@chablis777
シャブリ

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(暢子)「お母ちゃん ネーネー 歌子元気ですか?久しぶりに手紙を書きます」。
お願いします。はい。
「早いもので うちが東京に来てもうすぐ 丸6年。フォンターナはこの前も 雑誌の取材を受けうちも インタビューを受けました!」。
(記者)イタリア料理は 家庭で作るにはなかなか ハードルが高いですよね。
いえ。 この料理なら リコッタチーズを水切りヨーグルトで代用すればご家庭でも作れると思います。(シャッター音)
暢子さんはプライベートでも イタリア料理を?
イタリア料理だけとは限りません!
おいしいものは何を食べても勉強になります。
料理の修業は 年中無休ですから。(シャッター音)
(記者)暢子さん。ん?
(記者)現在 恋人は?
まさかやー! うちは 料理が恋人です。結婚願望は?
全くありません!(シャッター音)
「毎日 忙しいですが やりがいを感じてとても楽しく仕事しています。和彦君は 新聞社で活躍中。今や 学芸部のエースと呼ばれているそうです」。
(田良島)琉球政府時代か。
(和彦)はい。 首里城は いろいろな意味で沖縄の歩みを 代表してると思います。
復帰前のことを掘り下げることが今こそ 意味があるんじゃないですか?
うん…。
気持ちは分かるが今 お前 手いっぱいだろう?
沖縄は 僕のライフワークなんです。(田良島)分かった 分かった。
「沖縄のことを話している和彦君は何か キラキラしています」。
砂川社長 チバリヨー!
(智)ありがとう!(愛 暢子)チバリヨー!
「智は 間もなく独立して 食品卸の会社を始めることになりました」。
頂きます。(愛)フフッ…。
あっ 和彦君しょうゆ かけ過ぎ!
そう?この塩加減が パーフェクトなわけ。
暢子は さっきから取り過ぎやんどー。
あっ 何でインチキ 返して!
また始まったよ。ほらほら ケンカしないで。
じゃあ ジャンケン。ジャンケン?うん。
「とにかく うちは毎日 充実しています。この幸せがいつまでも続けばいいのにと願っています」。(智)ジャンケン ポイ!
♪~
♪「陽の光纏う朝」
♪「開く窓 願う姿」
♪「忘れない 机の前 あなたの場所」
♪「また会えたら話をしよう」
♪「あの日の続きを聴かせてよ」
♪「届いて この歌あなたが」
♪「信じてくれたように」
♪「どんな日々もどんな意味も」
♪「繋がっている」
♪「響いて この歌あなたへ」
♪「降り注ぐ順光線」
♪「照らす背には永久の願い」
♪「『大丈夫ほら 見ていて』」
(歌子)「ネーネーお手紙ありがとう。良子ネーネーは 晴海と今でも ここで暮らしていて働くことを石川家の皆さんが認めてくれるまで戻らないそうです。博夫さんは お義父さんたちを説得し続けてるみたいなんだけど…」。
(石川)最近 変わったことない?
(良子)バナナの味ならいつでも一緒。
だからさ。バナナじゃなくて。
変わらないといけないのは博夫さんの方 ア ラ ニー。
(善一)ああ ああ… 優子さんは運ばなくていいから。
(優子)これぐらい大丈夫。駄目駄目。 レジをお願いします。
(優子)いや でも もうすぐそこだから。
駄目なものは 駄目。ほり 早く。
分かりました。アリ アリアリ…。
(安室)やっぱり 第二の青春さぁねぇ。
(新垣)カナサンドー。老いらくの恋かねぇ。
おばぁ 老いらくって…。
アガッ!
(笑い声)(善一)ったあ…。
また 知念先生のクラスの子が廊下を走ってましたよ。
(知念)アイヤー… すみません。
規則には 理由がある。ぶつかってケガでもしたら 大ごと。
もっと 担任として自覚を持って指導してね。
はい。 以後 気を付けます。
(児童)「その手を母さんキツネは しばらくにぎっている間にかわいい人間の子供の手にしてしまいました。ぼうやのキツネはその手を ひろげたり にぎったり」…。
誠 ちゃんと前を向いて。
何回言えば 分かるの?
やる気がないなら廊下に立っておきなさい。
立ってなさい。
はい 続き読んで。
(児童)「つねったりかいでみたりしました」。
(賢秀)お~…。上等ヤッサー。
真面目に働いたからな。 うん。
(直美)ごめんくださ~い。
チュラカーギーさー。
(直美)ちゅ?
あっ いや ご用件は?
私 横浜の方で 化粧品や洗剤などを作る会社に勤めている多田直美と申します。
実は 今 経営の方が すごく厳しくて。
それは大変やんやー。
あっ どうぞ 入ってください。
おっ おおっ…。
汚いですけど どうぞ。
何で こっちの方まで?
こっちの方に親戚がいて少しでも足しになればと思い行商して回っているんです。こんなものを扱っているんですがいかがでしょう?
