「予定外の面倒ごとがあったせいで始めるの遅くなったッスけど、これなら問題なさそうッス」
「なんかもう、誤解されるのも仕方ない状態だったとはいえ疲れたプイ」

テーブルの脇に置いてあるレポート用紙に若干癖字で書き綴られた本日の目的。そのレシピには何一つ問題などないのだ
ただ、その道具がまぁその
大変に誤解を招く見た目と品揃えだったというだけで

●
「御用改ッスよぉ！！！！」
「うわなんか来たッス！！」

スパーンっと開け放たれたプレハブの扉、そこに立つ鉢巻にジャージ、そして竹刀を手にした特徴的な姿のウマ娘
大変よろしくないことでなのだが、割と頻繁に見かける部類の人物で

「おおぅ。相変わらず語尾が被ってるプイ」
「禁制品の持ち込みの通報があったッス！！つーかガッツリ目の前に！！！」

バンブーメモリー。ウマ娘としての実力はまさに一級で、その凛としたルックスや熱く誠実な性格からファンも多い有名人
ただ同時に、学園内の風紀の乱れを全力で取り締まる風紀委員としても非常に有名
もう簡単に想像がつく通り、ここプレハブとそのメンバーも幾度もお世話になってる大変おっかない存在でもある
………しかし、今なんと？流石にやらかした時はその自覚くらいはあるが…

「禁制品って……んなモンここにゃねーッスよ」
「いや、そこのテーブルの上と後ろ！！！どう見てもダメなもの作ろうとしてるッスよね！？運び込んでるのを見た通行人から通報受けたんスよ！！」
「ぷきゅ？でもこれって……」

そこに並んでいるのは、新鮮な青梅の山。今からヘタ取り作業を行うために用意したもので、特に問題はない
その後ろ……

「……なるほど、事態は察したッス」
「おーけープイ。これは誤解されても何も文句言えないやつプイ」

普通に目的のために揃えてるもんだからすっかり頭から抜けていたが、確かにこれらとその組み合わせは誤解を招く
なんせ自分らがやろうとしてることよりも、大変大人向けなことに使われることの方が多いしメジャーなのだから

「大きなガラス瓶に氷砂糖の山……完全に梅酒作りの現行犯ッスよね！？」

ふっと。ここで悪戯心が湧き上がってしまった

「よーし説明めんどくさいッス。プイ先輩、ホールドプリーズッス」
「よしきたプイ」
「ちょ！？抵抗する気ッスか！？離すッスよ！！」

竹刀突きつけてシャーッと目を吊り上げるバンブーポリスの背後ににゅるんと回り込んだプイ先輩がプキュキュキュキュと笑いながら取り押さえる。楽しそうですねなんか
その間に冷蔵庫に向かって、グラスに氷、そこに少し前に作ったシロップを適量。サービスでミントの葉を一枚入れてあげよう
あとは炭酸水を注いで軽く混ぜてやれば完成だ

「ほーれ口を開けるッスよー」
「ギャー！！！共犯にするつもりッスか！？」
「ほーら怖がらなくても平気プイ。大丈夫大丈夫、美味しいプイよ？」

プイ先輩、いい感じに悪い顔してるなぁ。いやまぁ、自分も間違いなくそうなんだけど
だって久々になんかこう、イタズラする側に回れるっていうのが楽しいというか。最近被害者サイドばっかりだったし
なのであえて言葉での説明ではなく。自分と語尾が被ってる素直な風紀委員さんの反応を楽しませてもらう

「やめるッス！！まだ未成年ッスから！！」
「ケケケ。プイ先輩、お願いッス」
「ほーれほれ、素直に飲まないとむせるプイよー？」
「ほが！？ほがが！！！」

軟体生物みたいに絡みついたプイ先輩に口を開けられ、多分相当悪い笑顔浮かべてる自分に迫られて半泣きのバンブーポリス。あ、ちょっと楽しい
そして、炭酸の泡が弾けるそれを口につけてグラスを傾けた
……誰にも見られてないよね、と。今更ちょっと不安になるけど

「ん、んぐ！？んぐぅ！？」
「……よーし、プイ先輩。ホールド解除ッス」
「ぷいおーふ」

口に入ったそれを飲んでしまったことで本気で焦った顔を見せた風紀委員さん。が、それも数秒
………あれ？と。見られたら完全にダメな絵面で騒いでた顔は、きょとんとしたものへと変わってしまった

