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今、この状況をどう説明すればいいのか正直分からない。 背後には壁、そして目の前には怒りの表情のパートナー。
左右は彼の腕で塞がれ、逃げ道は断たれている。
そう、これはいわゆる…-----------------------------壁ドンだ。
無理矢理アキレウスに腕を引かれジークと別れた後 人気のない物陰に連れて来られたのだ。
怒っている、これは完全に怒っている。 全く身に覚えが無いのだが、私はどこかで彼を怒らせてしまったに違いない。 理由を聞かないといけない、彼が立ち止まったタイミングで尋ねようとした時
既にどんっ、と背が壁に付けられていたのだ。
「アッ…、アキレウス…?」
そして冒頭に至る、目と目が合ったまま無言の状態が続く 耐えられずに思わず彼の名を発した。
僅かに彼の瞳が揺れる、
黙っててはいけない。聞かなくては
「…どうして、怒ってるの?話してくれないと分からないよ。」
「何か」
「え?」
「何か俺に話さなきゃいけなかった事、無いか?」
「話さなきゃいけなかった事…?」
返ってきた返答に思わず、聞き返してしまう。 話さなくてはいけない事?少し考えながら思い出す。 アキレウスには基本的には自分の能力の事も話しているし隠し事は無い方だと思う。
だとしたら、今日アキレウスと最初に別れた後の事だろうか。 私は天草四郎と会って、モードレッドと戦って、黒の陣営と合流出来た。 話してない事なんて…特に。
「あっ」
私、天草四郎と会ったの全然言ってない。 言おうとしたけどヘラクレスが出て来たりして、てんやわんやだったし…
もしかしてそれで怒ってる?空中庭園で天草本人から何か言われちゃった?
「…どうしてあの男と会ってたの言わなかったんだ?マスター。」
「…言おうと思ったんだけど、アキレウスはケイローンと戦ってたし…あの後ヘラクレスが出て来たりして集中切らせたく無かったし…!その…」
「俺は言った筈だぜ?何かあったら令呪でも何でもすぐに呼べって。どれだけ危険な状況だったか分かってるのか?」
「ごめん、本当にそこはアキレウスを呼ぶべきだった。だけど今回は結果的には何もされ…------------」
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乱暴な事をしていると言うのは自覚していた。 ただ俺は今までマスターに対して抱いていなかった若干の怒りを抱えていた。 帰ってくるなり、その場にマスターの姿は見えない。
先生のマスターに場所を聞けば「傷ついたホムンクルス達の介抱をしている」と。 出迎えが無いのがイラついたんじゃない、会いたいという焦りが俺を動かしていた
「アキレウス、彼女を襲うんじゃありませんよ?今の貴方ならやりかねません。」
先生の警告を受ける程、俺は今どんな顔をしていたんだろう。適当に返事を返し マスターの元へと急いだ。疲れ切っているだろうに怪我人の手当までする御人好しだ だがいざ、少年と作業をしているマスターの姿を見たらどうだ。
服は土埃で汚れ、別れた時には付いていなかった傷が顔に出来ている
聞いてねぇぞ、怪我をしてるなんて-----------------------------
どうして俺に何も話してくれないんだ。 天草の事も、あの後怪我を負う事があった事も、言うタイミングはあっただろう。
気付けば乱暴に腕を引き、人気のない所に連れ込んで迫っていた。 情けない事は分かって居る、数多の戦場を駈け抜けた大英雄が たった一人の愛した女の事でこんなにもかき乱されるだなんて。
落ち着け、落ち着け。
冷静になれ、我を忘れるな。
そう何度も自分に言い聞かせる。
天草四郎と会っていた事を話さなかったのは自分に非があると認めた だが…------------------------------------
「結果的には何もされなかった」、そう言い掛けたその言葉を最後まで言わせる事は出来なかった。
「そんな訳ねぇだろッ!!」
初めて彼女にこんな大きな声で怒鳴りつけた。 びくりと肩を震わしているが、その肩を掴み逃がさないように言葉を投げつける
「キスが…っ、あの男にキスされたのが何もされなかったってのか!?」
「そ、それは…でも怪我をさせられたとかは、」
「そうじゃねぇ!!マスターは女で、アイツは男なんだぞ!?男が女にキスをするって事が何もない訳無いだろう!!」
胸が苦しい、張り裂けそうだ。 悔しい悔しい悔しい、あの男にマスターの唇を奪われた事が。 これだけ恋焦がれているのに、自分の想いを伝えられない事が
