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マツキ 電話で言い合いっぽくなることもたまにありますからね(笑)。でも亀のデザイン、最終的にはすごく気に入ってます。

――新キャラも増えた『銀河鉄道の夜』編、いよいよクライマックスを迎えていますが、今後はどういう方向に?

マツキ 次はあえてスケールを小さくして、夜凪にはもっと身近で当たり前で、それでいて大切なことを学んでほしいです。役者としてだけでなく、16歳の普通の女の子として成長してほしい。

村越 今の話で夜凪は役者としてずいぶん成長したからね。毛色の違った話にしたいね。

――ステージが変わるということは、これまでに出てきたキャラクターは出しにくくなりますかね? 今でいえば阿良也はもちろん、亀太郎や七生さんも人気ありそうだから、少々もったいない気もします。

マツキ 逆に、人気のキャラクターを出さない強みもあるのかなと(笑)。ためてためて、ここぞという場面で。千世子の再登場はまさにそんな感じで、評判も悪くなくて。

宇佐崎 「きた!!」って、私はなりました(笑)。

村越 その週の絵はめちゃくちゃ良くて、わざわざ編集部からそれを言うために電話したくらい。ちょこちょこ褒めてほしい、みたいなこと言われるので。

宇佐崎 悪いところは、自分で見てもきっと100くらいあるから、あんまり責めないでほしい(笑)。そこばかり見ていると、自分の絵がダメっていう気持ちばかりになっちゃうので。

村越 褒めるようにはしているんですけど......。でもこの1年でもびっくりするほど上手くなったので、あと1年やったら、もっと上手くなってるだろうね。

宇佐崎 頑張ります!

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「異色のジャンプマンガ『アクタージュ act-age』制作秘話。「ジャンルをはっきりさせないとジャンプ読者はついてきてくれない。それで『役者モノ』『演技バトル』という未知のジャンルが誕生しました」」の画像1 「異色のジャンプマンガ『アクタージュ act-age』制作秘話。「ジャンルをはっきりさせないとジャンプ読者はついてきてくれない。それで『役者モノ』『演技バトル』という未知のジャンルが誕生しました」」の画像2 「異色のジャンプマンガ『アクタージュ act-age』制作秘話。「ジャンルをはっきりさせないとジャンプ読者はついてきてくれない。それで『役者モノ』『演技バトル』という未知のジャンルが誕生しました」」の画像3 「異色のジャンプマンガ『アクタージュ act-age』制作秘話。「ジャンルをはっきりさせないとジャンプ読者はついてきてくれない。それで『役者モノ』『演技バトル』という未知のジャンルが誕生しました」」の画像4