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「『アイヌ神謡集』は、言語学者の金田一京助さんとアイヌの知里幸恵さんが協力して編集したものです」という野田先生の発言。「アイヌを愛した金田一京助」はつくられた虚像。金田一は「アイヌはアイヌ語を捨てて帝国日本の言語である国語へと同化せよ」と考えた人物でもある heibonsha.co.jp/book/b163381.h

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Ⅰ部は、金田一京助にはじまる「〈アイヌ〉学」がどのようにして生成してきたのかを、金田一と知里幸恵・真志保の姉弟に焦点を当てて論じたもので、〈アイヌ〉を学問の対象とすることが、金田一と知… - 引用：版元ドットコム

↑金田一京助の「アイヌ学」への批判についても、先のツイートで紹介した平凡社新書『金田一京助と日本語の近代』や、『〈アイヌ学〉の誕生：金田一と知里と』hanmoto.com/bd/isbn/978488などをから学べます。また立命館大で2005年に開催された

hanmoto.com

〈アイヌ学〉の誕生丸山　隆司(著) - 彩流社

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国際シンポ「国語学とアイヌ語学の分岐点　金田一京助と知里幸恵」でも『アイヌ神謡集』の金田一のあり方には疑問が呈され、『アイヌ神謡集』を読む際、知里の背後で金田一がどう振る舞ったのかを押さえなければ、この書物を受けとめることはできないと問題が提起されています ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/l

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そして「博物館などでのアイヌ民具の保存・伝承もそうです」という野田先生の発言。もちろん博物館での文化の保存や教育普及にはかけがえのない意義がある。しかしアイヌ民族と博物館を考えるうえで、「人間動物園」（「野蛮・未開」とされた人間の文化・生態展示）の問題は決して避けて通れない

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1912年10月に上野公園で開かれた人間動物園は「拓殖博覧会」と呼ばれます。ここではアイヌ民族を含め多数の少数民族が生きたまま展示されました。金田一京助はここで展示されるべく、北海道から東京に連れてこられたアイヌ語話者たちを利用し、自分のアイヌ語研究を進めたことが明らかになっています

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そして野田先生が作中のアイヌ民族の意匠の参考にしている「児玉コレクション」の問題です。児玉コレクションの問題はアイヌ民族の遺骨問題とも深く関わります。「博物館などでのアイヌ民具の保存・伝承」について考えるうえで、絶対に外すことはできない論点です

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oan ✴︎ 完結記念企画実施中！

@oanocc

· May 9

アイヌ民族の民具が世界中の博物館で展示されていることが「大団円」として描かれたゴールデンカムイ最終話の何がショックだったのかと言えば、アイヌ遺骨や副葬品を収奪した児玉作左衛門による「児玉コレクション」の問題を野田先生が知らないはずはないのに、なぜ、ということだった……

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