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 日々の出来事を記録。
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右翼中学生?
中学に上がると私は「剣道部」に入部した。本当は柔道を続けたかったのだが、学校に「柔道部」はなかったからであるとともに、防具を付けたファッションが「侍」になったみたいで、いわば私は「見た目」から「剣道部」に入部したといえる。
 この頃は「スポ根ブーム」と呼ばれる、先に紹介した「柔道一直線」をはじめ、同じ梶原一騎先生原作の不朽の野球劇画「巨人の星」、サッカーの「赤き血のイレブン」キックボクシング「キックの鬼」といった作品や、女の子達にもバレーボールの「アタックNo1」「サインはV」等々が空前の大ヒットしていた。

 それらの作品は、苦行のような過酷なトレーニングで技術を向上させ、欠点を克服し、それらを支える精神力は「根性」によって強化されていくというものだった。
 これぞ「スポーツ根性物=通称・スポ根」ブームとなって広まっていったのだった。

 先に「侍みたいなファッションだから。」と述べたが、私は剣道に打ち込むと共に古き日本の文化への傾向も深くして行ったのだった。
 剣道ばかりでなく先の柔道も、劇画「柔道一直線」からスタートして、柔道ドラマの古典「姿三四郎」シリーズも読み始め、柔道の成り立ちを研究していくと共に大きくカルチャー革命が起きた明治時代から溯り、武田信玄、上杉謙信といった戦国武将をそれぞれヒーローとして描いた小説、井上靖の「風林火山」や海音寺潮五郎の「天と地と」といった作品に思いを馳せ、古き日本への造詣を深めていった。
 
 とはいえ、古き日本文化を見直すべきだ!という考えがいささか暴走し、欧米の外国文化に毒されてはならんッ!という方向の考えに向かい、小学校を卒業したばかりでどうやら私は右翼中学生になってしまったようだ(笑)洗脳でも教育されたワケでもなく、自発的にそうなってしまったのだから仕方ない。まあ、小学生の時に観たアニメ「サイボーグ009」の、旧・日本海軍の連合艦隊が復活する話「太平洋の亡霊」を観て「こんなに素晴らしい帝国海軍が、なぜ負けたんだ?」と思いつつ感動していたので、その素質はあったのだろうが・・・。
 それだから、英語の授業など、「欧米文化の象徴たる英語など、覚える必要なしッ!」と完全拒否!(ホントはただ勉強したくなかっただけ。)などと、ちょっと問題児だったんじゃないかなあ・・・。

 まあ、国家権力に立ち向かう、左翼の方々の反骨精神にも感銘を受ける部分もあるが、(今だ現役チャキチャキの極左精神を失わず、『美味しんぼ』の作者・雁屋哲氏の名作『男組』は私の大好きな劇画である。)しかしこの時期60年代末~70年代初頭にかけては学生運動の盛んな時であり、「連合赤軍」といった極左団体の「浅間山荘事件」をはじめ、日本中至る所でテロ活動を行っていた頃であり、政治には詳しくない私の頭には、そんな左翼集団は「悪の軍団」としか判断できなかったのだった。
 ・・・しかしその後、憧れた帝国海軍等も更に深く色々調べていくと、様々な問題点も多々見つかり、盲目的に崇拝する心からは冷めていったが・・・。

 もっとも71年に入ると、「スペクトルマン」「帰ってきたウルトラマン」「仮面ライダー」といった特撮ヒーロー番組が再び製作され、「第二次怪獣ブーム」が起こった。が、この時、前回の怪獣ブームと違う点は、巨大怪獣と戦う巨大ヒーロー番組も多く制作されたが、同時に等身大のヒーローが怪人と戦うという図式の「仮面ライダー」に代表される作品も数多く製作され、それらは人間からヒーローに「変身」する様子も見せ場の一つとして強調された作りになっていたので、別称・「変身ブーム」とも呼ばれるムーブメントとなって広まっていったのだった。
 特に、先の「第一次怪獣ブーム」と違う特徴の代表格たる「仮面ライダー」の大きな特徴は、アクション・シーンにトランポリンを多用したジャンピング・アクションと、殺陣の華麗さであった。これは「柔道一直線」で立ち回りを担当した「大野剣友会」が、必殺技で投げられた相手の表現として使用した、トランポリン・アクションの発展型であり、ともすればドロ臭くなる柔道アクションを華麗な動きで表現した経験から、「仮面ライダー」ではさらにキレ味の良い打撃アクションに発展させて表現していたのだった。
 もうひとつはバイク・アクションであった。これは番組スタート前、「モトクロス・ブーム」も起こっており(あの官能劇画作家の村祖俊一先生も、鳴神俊名義でモトクロスバイク漫画「モバック」を連載してヒットを飛ばしていた。)、競技場の中で走るレースではなく、様々な過酷な地形でスピードを競い合うオフロード・マシンのモトクロス・レースが流行したので、「仮面ライダー」のスーパー・オートバイ「サイクロン」は荒地の中を走り回っていた。
 更に加えて、毎日放送のプロデューサーが戦時中は「伝令兵」を勤めていた過去があり、伝説のスーパーバイク「陸王」にまたがり、「情報」を持って中国大陸を走り回っていたという。それで番組試写を観るたび、「あんなのは、まだ本当のバイクの走りじゃないッ!本物のバイクの走りはもっと違うんだッ!!」と、番組スタッフに発破をかけていた。それで「仮面ライダー」のバイク・アクションもエスカレートして、おなじみの「爆発の中を走り回るサイクロン!」という映像が誕生したが、これは毎日放送のプロデューサーが戦時中、爆弾や砲弾が飛び交う爆発の中、地雷原を「陸王」で走破した経験が元になっているという。
 その他に、地元の「足利東宝アサヒ座」という映画館で「東宝チャンピオンまつり」等を観ていたのだが、ここの映写技師が「妖星ゴラス」から「ゴジラの息子」まで東宝の撮影班に居た人で、私はその人と仲良くなり、円谷監督の話を聞くのが楽しみだった。・・・なんでも円谷監督はとても厳しく、おっかない人だったという。我々ファンの立場だと、にこやかに写っている写真のイメージしかないので、「厳しく、おっかない人」というのはギャップを感じたものだった。