「……美味しいッスね」
「まぁそりゃジュースなんで」
「……ノンアルッスね」
「そりゃジュースだからプイ」

……流れる沈黙。うん、言葉であーだこーだ説明するよりも、よほどご納得頂けたようだ
とりあえず、残りのジュースの入ったグラスをそっと差し出して

「あ、落ち着いてどうぞッス」
「…………えっと」

静かにもう一口それを口に入れてから
どういう事なのかを理解した風紀委員バンブーメモリーからの、全力の謝罪が自分達二人の耳を貫通したのだった

●
「いやぁ、ちょっとイタズラし過ぎた気もするッスけどあのくらいは別にいいッスよね」
「でも何が一番問題かって、その通報に信憑性感じさせちゃってる普段のイメージだと思うプイ」
「正論はやめて欲しいッス」

言いながら手は止めずにチャチャッと梅のヘタを取っていく。あと、次からはちゃんと用途申請しようと
今回製作していくのは、バンブーポリスにも出した梅ソーダの材料、梅シロップ
作り方自体は酷く簡単で、丁寧に洗ってからアク抜きした青梅をヘタを取って洗って水気を切り、氷砂糖と一緒に瓶にぶち込む。そしたら一週間かもうちょっと放置すれば完成だ
さっきポリスに出したのは少し前、今年も作るかと思いついて青梅シーズンがくる前に冷凍青梅を買って作った試作品。あれもなかなかに美味くて満足感は十分だった

「でも確かに知らない人が見たら梅酒製造の現場にしか見えないプイ。お酒置いてあったら完璧プイ」
「飲めるのトレーナーしかいないしそれをウチらが作ったらそれこそ110番ラブコールされるッスよ」

流石にマジもんの案件はごめんだ。やる気もないし、やったら姐御に磔刑にでもされかねない

「前に作ったレモンシロップもそうッスけど、これ結構みんな飲むッスからね特に夏は。せっかく上質な青梅が手に入るんならしっかり作っておきたいんス」
「実際さっぱりしてて美味しいからあると飲んじゃいプイ。ゼリーも美味しかったプイ」
「中身の梅も使い道たくさんあるッスからね。そっちは姐御がすっげー楽しみにしてるんスよ」
「え、どうするプイ？」

これは実際に梅酒とか作ってる人のブログとかにも結構書いてある事なので珍しくもなんともないのだが、姐御は一回それを作ったら相当気に入ったようで……

「ジャムッスよ。それ作ると、姐御がにっこにこ笑ってバゲット買ってくるッス」
「それめっちゃ食べたいプイ。作ったら即連絡を要求するプイ」
「どうせめっちゃ作るんでちゃんと呼ぶッスよ」

他にも利用法はあるが、今のところジャムにすれば速攻で消えるのでそれだけにしてる。あんまり手広くやっても回らなくなるし
ただマジで姐御が喜ぶからなぁ……実際あのジャム塗ったパンめっちゃ美味しいけど
そんな事を喋りながらぺちぺちヘタを取り除いていくが、まだまだ青梅はそれなりの量が残ってる
以前収穫量が酷く落ち込んだ年もあったというが、今年はそんな事も無く豊作で質もいいらしい。嬉しい限りだ

「そういえばこの梅っておねーちゃんのツテって聞いたけど本当プイ？」
「そうッスよ。以前タケノコの一件であったじゃないッスか。あそこのお婆ちゃんのご近所さんが梅を育ててたそうで」
「それでもらったプイ？」
「収穫の手伝い行ったらもらったらしいッス。足を悪くしててキツかったらしくて、聞きつけた姉貴がじゃあやるわって」

………何度でも言ってやる。その優しさをほんの一切れでもいいから他にも向けろと
ただまぁ、何故かあのちびっこ怪獣ドリジャノドンはやたらお年寄りに好かれるらしく、それ以外でもあちこちでご老人のファンを獲得しているとか
前に散歩してたら軽トラに野菜詰み込んでるの見てびっくりした。その後めっちゃ撫でまわされてて、本人大人しいし
あとこれはあまり言いたくないのだが……ほら、色々な意味で有名な姉貴がうろついてるって話が流れた結果、ロクでもない連中のバイクの騒音とか色々減ったらしい
それは、治安維持っていうか……やべー奴を抑えるにはよりやべー奴を理論な気しかしないのは内緒だ

