株式会社 伸和食品(愛菜弁当)
■取材協力/株式会社 伸和食品
代表取締役 当瀬 広海(61)
都城市志比田町5548-6(志比田食品工業団地内)
TEL/0986-23-2191
今回は昭和55年創業の株式会社伸和食品(愛菜弁当)のマネージャー代理当瀬恵子さん(33)と配送・製造責任者の当瀬正洋さん(30)に話を伺いました。
当社は昭和55年に惣菜の製造、卸の個人事業を現社長である父が引き継ぎ、同年5月に都城市安久町で創業。昭和58年11月に有限会社伸和食品として法人設立しました。そして昭和62年10月に志比田食品工業団地に新工場を設立し、平成14年10月に株式会社へ組織変更しました。
現在、従業員は全体で約90名。愛菜弁当(都城・宮崎・鹿児島国分営業所)、仕出しの伸和、ランチBOX(都城・熊本人吉店)ラブクック(鹿児島騎射場・鹿児島国分第一工大前店)を展開しています。
企業向け弁当の先駆けとなった愛菜弁当、店頭販売と仕出しほか、1g1円のバイキング形式惣菜が好評のランチBOX、ラブクックは日替わり280円弁当を店頭販売しています。
志比田工場では、一日平均2200食の弁当を製造しています。製造は分業制で、午前2時から4名で調理を始め、9名で盛り付け、朝8時には約2200食を作り上げます。効率のよい流れ作業で、1時間で1000個を盛り付けます。愛菜弁当では、事前発注分に加え、各エリア配達担当者の経験をもとに毎日の個数を予想し、配達をしながら販売も平行しています。しかし、天候やメニューなど、日によっては売れ残りが出ることも。逆に予定数を超える場合はランチBOXで追加分を調理するため、ロスをいかに最小限に抑えるかが一番の課題です。
日替わり弁当は栄養バランスとコストを考えながら1カ月単位でメニューを決めています。中でも人気はチキン南蛮や白身魚フライなどの「タルタル」がけ。タルタル人気は「チキン南蛮発祥の地」ならではです。通常は魚より肉のメニューが人気なのですが、同じ白身魚フライの日でも、タルタルがけの日は売れるんですよ。
近頃は弁当屋が増え、価格競争も激化。全国的に単価が下がっています。厳しい現状ですが、「お客様に健康と笑顔と真心をお届けします」をモットーに、弁当屋と言えば「愛菜弁当」と言って頂けるよう、材料の仕入れから調理法などにも工夫を凝らし、皆様にご満足頂ける弁当を提供できるよう、今後も従業員一同努力して参りますので、ぜひご利用下さい。 (順)
平成16年、都城市都島町にオープンしたランチBOXは、店頭販売と弁当の配達を行っており、利用者は一般の方から企業・団体までと幅広い。
メニューはおにぎり弁当280円からとリーズナブル。豊富な定番メニューほか、日替わり、幕の内などバラエティーに富んだメニューが揃い、幕の内はご予算と事前相談で和風・洋風にもできる。弁当ほか、折詰め、盛皿も好評で、弁当、盛皿などは子ども向け、お年寄り向けに、などの要望や、予算にも対応してくれるので気軽にご相談を。