東京国税局トップを異例の処分 職員不祥事相次ぎ、厳重注意
国税庁は23日、国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をだまし取ったとして東京国税局の職員が逮捕、起訴された事件など不祥事が相次いだことを受け、市川健太東京国税局長(59)を厳重注意処分とした。国税局トップが処分されるのは異例。
東京国税局では今月、持続化給付金をだまし取ったとして職員の塚本晃平被告(24)=詐欺罪で起訴=が仲間とともに警視庁に逮捕されたことが判明。
東京国税局の税務相談官が、妻を殴ってけがをさせたとして傷害容疑で逮捕されたほか、千葉東税務署の職員が電車内で女性の太ももを触ったとして、千葉県迷惑防止条例違反の疑いで現行犯逮捕された。