「まあ、貰い物を無碍にできないらしくてそういう貰い物の野菜はちゃんと食ってくれるんで助かるッスけど」
「ああ、だからこの間無言でトマト食べてたプイ？ドッペルゲンガーの擬態失敗かと思ってびっくりしたプイ」
「でも絶対不味いとか嫌だとか言わないんスよね。だったら普段からちゃんと食えと」

と、そんなことを言ってたら
外から聞こえてくる「うおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」という叫び声の接近。こんな来訪者がわかりやすいチャイムも無いよなぁ……
ただ、ここまで進めた後だし問題はないだろう。後は二手に分かれてヘタの処理と水洗い。その後瓶詰だ

「お待たせしましたああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！」
「だから声大きいって言ってるだろうメイケイエール！！！お疲れ様です、遅れてすみません」
「いやいや、全然問題ないッス。むしろ援軍きてくれてありがとうッスよ」

ご存じ、元気はなまる名古屋の暴走特急エールちゃん。そして安田記念の後に大忙しだったのがやっと落ち着いたというエールちゃん係ソングラインちゃん
始めっからこういう作業するって聞いてたからか、二人ともジャージ姿。あ、ソングラインちゃんの頭に巻いてる♪マークのタオルかわいい
そして、その後ろから先ほどのジャム大好きカワイイウーマンの姿も

「おっまたせー。ついでに差し入れの飲み物持ってきたから適度に休憩しながらやろ♪」
「おお、姐御あざッス。集中してると意外と喉乾くんで助かるッス」
「ファンタ飲みたいプイ」
「それと、途中で一人援軍増えたから。一緒にやってもらっちゃって」
「はい？」

姉貴か魔女っ子でも捕まったのか。それとも聖剣先輩が用事早めに終わったか
ドアの方をのぞき込むと……そっと、ちょっと居づらそうに頭を出すさっきぶりの顔
あれま、戻ってきたのかと

「なんかこっちに来るつもりだったっていうから一緒に連れてきたんだ♪」
「あー……その。先ほどはお騒がせして申し訳なかったッス」
「先輩と語尾被ってますね！！！！！！！！！！！！！！！」
「おいこらメイケイエール！！！！」

どこか居心地悪そうに頭を押さえて出てきたウマ娘、先ほどの風紀委員バンブーメモリー
その手には大きなビニール袋が二つ。あ、何かいい匂いしてくる

「お詫びと言っては何スけど、お手伝いするッス。これは差し入れなんで、終わった後に皆さんでどうぞッス」
「おおー。大福とかお団子プイ」
「いいんスか？こんな」
「ええ。事実確認せずに思いっきり先走ったことしたのは事実なんで……チヨノオーおススメのお店のなんで味は保証できるッス」
「めっちゃ楽しみプーイ♪早く終わらせるプーイ♪」

なんか逆に気を遣わせてしまったか。こういうところも心底真面目なのがこの風紀委員の美点なのかもしれないが
少し前に突然勝負服を一新して熱血応援団みたいな姿からまるで王子かナイトかのような雰囲気のある衣装を纏って現れた彼女は、その手のファンたちに大騒動を巻き起こしたことがある
その時にもあわあわ慌てながらもちゃんと誠実に対応していたし、悪く言えば融通が利かない、よく言えば誰に対しても何に対しても全力でぶつかる。なんかもう眩しくて仕方ない

「じゃあ、姐御はそっちに分けてあるヘタ取り終わった梅をエールちゃんソングラインちゃんと一緒に洗っちゃってくださいッス。身が傷つかないように洗って、そこにある綺麗な付近でキッチリ水気ふき取って乾いたザルに乗せておいてくださいッス」
「おっけー。じゃ、二人とも一緒にやろっか」
「はああああああああああああああああああい！！！！！！！！！！全力でキレイにしまああああああああああああああああああす！！！！！！！！」
「だから傷つけないように丁寧にだぞメイケイエール！！」

