2012/7/29に購入のデロンギ 全自動コーヒーマシン ESAM1000SJ

最近、コーヒーが薄くなった。
豆は挽かれるが、全部がうまく抽出にまわっていないようだ。
機械の内部に粉がもれ、コーヒーのカスがボックスに半分ぐらいしか入らない。

毎日接客に使うものだから、できれば修理に出したくない。

ネット情報ではOリングが原因で故障するケースが多いらしい。
自分のマシンの内部を観察しても、Oリングに異常はみられなかった。
抽出されたコーヒーがどこかで詰まり、うまく排出されないようだ。
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これが抽出ユニット
パーツコード:5513227911
5940円(税込)でデロンギから購入可能。
分解修理で直らなければ抽出ユニットを交換すればたぶん直るはず。

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金属フィルターを外す。
目詰まりを疑ったが、目詰まりはなかった。
一応歯ブラシで掃除。

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金属フィルターの下に、圧力弁みたいなものがある。
ラジオペンチで引っ張ったら外れた。

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圧力弁を外して穴の中を掃除。

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圧力弁パーツも掃除。
バネを若干伸ばしておいた。

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パーツを元に戻す。
圧力弁キャップの向きは写真のとおり。
コーヒーの通り道を確認。

上から圧力がかかると、コーヒーは金属フィルターで抽出され
フィルターとピストンの隙間を通って圧力弁から排出されると思われる。

どうやら圧力弁が固着しコーヒーが弁から流れ出ず、ユニットの上部からコーヒー粉とお湯が吹き出し
マシン内部を汚していたようだ。

自分で直すと仕組みがわかり、メンテナンスのポイントがつかめる。
またコーヒーが薄くなったら圧力弁を掃除してみよう。

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Oリングと各作動部分にワセリンを塗る。
本来は抽出ユニット用グリースを塗るのだがワセリンで代用可能。
スーパーで入手可能なのでお手軽である。60gで500円程度。
純正グリースは5gで1000円もするから24倍も高い。
1本あれば当分使える。


「抽出ユニット」のお手入れ


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石灰除去はダイソーのクエン酸を使用。
(お酢でもいいらしい)
1回の石灰除去に20gを使用。10回分。
半年に1回行う。
ちなみにデロンギ純正品は2回分で1500円。75倍高い。


これでまた美味しいコーヒーが飲める。