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午前10:44 · 2022年6月23日Twitter for Android

こちらに再度の説明と謝罪の投稿です。以下続けます。

返信先:

さん

あらゆるアイデンティティはそもそも観念上の実在なのでそこに物質的な裏付けがないことを論うこと(肉体が男なのだから男に決まっているとか)は本質的に無意味である。これは素朴実在論に拠った考え方…のつもりです。私はそれを根拠にしてトランス差別を批判しようと試みました。(続)

アイデンティティの悩みは苦痛を伴い、それは主として社会(外界)との軋轢が原因だが、そもそも観念上の実在である人間のアイデンティティに本来あるべき形や矯正されるべき形などないと考えます。(続)

苦痛が生まれるのは本来78億通りのアイデンティティが存在するだけの平野に、既存の枠組から強制的な選択(社会のジェンダーバイアスにより実際はさらに狭められる)を迫られるからだと私は考えました。ゆえに社会はこの苦痛を無くしていくために枠を解体してゆかねばいけない。そう考えました。(続)

ここから先が一番の問題箇所で、強制的な選択があることを苦渋ながらも受け入れた人に苦痛があることを私は下手なレトリックで「ある意味とても安易な選択」と記したが、これは実際に苦痛を感じている人を軽視した、非常に問題ある表現だったと今現在考えています。(続)

また自身がよく開陳する実在論や実存主義上の概念を「いつもの話」くらいの調子でなんら説明もなく前提にしたこと、前後の文脈が切り離されて読まれるツイッターの特性を考えなかったこと(男性の肉体に女性の心などという事例はありえないという意見への反論としての意味はここで失われました)　(続)

何よりレトリックのつもりで他者の苦痛を軽く扱うような表現を用いたこと。これらがことに悪手であったと考えています。文章を扱う人間として非常に悪い投稿の仕方だったと現在考えています。申し訳ありませんでした。(続)