「何もない訳があるもんか…ッ!」
脳裏に浮かぶんだ、俺に高らかにそう勝ち誇ったように宣言したあの男の顔が 「してやった」と言いたげなあの顔が離れない。
「っ、俺は…俺は…!」
奪われるような気がした、また愛しい女を別の男に 自分の人生の中ではあの一件はトラウマになっている、親友の死、自身の滅びにまで繋がったあの出来事が。 だからこそ今度こそは奪われたくない、離したくない。
「誰にも…、お前を渡したくない…っ」
押し殺すようなか細い声で、彼女の耳に聞こえたかは分からない。 彼女に凭れ掛かるように、項垂れるように抱きしめ縋りつく。
「アキレウス。」
そして、彼女は驚く事も無く。 その腕をアキレウスの背中へと回し優しく撫でる
まるで子供をあやすように-------------------
「ごめんね、心配させちゃったね。大丈夫だよ、私はどこにも行かない。行かないよ。」
自分よりも遥かに大きい、背中を 少しだけ震えている彼の背中を
言葉をかけながら、
「私は、------------アキレウスのそばにいるよ。」
その言葉に、愛はきっと含まれていない。 パートナー、相棒への信頼の証としての言葉なんだろう。 だが、そんな不確かな約束でも今のアキレウスを安心させるには十分なものだった。
「アキレウス、落ち着いた?」
「ハイ、オチツキマシタ。」
数分前の自分を殴りたいと、反省の念に襲われているアキレウスとそのマスターは 大きめの木箱に二人して腰を下ろしあの後お互いに何があったかを詳しく話し合っていた。
「アキレウスたちと別れた後ね、赤のセイバーと戦ったの。黒のライダー…アストルフォが襲われてて。」
「じゃあ、その怪我はセイバーに…!?」
「うん、ちょっとね。蹴っ飛ばされた時に…でも、骨とかは折れてないよ!?」
「あの野郎…!今度会ったらタダじゃおかねぇ…!」
「だーめ、私も結構感情的になって厳しい事言っちゃったから御相子様だよ。」
「っ…マスターがそう言うなら次に会った時はデコピンぐらいにしておくぜ。」
だが痛かった事には違いないので マスターが見ていない所でパンクラチオンを仕掛ける事にしよう。 アーサー王の子供ってならある程度丈夫だろうから、多少マジでも罰は当たらない筈だ。
「それでね、宝具を今日で3回使ったしエルキドゥ化もしてたから反動が来ちゃって…。そこを助けてくれたのがさっき一緒にいた男の子。ジークっていうんだ。」
「反動…だからあの時、回路が一瞬揺らいだのか…。じゃあジークってのに礼を言わなきゃな。」
それからジークがジークフリートの力を得ているとか「ちょっと何言ってるか分からない」な事も聞き マスターからの話は大体は聞けた。 次は自分からの報告だ
ヴラド公がダーニックの魂を取り込んだまま強制的に怪物化させられ
そして、それは天草四郎によって文字通り滅せられた。
俺たちの前でアイツは自分の正体と目論みを暴露した。
俺たちを赤の陣営に寝返るように勧誘したり、そして…
「天草は、俺やルーラを排除してでもマスターを手に入れるつもりだぜ。」
あの瞳は本気だ。
宣言通り、それを邪魔する俺やルーラーを殺してでもマスターを手に入れようとするだろう。 あの執着っぷりは狂気の域にに達するものがある。
願いを手にする為に色んな感情を捨てた男が、まさか…--------------------------------
「…天草と会った時も、赤の陣営に来ないかって言われたの。もちろん断ったけど…あんな激戦地に来て武器一つ持たずに出て来たから変だとは思っていたけど、本当に変な人だね。普通なら私を殺すレベルで突っかかると思う。」
それを向けられている本人には一切合財その想いが汲み取って貰えてないのは同じ男として同情はしよう。 キスをされていると言うのにこうなのは我がマスターながらアッパレ。
つまりは俺の想いも下手をするとミリ単位も届いてないのが改めて分かる、泣きそう。
だがそういう鈍感な所も好きなので良い、許す。
「安心しろマスター、俺は絶対に何があってもアイツからお前を守ってみせるぜ。」
「…、うん。ありがとうアキレウス。」
正直な所、アキレウスから聞いた話だと天草の状態は聊か不安だ。 『絶対にこっちに連れ込んでやるからな』と新手の脅迫を受けている 状況で言うと、あっちは完全な変質者で自分はそれに怯える未来の被害者だ。
そしてアキレウスやルーラーを殺してでも、それに少しだけ怖気付いた。
だけど、彼がこうして自分を守ってくれると言ってくれる。 それならば本当に…--------------------------
「私のサーヴァントがアキレウスで良かった。」
