渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

木琴

2022年06月19日 | open


マリンバのような本格楽器ではな
く、子どものおもちゃのような
木琴が中古用品販売ショップにあ
ったので試打させて貰った。
面白い。
「あー、この高さ、この高さ。
あのキューとシャフトの音はこの
音程。別なあれはこの高さだ」
とか思いながら。

木琴買わなくてすんません。
8音階正音ではなく、半音やクォー
ター異なる音の高さのキューも持
っている事を改めて発見。
音程と音質というのは、人の声と
同じで忘れないから、記憶に刻ま
れたら。
キューの音色は一本一本すべて
異なる。
それがまた面白いし、撞いていて
も楽しいんだよなぁ。
その音をずっと聴いていたい、と
いうようなのがある。
あと、玉と玉が当たるコツンとい
う音ね。
これは音程はほぼ一定だけど、撞
き方によっていろいろな音質があ
る。これまた楽しい。

本来、ビリヤードというのは静寂
な競技なので、キューの音と玉と
玉が当たる音、それとチョークを
こする音とプレーヤーの靴音だけ
が静かに響くのがベストなんだよ
ね。(ビリヤードは革靴でのプレー
が正式)
隣りでデロデロリン!エクセレン
ト!と機械が大音量発したり、
ワー!とかギャー!とか騒いでる
人間たちがいるような場は撞球環
境として良好とはいえない。
そして、BGMの有線放送なども
本当は必要ない。
ただ、玉撞きの音のみ。
ジャスト・イン・ビリヤーズ。
それが最高のビリヤードシーンだ。
静寂なる中にも音の世界がある。
それは、ある事に純化された、そ
の目的のためだけの音。
その存在は清らかで澄んでいる。

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