三人が揃ってカゴを持って流し場に向かったのを見て、こっちは新しい竹串を用意して

「んじゃ、こっちで竹串使ってヘタ取りの手伝いお願いするッスよ。今やり方見せるんで、身を傷つけずに丁寧にお願いッス」
「押忍！！！じゃあ、気合い入れていくッス！！！」
「気合い入れ過ぎて梅が弾けそうプイ」

そんなどこぞの姉貴じゃないんだし。もしくはどこぞのムテキなウマ娘
正直ソングラインちゃんが一番こういうの向いてるのだが、最近エールちゃんがべったりくっついてるのでそれはそれで二人ペアで動かそうと判断
ほんと仲いいよなぁあの二人……普段はどこぞの真っ白な女王とかいろいろ混じって動いてるみたいだけど。まあ後輩たちの世代が仲睦まじいのはいいことだ

「そい、ちゃちゃちゃっと取っていくッス」
「て、手早いッスね…さっき頂いた梅ソーダ本当に美味しかったんスけど、自分でもできますかね？」
「できるッスよ。普通に簡単なんで、あとでメモして渡すッス。つーか瓶一つ二つ持ってってくださいッスよ。手伝ってくれてるんだし」
「はい、飲み物ここに置いておくね。せっかくだし、前に作った梅シロップで梅ラッシーなんて作ってみたんだ」
「あ、美味そうッスねこれ。いただきますッス」

いつもより上機嫌だなぁ姐御……なんて。実際後々作るジャム以外でも梅シロップ自体もかなり好きみたいだし
それにこういうものをアレンジさせると姐御はかなり強い。しっかり手伝ってくれるしSNS映えする見た目に仕上げながら味も一級品にしてくるので、作る側としても気合が入るという物だ

「今は駄目だけど、大人になったら梅酒もやってみたいプイ」
「あー、そうッスね……実際手作りの梅酒ってよくテレビなんかで見ますけどどんな感じかは気になるッス」
「その時はよろしくお願いプーイ」
「はいはい。ちゃんと手伝ってくれたッスよ」

軽口を叩きながらも作業はだんだん進んでいき、終盤戦へと入っていく
やはり人手が増えてしまえばささっと進んでしまうもの。青梅特有のいい香りがプレハブ室内を包み、どこか田舎の一風景にでも迷い込んだような錯覚
バンブー先輩も手慣れてきて、プイ先輩もすっかりリズムよく手を動かしている。なんだかんだみんな順応性高いよなぁと

「じゃあこれ全部取り終わったらウチらも洗いに入って、その後瓶詰していくッスよ。プイ先輩は梅の計量、バンブー先輩は氷砂糖計量して一瓶ごとに分けてってくださいッス」
「了解ッス！！」
「あ、この梅ラッシー美味しいプイ。また練習後に飲みたいプイ」

言いながら一足先に作業を切り上げて、三人でヘタを取った梅を運んでいく
今更ながらだが、これはアスリート系の学校の風景ではなく農協か何かのPVなのではないか？などと考えもしたが別にいいだろう

「あとで冷凍梅で作った方のやつで乾杯するッスかね」

例え作業が多少手間であっても、美味しいものには飛びついてしまうのが年頃の女の子というものなのだ

●
「というわけで、お疲れ様でしたッス」
「随分作ったッスね……これ全部自家消費ッスか？」
「時々おすそ分けなんかもするッスよ。まぁ全部飲みきれ言われたら余裕で飲んじゃいますけど」

今更ながら確かにこれは大変見た目がよろしくない。青梅と氷砂糖が詰まった瓶の山。ここに液体が注がれていたら即お縄な奴だ
これで１週間から１０日ちょっと。最近また色々やらかしたし、生徒会にもおすそ分けに行っておいた方がいいだろうと多めに作ったりもしたが、それでも随分頑張ったものだ
あと、この梅の提供者である姉貴ファンのお年寄りにも差し入れ予定だ。他にもいつも姉貴を可愛がってくれてるお年寄りにも。季節のものだし、喜んでもらえればいいのだが

「じゃ、この瓶２つ持ってってくださいッス。途中で泡が出てきたら発酵してるんで一回加熱処理してくださいッスね」
「わかったッス。ありがたくいただきます！！」
「前に作った奴でソーダ入れましたあああああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！休憩にしましょおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！！！」
「うわびっくりした！！！」

