食品を食わない変な宗教みたいのにハマってる人のサフランライスセット。コメ量がデフォで300gオーヴァーなのでご注意下さい。ネパール人店員は日本語が通じますので多いと思う方は減らしてもらいましょう。で、頼んだ本人が「このコメ美味しくない」とか言って、自分のナンと交換する羽目に。

サフランの色、香りが強烈なこのライス、元々安いコメだというのは仕方無いが、ベチャまで行かないけど団子状態で柔らかすぎ。この手の店にしては珍しいな。正直、初来店でこのライスだったら二度と行かないと思う。プレーンナンかチーズナンのセットにしておくのが無難です。

ともあれ人件費で圧倒的アドバンテージがあるインネパ系カレー店は、この先予想される食材値上げラッシュへの耐性も高そうなので庶民の味方として存続していくでしょう。そういう闇の部分も甘受しなければ、このブラックで貧乏な国は成り立たないところまで来ています。
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