戦争は見えないところで、
起きています。
ジャーナリストの堤未果さんと
中川氏の対談形式のWeb番組で、
犯罪監視用のスパイウエア
「ペガサス」が取り上げられていました。
世界では、水面下で情報戦争が、
繰り広げられています。
LINEといえば、
オリンピックの前で、
大騒ぎになった
ニュースがありますね。
【日経新聞2021年7月29日の記事】
台湾の要人100人以上の要人のスマホがLINEを
通じてハッキングされ、個人情報流出の恐れ。
ハッカーは、イスラエル企業が開発した
犯罪監視用のスパイウエア「ペガサス」を
使った可能性がある。
皆さんは、ちょうどこの時、コロナとオリンピックに
関心があり、このニュースをご存知無いかも
知れませんが、これは、大きなニュースなんです。
「ペガサス」というのは、
イスラエルの会社が開発した
これが、例えば、中川さんの
スマホに入り込んでしまうと、
全部、中川さんの会話を盗聴して、
個人情報を全部盗って行く。
これが、世界中で大問題に
なっています!!
(中川)すごく大きな事件ですけれども、
殆ど表に出ていないですね。
先ほどのニュースの流れで行くと、
イスラエルが台湾を狙ったということですか?
そう思うでしょ?
私達はLINEの情報流出のニュースを見ているので、
「LINEが危ないんでしょ?」と安直に思って
しまいますよね。LINEではないんです。
LINEも被害者で、イスラエル政府でもないです
イスラエルの民間企業が、
【ペガサス】というスパイウエア
を作っていて、世界中の政府に、
これは、核爆弾くらい
怖い商品なんです。
【ペガサス】料金表
(中川)こんなものを売っても良いんですか?
この会社、提訴されたりはしているんですけど、
こういうものを規制する世界共通のルールが、
まだ出来ていないので、民間企業の方が、
スピードが速く、どんどんこういったことを
やってしまうんです。
(中川)スマホを通して、会話を盗聴ということは、
電話をしている時なんですか?
そうです。
(中川)マイクを切っている時も、盗聴されるんですか?
中川さんのスマホにペガサスが入り込んだ
として、中川さんがマイクを切るじゃないですか?
ペガサスが(マイクを)ONにするんです!
(中川)勝手にですか?
そうなんです。そして、ペガサスが入ると、
メールも全部、コピペされます。
そして、今いる場所も特定されて、
移動履歴も全部、盗られます。
(中川)犯罪監視用というのは、
分かりますが、別に、
犯罪者じゃない人に対しても、
監視が出来ちゃうということですね?
政府は、「危険な犯罪者を特定する為に、
買うんです。」と言って買うんです。
(中川)それは、無茶苦茶ですよね?
だけど、民間企業としては、そう言われたら
売るじゃないですか?
電源切ってもダメですよ!
(中川)それじゃあ、逃げようがないですよね。
だから、核爆弾級なんですね。
実際に政府はこれを何に使ったといえば、
重要な犯罪捜査に使うと言いながら、
実は、反政府ジャーナリストだったり、
敵国の要人の知られたくない秘密とか、
弱みとかを握るんです。
結局、これ自体で攻撃するというのではなく、
これで、政治的なカードを
増やしていく。その材料を
集める為に使うんです。
例えば、フランスの大統領とか、
閣僚とかが、凄く狙われているんですが、
これを誰がやっているのかな?
というのを見たときに、
【出口】を見て欲しいんです。
例えば、LINEが被害に遭いました。
LINEを見ちゃダメなんです。
〇〇が被害に遭った。
それで、どこが得をするのかな?
民間では、どこの企業が得したのかな?
出口を見ると、
入り口が分かる。
例えば、フランスの閣僚だとしたら、
これは、モロッコ政府だったね。
という事がわかる。
アフリカなんかだと、時の政権が、
敵陣の候補者だったり、
政治家のスキャンダルを、
ペガサスを使って盗って、
敵陣の政治家の娘さんの
スキャンダルを盗って、
それで潰すわけです。
そういったチマチマした事にも使える。
これが、世界中でやられている事。
(中川)日本で言うと、文春砲みたいなものですか?
文春砲と違うのは、追いかけられたら、
見えるじゃないですか?
ペガサスは、
足跡を残さないんです。
(中川)怖いですね。
透明人間が敵になっているようなものですね。
こういうことは、中国やロシア、アメリカなど、
大国が使ったりするんですか?
それがですね、アメリカ、ロシア、中国は、
ペガサスを買わないんです。
ペガサスの顧客じゃないんです。
つまり、ペガサスより、
凄い事をしているんです!
NSAとか、
中国だったら、民間企業も、全部、
(中共の)味方じゃないですか?
ロシアは、ロシアで自国のスパイウエアを
持っているので、もっと大国はダイナミックなので、
ペガサスは中流の人が買う家電のような
イメージです。
わざわざ、ペガサスを買わなくても、
もっと上のスパイウエアを
持っているわけです。
アメリカ、ロシア、中国は、
それぞれが、(情報戦争を)
やり合って来ているので、
日頃から、攻撃される前に、
それぞれの相手の
政府、企業、インフラに、
網の目のように入り込んで、
スタンバイしているんです。
サイバー攻撃というのは、された瞬間に、
「これから、どうしよう?」と
会議をしていても、間に合わないので、
既に新しいシステムに入り込んでおいて、
攻撃されそうになったら、そのシステムを、
止めちゃうということしか、
出来ないので、大国というのは、それをやっている。
そこで、ふと、思うのは、
日本は大丈夫か?
ということ。
来月(この動画は2021年9月)
デジタル庁が、発足する
じゃないですか?だけど、
世界は既に
(情報)戦争中なんですよ!
果たして日本は大丈夫なのかな?
凄く危ないんですよね。
だから、このニュースが、日本で全然、
話題にならなかった事もとても、
危ないですし、政治的な意図もあるなと
思います。
つまり、日本のメディアは、
アメリカと中国が動かしている
ようなものですよね。
内情は良く分りませんが、
日本は、あらゆる面で、
遅れを取っているように
思えます。
銀行のシステムが
止まったというのを、最近、
聞くようになりましたが、
水面下で何か起きているの
でしょうか?
また、ある党の政治家のスキャンダルも、
報じられましたね。
「ペガサス」が使われている
んじゃないかと想像してしまいます。