壁が揺れるんじゃないかと言うほどの大声と共にやってきたエールちゃんの手に持たれたお盆には、なみなみ注がれた大きめのグラス
ソーダ水で割ったと思わしき梅シロップ。グラスの淵にはカットレモンがさしてあって、なんとも涼しげだ
ああ……もうそろそろ、夏だなぁ。などと

「バンブー先輩、これこの間の冷凍梅のシロップで出た梅で作ったジャムです。食べてみてください」
「え、いいんスか？」
「もっちろーん☆味はカレンお墨付きだよ！」
「いただきまプイ！」

ソングラインちゃんが持ってきてくれた梅ジャム、姐御が持ってきたミニバゲット
塗って口に入れれば、甘酸っぱい味ととろりとした舌触りがこれまた嬉しい。鼻を抜ける梅の香りが香ばしいパンに予想外なほどによくマッチする
実はここに粗挽き黒胡椒を一振りすると……おお、そうそうこれだ。よく合う。普通は思いつかない組みあわせも、時としてこうして嬉しい結果を出してくれるものだ

「うわぁ……これ美味しいッスね。こんなのまで自分で作れるんスか」
「果肉大きめのタイプが特に好きです！！！！！！！！！！サンドイッチにもよく合います！！！！！！！！！」
「これからの時期、こういうのがありがたくなってくるプイねー」

そう、これからの時期……こうした、さっぱりとしたものはとてもありがたくなってくる
なんせ、これから来るのだ。暑い、熱い夏が
きっと忘れられない、誰にとっても特別な夏が来る。誰もが自分の全力を燃やし尽くして駆け抜ける季節が
そんな暑さを乗り切るために美味しく涼しいものは手放せない

「今年は、どんな夏になるッスかねぇ」
「きっとまた騒がしい毎日プイ。もしかしたら今の比じゃないくらいに大騒ぎかもしれないプイ」
「それは……いいのか、悪いのかッスねぇ……」
「秋のG1に向けて特訓でええええええええええええええええええええええええええええええす！！！！！！！！！」
「む！！！こっちだって負けないぞメイケイエール！！！！」

後輩たちの賑やかな声。少しだけ湿った草の香りを運ぶ風
カランっと、手に持った梅ソーダのグラスで氷が音を立てる
梅雨が過ぎて夏が来て、その後だんだん冷え込んで木々が朱に黄に染まり、そしてそれが散って冬になり、緑と桜が満ちて春が来る
いつまでも終わらないこの連鎖の途上で、時にはこうして馬鹿騒ぎするのも悪くはない

「あ、プイ先輩あとで梅ゼリー作るの手伝ってくださいッス。あちこちお裾分けもしたいんで」
「おっけープーイ。そのかわりジャム一瓶欲しいプーイ」
「あ、それならちょうど寝かせてあるやつがあるからあとであげるね♪」
「前々から風紀委員でも疑問にあがってたんスけど、ここってどういう集まりなんスか？」

青々とした爽やかな風味と共に季節を感じながら

「至って普通のウマ娘チームッスよ？」
「プーキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッキュ！！！！！！！！」
「おうそこで爆笑してる三冠バ、そこに直れッス」

その暑さを共に過ごすだろうみんなと、今はただ……まぁ、楽しく。

以上。梅酒作って梅酒飲んだので舎弟した

御用改に慣れてそうなチーム…

梅酒自分で作ってるのか…
酒に妥協ないな「」弟…

バンブー先輩来るの初めて？

>梅酒自分で作ってるのか…
>酒に妥協ないな「」弟…
毎年必ず作って貯蔵してます
他の果実酒と合わせてそろそろ床が抜けることが懸念される程度には

文字上だとバンブーと舎弟被るな！

お年寄り受けのいい姉貴は特殊な栄養素を持ってます

そう言えば府中には多摩川近くに梅園があるんだな…
あの辺川崎あたりまで昔は梅や梨が名産品だったっけか

>そう言えば府中には多摩川近くに梅園があるんだな…
>あの辺川崎あたりまで昔は梅や梨が名産品だったっけか
競馬場すぐ近くの稲城市が今も梨の名産地よ
地名がそのまま付いた稲城って梨もあるのよ
美味しいから時期になったら買うのをおすすめ

