こんにちは、『よしりん』こと
吉野 敏明(参政党 共同代表)です。
食品が値上げされはじめました。
家計に大打撃です。
とはいえ「企業がけしからん!」と言うのは違います。
原料などはもっと高騰していて、
その一部を値段に反映させたに過ぎないのです。
ウクライナとロシアの戦争、
ロシアへの経済制裁、原油価格の上昇…
原因は世界規模です。
懸念されるのは家計への負担増だけではありません。
事態はもっと深刻なのです。
じつは、
食料が足りなくなる、お金があっても食品が買えない、
そんな危険があるのです。
■飽食の日本で食料不足に!?
日本の食料は半分以上を
外国からの輸入に頼っています。
食料自給率、つまり
日本が自分でつくっている割合は37%。
こんな国は日本だけです。
なにかあって外国から輸入できなくなったら、
37%しか食料がまかなえない。
これではわれわれは餓死してしまいます。
もっと言えば、化学肥料、
ビニールハウスのビニールや暖房の燃料、
種、牛や豚や鶏のエサ、鶏のヒナ、すべて輸入。
これらすべて含めたら
食料自給率は0%かもしれません。
5月13日には、インドが小麦の輸出を停止しました。
(インド、小麦輸出を即時停止-国内の食糧安全保障を優先https://news.yahoo.co.jp/articles/3a3cb3078cd3111dee9883216c9945d1708e3ca2)
輸入できず食料不足になる、
ここ日本では現実にありえることなのです。
■崩壊寸前!追いつめられた日本の農業
日本は数万年ずっと
輸入も輸出もせずに上手くいっていました。
もちろん種も肥料も、
すべて自分たちでまかなっていました。
なのに何故こんなことになってしまったのでしょう?
それは敗戦したからです。
6年8ヶ月もの間、GHQに占領され、
『食糧管理法』を悪用された。
もともとは国民に食料が行き渡るようにする
ための法律だったのに、
「米はつくらなくていい」
「減反すれば補助金をだしてやる」
「小麦を輸入しろ」
と変えられてしまった。
『農地改革』もやられた。
地主がもっていた広大な農地を、
小作人に細かく分けてしまった。
そこに”平等”の名の下、
長男だけに相続していた農地を
兄弟で分割するようにされ、
3代相続すると農地が4畳半しかない
みたいになったのです。
「これでは農業なんかできない」
といって、みんな田畑を手放し
兼業農家どころかサラリーマンになったわけです。
こうして法律でやりたい放題やられた上に、
「小麦を食べろ!」と大キャンペーン。
「米を食うとバカになる」
「小麦を食べて牛乳を飲めば
アメリカ人みたいに背が高くなって強くなる」
と栄養指導に巡回し、
小麦中心でなんでもかんでも油で炒める
食生活にされてしまった。
さらに、給食はパンになり、脱脂粉乳を飲まされた。
その結果、小麦粉、大豆油、
乳牛のエサであるトウモロコシ粉を
大量に買わされるようになってしまった。
日本人のためではなく、アメリカが売りたかっただけ。
こうして農家は希望がもてなくなり、
今となっては平均年齢75歳、米農家にいたっては80歳。
この人たちが10年後もつづけていて「平均年齢90歳」
というわけにはいかないわけです。
つまり、あと4~5年したら
完全に崩壊してしまうのです。
日本が数万年ずっとやってきたことが
ズタズタにされました。
「国を乗っ取るには食を乗っ取る」
これは占領支配の基本なのです。
■家計苦・食料不足対策「お米を食べよう」
われわれは一体どうしたらいいのでしょう?
お米を食べることです。
お米は1粒からなんと
500粒とか1000粒とかができるのです。
5粒6粒でお茶碗1杯分ができる。
この効率の良さというのは凄い。
そして栄養価も非常に高い。
玄米の周りの部分には良質なアミノ酸が、
中心の胚にはビタミンBを中心に
色々なミネラルが含まれている。
人間が補充しないといけない必須アミノ酸、
タンパク質の材料が全部入っているのです。
ビタミン類もほとんど入っています。
化学肥料や農薬をつかわない
健全な土壌で育てると、
ミネラルが約50倍になると言われます。
玄米だけ食べれば生きていける
くらい栄養が豊富なのです。
それに比べて小麦は、
タンパク質が摂れないし、
必須アミノ酸の構成比が悪くて足りない。
血糖値が上がりやすいし、
グルテンという免疫撹乱物質も含まれている。
つまり、日本人にとっては病気の原因になるわけです。
実際、わたしのクリニックでは、
小麦を半年やめると病気が治る人がたくさんいます。
頭痛が治る、花粉症が治る、クローン病が治る、
そんな人ばっかりです。
「お米を食べなさい」と言うと、
「え、パンの方が好きなんですけど」とか
「パン屋さんが潰れても良いんですか?」と言われます。
米粉でパンもケーキもつくればいいじゃないですか。
もっと色んな食品も開発すればいい。
米粉用の品種もあります。
品種だっていろいろ開発すればいい。
逆になぜ小麦を食べることに執着するんですか?
これは国を守る、日本人を守る、子どもたちを守る、
そういう話なのです。
お米をもっとつくれるようにして、
農業を復権させるのです。
そうすれば、農業をしたい若い人も増える。
休耕田だらけになった土地が生かされ
国土だって保全できる。
米が余るほどつくれれば輸出だってできる。
世界的な事情で食品が値上がりしても関係ない。
日本を取り戻すために、お米を食べるのです。
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