買います!この石鹸 あるだけ 全部 下さい!
本当ですか?
50個でお値引きさせていただきますのでえっと…。
じゃあ これ。(直美)えっ?
釣りは 要りません。(直美)ありがとうございます。
若社長さん?あっ いや 俺は…。
若社長… ですね。
本当ですか?
これ 連絡先です。
俺 比嘉賢秀です。
比嘉さん。沖縄の一番星といわれてましてね…。
(清恵)どちらさま?
君! 遅かったんじゃないか。(清恵)へっ?
お客様に お茶!ああ…。
全く 気が利かない従業員でしょうがないな~!ほら! お茶 お茶 お茶…。私? 何 押さないでよ!
あの!
ありがとうございました。さよなら。
えっ? あっ…。あっ… あっ ちょっ…。
あっ ちょちょちょ…。さよなら!必ず 連絡しますからね。
(寛大)何だ あの石鹸。
さあ 好みなんじゃない?
好み? 石鹸?
はぁ~…。 直美ちゃん。
(和彦)デートに誘いたい?
いつもとは違う雰囲気のムードある お店で暢子と しっかり話をしたいと思ってるわけ。
どんな話を?
例えば… 未来の話とか。
未来って 日本の? それとも沖縄の?
いや そういう未来じゃなくて。
そういうことね。
どういうこと?
鈍感。
(ドアが開く音)ただいま。
(愛)お帰り。お帰り。(和彦)お帰り。
えっ? どうしたわけ?
暢子 次の休み いつ?
日曜日。2人で どっか行かないか?
横浜の中華街!
この前は お店入る前に 肉まん食べたからギョーザと 青菜炒めとマーボー豆腐と 酢豚と五目あんかけごはんを 食べたところでおなか いっぱいでエビのチリソースもチンジャオロースも ホイコーローも食べられなかったよねぇ。
だからよ。今度は そういうのじゃなくて…。
あっ 分かった!
4人で行けば もっと おいしい料理をたくさん食べられる!
今度は 絶対 4人で行こう!
いいね。
その日 私たち 予定があって。ねっ。うん。
大丈夫?
酔い覚ましっていうのは口実で本当は これを早く読みたくて。
結婚願望は 「全くありません!」。
アイヤー 恥ずかしい。
うちのこと 変わり者だと思う?
ちっとも思わない。
ここだけの話 私も昔結婚はしないって思い込んでたの。
まさかやー。
私 洋裁をしていた母の影響で子供の頃からファッションに興味があったの。
夢は いつかパリで働くこと。
パリ?
パリで働く自分を想像すると幸せで結婚なんて 考えもしなかった。
だから 新聞社でもパリ支局に配属されることが夢だった。
デージ格好いい!
今は もう諦めてるけど。
どうして?
パリ支局は ファッション好きなだけで行けるほど 甘くはないし…。
結局 「結婚して 幸せになってほしい」っていう親の期待を 裏切れないと思う。
暢子ちゃんが 羨ましい。
いつも自由で 何にも縛られず感じるままに生きていて。
うちは 愛さんが羨ましい。
おしゃれで 上品で 頭もよくて。
ううん。
お互いないものねだりってことなのかな。
うちは 今 とっても幸せ。
ずっと このままで 暮らしたいわけ。うん…。
それはどうかな。ん?
望んでも 望まなくても変化は 突然やって来るものだから。
変化は 突然…?うん…。
あっ 明日 よろしくね。
父の誕生日祝いで両親とフォンターナに行くから。
和彦も 一緒。
精いっぱい サービスします。
(愛)フフフッ。
♪~
(豊)先月行った葉山のフレンチもよかったがこの店のイタリア料理も なかなかだね。
はい。 去年 連れてってくださった軽井沢のステーキハウスにも2人で また行ってみようって愛さんと話していたんです。
(豊)来週辺り 4人でどうだ?
(富子)あなた 今日はそんなお話をしに来たんじゃ。
失礼いたします。
ドルチェをお持ちしました。
うちで持ってる 白金台のマンションに近々 空きが出るんだが一度 2人で見に来ないか。
マンションを見に?
籍を入れる前に 一緒に住むのは気が引けるというなら式を早めてもいい。
最近じゃ ジューンブライドという言葉もはやってるそうだし結婚式は 6月でどうかね?
結婚 ですか?
お父様 私たちは まだはっきりと決めたわけじゃ…。
誰かが背中を押さなきゃ2人とも 仕事仕事で話は ちっとも前に進まない。そろそろじゃないの?
そうですね。
失礼いたしました。
(矢作)暢子 どうした?
矢作さんは 何歳の時に結婚しました?
(矢作)はっ? あ… 19。
アキサミヨー! 早すぎさぁ。
(矢作)結婚は 勢い。逆に 勢いがなきゃ 一生できない。
変化は 突然訪れる…。


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