社労士とは

社労士の平均年収・給料はどのくらい?実態は?開業と勤務による違いも解説

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社労士の平均年収・給料はどのぐらいなのでしょうか。

キャリアアップを目指している方にとっては気になることですよね。

今回は社労士の年収・給料について、その実態を開業社労士と勤務社労士による違いも含めて一緒にみていきましょう。

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社労士の平均年収は484.9万円

厚生労働省『令和元年賃金構造基本統計調査』によると、給与額は33.4万円、年間賞与は84.1万円。
つまり、社労士の平均年収は484.9万円となります。

一方、サラリーマンの平均年収は441万円(国税庁『平成30年度分民間給与実態統計調査結果』)となっています。

社労士の平均年収は、サラリーマンの平均年収よりも1割ほど多くなっており、給料増加やキャリアアップを目指す方には良い資格といえるでしょう。

また、社労士試験の合格者は30代40代が6割を占めます。
社労士は若いうちに取得するというよりは、働きながら勉強し、合格を目指す方が多いと推測できます。

独立か勤務かによる年収・給料の違い

ひとくちに社労士といっても、

独立開業し個人の裁量で働く独立社労士

会社や事務所などで勤務する勤務社労士

の2種類があります。

独立社労士の特徴は、自分で働き方を決定でき、営業努力で大幅な所得増加が見込めるという点。

一方、勤務社労士は会社で働きながら社労士として会社に尽くす、給料が大きく上がることは少ないが安定しているという特徴があります。

働き方により、同じ社労士でも特徴や年収は大きく異なります。

独立社労士の年収

独立社労士は、社労士全体の実に8割を占めます。

ここで、社労士を目指した動機について調査結果があります。

大阪大学「専門士業の『専門性』形成のモデル構築:社会保険労務士を手がかりとして」によると、独立社労士は「独立して開業できる資格だから」に66.2%が最多の当てはまると回答し、「専門性を生かした柔軟な働き方ができそうだから」も35.9%(3番目の多さ)が当てはまると回答。

独立社労士は独立志向が強く、自己の裁量で働くことが好きな方に向いているといえそうです。

また、社労士となればその資格に年齢制限はありません。そのため、90歳を超えて社労士業務を行う方もいます。

また、同調査によると独立社労士の年収は400万円以上、500万円未満が中央値となっています。

もっとも、独立社労士の年収の内訳をみると、300万円未満が26.3%、1000万円以上が13.5%と大きなバラつきが見られます。

顧問契約を複数抱えている社労士は、安定して顧問料が入ってくるため、大幅な年収アップが期待できるでしょう。 

勤務社労士の年収(給料)

勤務社労士の場合、企業や社労士事務所に勤務するため、働き方としては一般のサラリーマンと変わりません。

企業で社労士として採用された場合、その企業の社労士業務を行うことが多いです。

労働に関する問題を取り扱うため、企業内の幅広い活動を行うこととなります。

 勤務社労士の社労士になろうとした動機は、「仕事の専門性を深めたいから」(58.9%、最多)、「仕事の幅を広げたいから」(44.4%、3番目)というものが多数。

勤務社労士は誰かのために役立ちたいという方に向いていると言えるでしょう。

勤務社労士は600万円以上700万円未満が中央値

開業社労士の中央値より高くなっています。

また、勤務社労士の魅力は安定性。

400万円以上800万円未満の勤務社労士は勤務社労士全体の55.6%を占めており、バラつきが少ないといえます。

独立社労士は経営に失敗するリスクも持っているため、安定志向の強い方にも勤務社労士はおススメです。

男性・女性別の社労士の年収

社労士は男性・女性で年収差が少ないことが挙げられます。

令和元年賃金構造基本統計調査』では、女性社労士の平均年収は415.7万円で、男性社労士の平均年収は483.7万円

賃金について、女性は男性の85.6%となっています。
また、ボーナスなどの賞与は女性の方が多くなっています。

一方、日本全体の男女間での賃金格差は75%ほどといわれていますので、社労士の性別格差は小さいと言えるでしょう。

また、令和元年度社労士試験の合格者における女性の割合は35.7%となっています。

同年度の司法書士試験の22.5%と比べると、女性の割合はかなり多く、これを見ると、社労士は女性にも活躍の機会がある仕事だと言えるのではないでしょうか。

※関連コラム:社労士とは?仕事内容をわかりやすく解説!

まとめ

以上をまとめると、

・社労士の平均年収は484.9万円

・社労士には独立社労士と勤務社労士があ

独立志向が強く、営業が得意という方は独立社労士がおすすめ

安定志向が強い方は勤務社労士がおすすめ

男女による賃金格差があまり開いていない

ということが挙げられます。

 社労士試験の合格率は6%程度とかなり低いものの、合格すればキャリアアップが目指せます。

ぜひ社労士の資格取得を目指してみましょう。

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