 こうして再び怪獣やヒーローに熱を入れ出した私だが、特撮も日本文化の代表だ!という意識を強め、日本特撮を愛する「特撮右翼」たる気持ちを高めていったのだった。

 ・・・・・と、言っても海外特撮を否定していたワケではありませんよ。この頃から「サンダーバード」や「スティングレイ」といった、ジュリー・アンダーソン作品から「吸血怪獣ヒルゴンの猛襲」といった作品まで大好きですから(笑)

擬人化大和就任

擬人化大和砲撃


作画イラストは「擬人化兵器サイト」に投稿した「戦艦大和」の擬人化イラスト。 
 「戦艦大和」は自分にとっても子供の当時より、「怪獣」と同等のカリスマだった。・・・なんせ「ガンプラ」の存在しないご時勢であったので、「0戦」と「大和」はプラモデルの一流ブランドだったのだ。 
 ・・・なぜ戦艦の大和が女性に擬人化されるか?と云うと、イギリス海軍に習い、船は女性に擬人化されるもので、勇ましい戦艦であっても例外ではありません。「航空母艦」=「空母」や、「姉妹艦」という名称はあっても「父艦」「兄弟艦」てぇのはありませんから(笑)
 それにまた日本には「船魂信仰」というものも太古からあり、「船に宿る魂は女神」というものなので、いずれにせよ船の女性に擬人化は当然というべきかな?

 上のイラストは大和の「連合艦隊旗艦就任」のイメージ。下はフィリッピン奪還「捷号作戦」で唯一敵艦砲撃が行われた「サマール島沖海戦」。  トマホークを構えるネイティブな娘は、ネイティブながら艦長にまで上り詰めたアーネスト・E・エバンズ中佐の駆逐艦ジョンストンの擬人化少女。
 大和以下、連合艦隊の戦艦部隊にとって、最後の大作戦「捷号作戦」発動で、偶発的に起きたサマール島沖海戦での、大和最初で最後の、伝家の宝刀・46サンチ砲唯一の敵艦への射撃です。
 洋上世界最大の巨弾を喰らい、孔だらけになっていくジープ空母ガンビア・ベイちゃんを守るため、ネイティヴのエバンズ艦長指揮する駆逐艦ジョンストンちゃんが果敢に挑みかかって行きます!まだ人種差別の激しかった米海軍内で、ネイティヴながら駆逐艦の艦長に登り詰めたキャプテン・エバンズのサクセス・ストーリーも敬意を表します。
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この記事へのコメント

私もブログはじめました
ブログいろいろ見ていたら辿りつきました!私もブログはじめました!写メとかも載せてみましたょhttp://37514.net/pc/weblog/home/yuka/←見に来てください!
優香 [URL] 2006/01/19(木) 17:50 [EDIT]

こんにちは
芸能人の秘密教えます。
http://www.dvd-synergy.com/1643
ゆうな [URL] 2006/04/02(日) 12:39 [EDIT]

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帰ってきたウルトラマン『帰ってきたウルトラマン』(かえってきたウルトラマン)は、1971年(昭和46年)4月2日から1972年(昭和47年)3月31日に東京放送|TBS系で毎週金曜日19:00 - 19:30に全51話が放送された特撮テレビ番組一覧|特撮テレビ番組。ウルトラマン(但し1966年 [続きを読む]
仮面ライダー!情報局 | 2007/08/10(金) 13:41
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