運動して汗かいた後に梅ソーダとかめちゃくちゃ気持ち良さそうだよね

ならおすすめの自作酒あるよ
コーヒー豆を漬けるコーヒー酒だ

季節のおたより舎弟シリーズ

手作りの梅ジャムとか絶対映えるし姐御はそりゃ喜ぶわ

>ならおすすめの自作酒あるよ
>コーヒー豆を漬けるコーヒー酒だ
ちゃんと常に常備しておりますとも

>ちゃんと常に常備しておりますとも
なるほど流石だぜ

姉貴ちんちくりんで可愛いからな…

>先輩と語尾被ってますね！！！！！！！！！！！！！！！
こいつ…はっきりと…

姉貴はぶつぶつ言いながらお年寄りの荷物とか持ってるイメージ
足悪いなら誰かに頼めよなーとか言いながら

>>先輩と語尾被ってますね！！！！！！！！！！！！！！！
>こいつ…はっきりと…
エールちゃんはこういう事言う

>他の果実酒と合わせてそろそろ床が抜けることが懸念される程度には
なそ
にん

酒飲み舎弟元気そうで何よりだ
暑くなるから身体お大事にね

酒は日持ち長いからねぇ…

というかそろそろプイプイも日曜大工とかあのあたりの作業一人でできそうなくらいスキル積んでない？

ディープインパクトはね日曜大工なんてしないの
白くて美しい指が傷ついたら大変でしょう？

プレハブ鉄腕DASH…

ウマ娘は汚れてナンボプイ…

>ディープインパクトはね日曜大工なんてしないの
>白くて美しい指が傷ついたら大変でしょう？
うっせープイ
面白楽しくやらせろプイ
じゃないとイベントもなにも全部ボイコットかますプイ

薄汚れた作務衣で釘加えながら黙々と何かを作っているディープインパクトか…

少なくともプレハブにディープインパクトいたらどういう集まりなの？とは絶対聞かれる

>ディープインパクトはね日曜大工なんてしないの
>白くて美しい指が傷ついたら大変でしょう？

URAの事は気に食わないけど
>白くて美しい指が傷ついたら大変でしょう？
これに関しては同意エピ

🦐は帰れプイ

>姉貴ちんちくりんで可愛いからな…
ｶﾞﾌﾞｩ

>ドリジャノドンに怪獣パーカー着せたかったけど暑そうになってしまった
かわいい……かわいい……

やっぱりロリジャノドンはカワイイね

姉貴かわいい…

>薄汚れた作務衣で釘加えながら黙々と何かを作っているディープインパクトか…
多分作業着とか自分のやつプレハブに置いてたりはもうやってそう

こんな子がｶﾞﾌﾞｩしてくれるんですか！？

クッソ暑い日にグラスに氷入れて
梅シロップ入れて強炭酸注いでレモン汁
これをぐいっといくと爽やかって言葉の意味を腹の底から実感できる

>色々な意味で有名な姉貴がうろついてるって話が流れた結果、ロクでもない連中のバイクの騒音とか色々減ったらしい
実際姉貴の気を障り解散に追い込まれた珍走団は少なくない
調書にもそう書いてある

>>色々な意味で有名な姉貴がうろついてるって話が流れた結果、ロクでもない連中のバイクの騒音とか色々減ったらしい
>実際姉貴の気を障り解散に追い込まれた珍走団は少なくない
>調書にもそう書いてある
捕まっとる！

>クッソ暑い日にグラスに氷入れて
>梅シロップ入れて強炭酸注いでレモン汁
>これをぐいっといくと爽やかって言葉の意味を腹の底から実感できる
めっちゃ飲みたくなってきた

定期的にプレハブオルプイ摂取しないと駄目な身体になってしまった
責任取ってもっと酒飲め

>>色々な意味で有名な姉貴がうろついてるって話が流れた結果、ロクでもない連中のバイクの騒音とか色々減ったらしい
>実際姉貴の気を障り解散に追い込まれた珍走団は少なくない
>調書にもそう書いてある
ここにシワシワになったトレーナーがですね

