街の人に声をかけ、その家にお邪魔する「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」。1月15日(月)の放送では、終電後の荻窪駅で出会った、たかまつななさんのおうちにお邪魔しました。
たかまつさんはピンで活動しているお笑い芸人。"現役・東大院生の女芸人"としてメディアで見たことがある方も多いのでは?
出身は横浜で、取材当時(2016年3月)は、1人暮らしを始めて3ヶ月経った頃。ご先祖様が東京・新宿を開拓していたり、曽祖父が応用化学者だったりと、誇るべき名家の生まれだったたかまつさんですが、慶應義塾大学と東京大学院の両方に通いながら芸人を始めたところ、親に「高松家の恥」とまで言われ、勘当されてしまったのだそう。
世間のことを何も知らないまま一人暮らしを始めたために、お家賃は10万円と少しお高め。
片付けのしかたも、お茶のいれ方もわからないというたかまつさん。お布団は2枚敷いてあり、1枚は寝室、もう1枚はリビングで作業中に寝落ちするためのものだといいます。2つの学校に通いながら芸人もやる......ハードスケジュールな毎日でも、「勉強もお笑いもセンスがないので、人の5倍くらい努力しないと......」そんな思いで頑張っているようです。
お嬢様言葉を使ったネタを部屋で披露してくれたたかまつさん。テレビ局主催のネタ見せ?大会で優勝した腕の持ち主ですが、テレビに出るたびに親戚が減っていくといいます。「『大事に育てた娘がお笑い芸人だなんて』という親の気持ちもわかる。自慢の娘になれなくてごめんなさい」と、複雑な胸の内を語ってくれました。
現在は、実家からの資金援助を一切絶たされた状態で暮らしており、学費も芸人のギャラで支払っているのだそう。大学では言語学を、大学院では報道のあり方について学んでいるといいます。
今度は気になる恋愛事情について...。過去男性とのお付き合いはないそうですが、小さい頃は、親が決めた結婚相手がいたとか。20歳の頃、相手方が探偵をつけて身辺調査をし、芸人の仕事が原因で破談にされてしまいました。
まだ片想いもしたことがないというたかまつさんですが、結婚願望は強く持っていると話します。恋愛心理学を本で研究するという勉強熱心ぶり。
将来目指しているのは「お笑い界の池上彰」。高校生の頃に校内の英語のスピーチ大会で、英語を使ったネタをやったところ、ほかのスピーチでは寝ていた人たちが前のめりになって笑ってくれたという経験が、「お笑いを通せば、より多くの人々に政治・経済を伝えられるのでは?」と思うきっかけになったそう。
「いつか親も認めてくれるような活躍をしたい」と語るたかまつさん。1人の芸人の夢を見た夜でした。
時は経ち、「東大院生芸人・たかまつなな、NHKに内定」というニュースがネットをざわつかせました。そんなたかまつさんに会いに行ってみると......。
現在のたかまつさんは、もう取材したお部屋には住んでおらず、「笑下村塾」という会社を経営。政治・経済を面白く教える授業を展開しています。
また、気になる内定についての話も聞きました。憧れの池上彰の後を追うためにNHKへの入社しか考えておらず、残念ながらテレビ東京は眼中になかったようです。この先、さらに忙しくなりそうなたかまつさん。今後の活躍にも期待大です!
この放送は、現在「ネットもテレ東」で配信中です。ぜひチェックしてみてください!
【番組概要】
番組名:「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」
放送局: テレビ東京系列 全国無料放送
放送日時: 毎週月曜深夜 4時00分放送
番組公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/official/home_ii/