デレマスアイドルでわかるヘアカラーリングの基礎知識
ヘアスタイルの話を少しでも解りやすく読むためのヘアカラーリングの基礎知識です。少し難しめの内容なのでつまらないと感じたらバックしても構いませんが、雰囲気だけでも理解できるとヘアカラーリングの話がより楽しく読めると思います。
一見は黒髪に見える大沼くるみさんですが、注視すると透明感のあるグレーであることが分かると思います。実際の黒髪をグレーにヘアカラーする時の工程を説明しながら、ヘアカラーリングの基礎知識について記していきます。
- 自毛について
こちらが現実的な自毛の大沼くるみさんです。
図はJHCA(日本ヘアカラー協会)が制定した「カラーリング・レベルスケール」という髪色の明るさの目安です。日本人の自毛は約4〜5レベルです。数字が上がるほど明るくなり、およそ8レベルからが茶髪、13レベルからが金髪と呼ばれることが多いです。
- ブリーチ(脱色)
まず髪を白に近づけるためにヘアブリーチを使用して脱色します。 透明感とカラー剤の色をしっかり出すために自毛のメラニン色素を抜く必要があるためです。
黒い画用紙に絵を描いても色がはっきりしませんが、白い画用紙に絵を描くと色が綺麗に出ますね。それとほぼ同じ原理です。
左はブリーチ1回目、真ん中は2回目、右は3回目です。 個人差がありますが、くるみは地の色素がかなり薄いのでこれくらいだと思います。
・カラー剤
ベースができましたのでようやくカラーリングです。 ダークアッシュと呼ばれる色のカラー剤を使いますが、それだけだと自毛の黄ばみが残ってしまうため黄色の補色であるヴァイオレットを混ぜてカラー剤を作り、塗ります。 しっかり時間をおいてシャンプーをしたら…
透明感のあるグレーカラーの大沼くるみさんの完成です。
- まとめ
10レベルくらいまでのブラウンならカラー剤一本で綺麗な色が出ますが、大沼くるみさんのようなグレーカラーやカラフルな色にしたい場合はブリーチが必要となります。ブリーチカラーはとてもいい色が出ますが、デメリットとして色持ちの悪さや髪へのダメージ、ブリーチ剤が劇薬のためセルフカラー非推奨だというところがあります。ブリーチカラーをしたい時は担当の美容師さんとよく相談してください。