NTTドコモの「かけ放題」プランを不正に利用し、回線接続料およそ1億円をだまし取ったとして、通信事業会社の代表の男ら14人が逮捕されました。

逮捕されたのは、東京都の通信事業会社代表高橋和男容疑者(59)と、別の通信事業会社の社員神山悦智(かみやま・えつのり)容疑者(51)ら14人です。

警察によりますと14人は、去年3月、NTTドコモの「かけ放題」プラン84回線を使用し、長時間の発信を繰り返して、NTTドコモからおよそ1億円をだまし取った疑いがもたれています。



今回は、ドコモの回線で電話をかけ、高橋容疑者側の回線で電話を受けていました。

この場合、「アクセスチャージ」と呼ばれる料金が、ドコモから支払われる仕組みで、14人で特殊な機械を使い、2年半の間に合わせて1450万時間、電話をかけていました。


警察は14人の認否を明らかにしていませんが、組織的に十数億円を得ていたとみて、調べを進めています。