私もキャラ被りが心配でええええええええす！！！

ドリジャ…喧嘩はアカンよ…😩

この梅シロップはアイスにかけたりしても美味しいし
ソーダで割ったものをかき氷にぶっかけてかきこんでも美味しいのよ

>No.940032738
イキイキしてる…

>No.940032738
なんかもう肩の力抜けたいい笑顔だなもう

>私もキャラ被りが心配でええええええええす！！！
いや君は唯一無二だよ…現役馬の中でも

>No.940032738
URAはJAとコラボして早くこのプイプイでCM作れ

そういえばハギノモーリスがまた危なげなく勝ったけど
こりゃもう多分ikze続行だね

>URAはJAとコラボして早くこのプイプイでCM作れ
ホクレン！

>🦐は帰れプイ
話しかけてもらえたエピ…♡

三冠バ含むトップクラスのウマ娘たちが作った梅シロップ
道の駅に出したら渋滞が起きるぞ

なんなら歴代の重賞馬探っても普段超絶グッドルッキングで素直な馬なのに
レースだけでああなるの探すの難しい気も

>私もキャラ被りが心配でええええええええす！！！
文字だけにするとドトウさんと被る時がある

>三冠バ含むトップクラスのウマ娘たちが作った梅シロップ
>道の駅に出したら渋滞が起きるぞ
オルフェーヴルが好きな私は！

>ホクレン！
おい舎弟パイ食わねぇか？

冷凍の青梅使えば作れるには作れるけどせっかくだしその年の青梅で作りたいからこの時期は大事
道の駅とか探せばキロ１５０円とかでも買えるのでとにかくこの季節は忙しい

>おい舎弟パイ食わねぇか？
産駒に手ぇ出すなっス

>･･･って企画どうプイ？
>訴えられそうッス
ウワーッ！！！テレビ局からお叱りが！！！

萩森はプレハブ小屋入りできる逸材と信じている

暴君DASH！！

キンイロリョテイさぁん
知ってるでしょう
ディープインパクトでございますプイ
おいパイ食わねえか

>1655559109750.png
このプレハブならできそうだけど絶対怒られるやつ！！

またしても何も知らないディープインパクトさん

>･･･って企画どうプイ？
>訴えられそうッス
○etkeibaTV「いいですね！！！！」

ここのメンバーでやっても黄金伝説の特番みたいになるんじゃねぇか愚昧

なんか気の抜けた顔でカブ運転してるプイプイが想像できてだめだった

無人島から脱出でもするっスか

謙聞録と並ぶ人気コンテンツに…

>ここのメンバーでやっても黄金伝説の特番みたいになるんじゃねぇか愚昧
うるさいッスよさっさとちねるっす

>なんか気の抜けた顔でカブ運転してるプイプイが想像できてだめだった
（すっげぇヨレヨレのジャージにやっすいヘルメット）

バンブーはこの後分け前もらって帰ったら誤解されるのかな

すげぇ関係ないけど自販機で売ってる梅ジュースやけにチューハイに見えるよね

>なんか気の抜けた顔でカブ運転してるプイプイが想像できてだめだった
フクのだるまを後ろに積んだ状態でウィリーかますのか…

>>ここのメンバーでやっても黄金伝説の特番みたいになるんじゃねぇか愚昧
>うるさいッスよさっさとちねるっす
(午前4時の限界の目)

>バンブーはこの後分け前もらって帰ったら誤解されるのかな
バンブーメモリーが梅酒をー！！！！！

>バンブーメモリーが梅酒をー！！！！！
プレハブから賄賂受け取ってるぞー！！

桂浜（という名目の高知競馬場）に集結するプレハブメンバー

一方トレーナーは賭け麻雀をしていた

養蜂やったらクレーム受けるプレハブ……

先輩が悪に堕ちても…アタシだけは先輩の味方ですから…

>一方トレーナーは賭け麻雀をしていた
ﾋﾟｬｰﾝ!!!

サントリーも府中にあるしアルコール関連は気を遣いそうだな

梅シロップを割るのは強炭酸がおススメよ
風味がよく立つ

>「」弟の書く空気感が好きだけど…かけない
美しい……

>>>ここのメンバーでやっても黄金伝説の特番みたいになるんじゃねぇか愚昧
>>うるさいッスよさっさとちねるっす
>(午前4時の限界の目)
（石の枕で寝る黄金姉妹）

>「」弟の書く空気感が好きだけど…かけない
素敵な手描きをありがとう…ありがとう……