マイクロソフト「IE」終了 職場混乱の報告相次ぐ「ドタバタだった」 安全性脆弱でも「使い続ける」との声も
米マイクロソフトは日本時間16日、インターネット閲覧ソフト「インターネットエクスプローラー(IE)」のサポートを終了した。昨年5月にサポート終了を予告していたが、1995年の公開以来、広く使われてきたIEは企業でも広く利用され、対応が遅れた企業では、職場の混乱の様子が伝えられている。
今後は、セキュリティ対策の更新が行われず、ウイルス感染などの危険性が高まるため、後継の閲覧ソフト「マイクロソフトエッジ」の利用を呼び掛けている。IEを活用して社内のシステムを構築した企業は、IE以外のブラウザーに切り替える必要がある。
ツイッターには、後継ソフトへの切り替え作業などで混乱する様子が伝えられ、「会社のブラウザもIEから一斉切り替え通知でなんかてんやわんやしてる」「IE→Edge移行は結構ドタバタだったな。オンラインシステムサーバーごと差し替えるってなって、PC使ってるだけ勢がパニック起こして大変だった」「仕事でのIEからEdgeへの切り替え大変でした 時代の流れとはいえ、やはりIEは偉大」などと、報告された。
また、サポートが終了し、安全性が脆弱でもIE依存が続くとの見通しを示す声も多く、「勝手なイメージだけどIEがサポート終了してもあと20年は使い続ける会社多そう。XPが現役なとこもよく見るし」「IEサポート終了したのにIEでしか動かないサービスを使い続ける弊社」「サポート切れと言われても会社の業務システムはIE前提だから後5年くらいはこのままだと思う。XP環境から抜け出したのも去年のことだしなぁ」といった書き込みも見られた。