久しぶりにゆうくんの夢を見た。
なんとなくポケモンGOを開いたら
ゆうくんから、またプレゼントが送られてきていた。
髪の毛が伸びた。
切れないでいる。
ジくんが長い髪が好きだから?
…違う。ゆうくんに触れられたこの髪が
ゆうが好きだと言った私の髪が
長い指に撫でられ、梳かれた髪の毛が
忘れたくないと言っているから。
ゆうくんから来たLINEを最後に
もうやりとりはしていないよ。
ゆうと会った最後は4/8。
ゆうくんが、レストランでずっと私の写真を撮っていたこと。
2人で見た夜桜。
おんぶされて歩いた公園。
2人で話た言葉。
唐突に鳴った電話。
まで書きましたよね?
そのあとの話はね、
ゆうくんが、「電話にでていい?」と言って出た。
私は彼女かな?て思っていた。
でも相手は、ゆうくんが最高にコンプレックスを抱いた実弟くんだった。
一流の銀行に勤務する弟くん。
ゆうくんはお兄ちゃんらしく、優しく話していた。
「また帰ってきたらゲームやろうな」
て、お兄ちゃんの顔で。
私のこと、いつもすごく最大に信頼してくれていた。
溢れるくらいやりとりした写真たち。
彼の記憶だけは、消せない。
躊躇いながら、車の中で抱きしめあって
お互い何処かこれが最後だと分かっていた。
「もう帰ろうか」
私がハンドルを握って、
ゆうくんを送ろうとしたとき
ゆうくんが「帰りたくない」
と言った。
もう終わると分かっていたのに、重ねた身体は苦しくて悲しくて
身体が裂けるかと思った。
それから一通のLINEをやりとりして
ゆうくんからLINEが来なくなった。
だから、私はゆうくんに片思いする日々にしようと思った。
好きな花や生き物の写真を撮り溜めて、
ゆうくんに送った。
そんな日々が続いた矢先、ハロートークでずっと気になっていたジくんからメッセージがきた。
それから、私は、ゆうくんを忘れた…
ふりをした。
LINEも
もう送らなくなった。
私の諦める気もちと反比例して
ゆうくんがまた私に気もちが傾きだしていた。
でも、もう
私たちは終わっているから。
もう遅い。何もかも。
我を忘れて、苦しくなる恋はしたくない。
さよなら、ゆうくん。
画像は山﨑賢人さんをお借りしています。
ゆうくんに瓜二つだったので…
後日アメンバーにします。