彼には感謝しかない。 突然の感謝を受けたアキレウスは頬に熱が集まるのを感じ、彼女の微笑みのおかげで更に口元は綻ぶ
この笑顔だけは、今自分だけにしか向けられていないのだから。
「ああ、俺もアンタのサーヴァントになれて本当に幸せだ---------------」
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「我がマスターよ!!」
虚栄の空中庭園では、ある意味質問攻めに合っている天草四郎が居た。
暗い部屋をぼんやりと蝋燭が照らす、セミラミス、そしてシェイクスピアと共にその場にいる天草の表情はいつも通りだ。 先程までアキレウスに対して見せていた苛立った顔はどこかに消え失せ 胡散臭い笑顔だけが張り付いている。
「はい、なんですか?」
「いや私もマスターがそれだけ興味を持っている彼の少女には大変興味があるのも事実!」
「はは、それだとお願いした事への意欲に繋がってくれるので嬉しいですね。」
「しかし、本当によろしいのですかね?確かに頂いた題材はとても貴重な物、吾輩の筆も進むのは間違いない!」
「そうでしょうね。
「だが、シロウ…たった2日だけだぞ?本当にあの
「言ったでしょう?アサシン。私はどんな手を使ってでも願いを、彼女を手に入れる。その為ならばどんな事でも。」
「…っ、分かった。そこまで言うのであれば我は従おう。」
「ありがとう、セミラミス。」
声を押し殺すセミラミス。そこに女帝の顔は無かった 一人の、たった一人の男を想う、叶わない恋をする乙女の顔だ。 そして当の本人はその想いに気付く事なく己の別の想いの為に奔走する。
嗚呼、なんという!
なんという、悲劇的恋愛劇なのだろうか!!
そんな事を今口に出したら、流石に自分は直ぐに女帝に殺されるだろうと確信をし 此処は控える。控えなければ最高の物語を書けなくなってしまうではないかと察したとか、どうとか。
床に敷かれた魔法陣。 そして中央の椅子に座る一人の男
「ロットウェル・ベルジンスキー…赤のアーチャーのマスターだった彼に全てが賭けられている。」
かつて、本来の赤のアーチャーのマスターだった男。
その期間はごく僅か、ほんの少しだけの時間だった、だが今はそこに全てが懸かっているのだ。
天草からの合図を受け取りセミラミスは魔術を起動させる、そして少しだけ
「どうですか?セミラミス。」
「…一部断片的にはなっているようだが、可能だ。だが、これは…」
「…見ていたのですね!?何という奇跡!!素晴らしいではありませんか!!」
歓喜に踊る劇作家、その一瞬で何か絶句するような光景を見てしまった女帝。
これから自分がする行いを、彼女を救う為の試練だと意を決する一人の少年。
「-----------------------では、始めましょう。」
合図を受け取ったセミラミスが魔術を発動する。
そして、
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「そうだ、ホムンクルス達の治療しないと…!」
もうジークと別れてから結構な時間が経ってしまっている。 彼とアストルフォだけに任せっぱなしなのは申し訳無い。 戻って作業を手伝わないと
木箱から立ち上がろうとした時、視界がぐらりと大きく揺れた。
「っ」
体に力が入らなくなり、支えをなくした体はバランスを崩したが 彼女の体が地面に叩きつけられる事は無かった。
「マスターっ、大丈夫か!?」
間一髪の所で、アキレウスの腕に受け止められ事無きを得たのだ。
「ごめん、ちょっとフラついただけだから大丈夫だよ。」
「宝具を使ったのはともかく、やっぱりエルキドゥ化の影響がデカすぎんだろ。」
「でもっ、疲れてるのは皆一緒だよ。」
その言葉は間違ってはいない、今日だけで自分たちに与えられた肉体的・精神的疲労は計り知れない。 黒の陣営は皆疲れ切っている。 だが彼女がこうして倒れかけたのは今が初めてじゃない、これで3度目。
そんな状態の人間に、作業をさせる訳にはいかない。
「だとしても、マスターが無理して倒れるのが俺は嫌なんだよ。」
「えっ、ちょっ、アキレウス!?」
「暴れんなって、落ちるぞ?」
休ませよう、そう決めたアキレウスの行動は早い。 軽々と明日香を横抱きにし落とさないように抱え込む 鍛え上げた肉体を持つ彼からしたら、彼女を抱き上げるなんぞ造作もない。
「でっ、でもジーク一人に任せるのは大変だし…!」
「ジークには俺から話しておくし、俺が手伝う。今夜しっかり休んで明日治療してやりゃあ良いだろ?」
「私だけが休むなんて、そんな…」
「言ったろ?無理して倒れられたら俺が嫌だって。そうとなりゃあ城の中で大人しくするこった。」
「うう…、分かった。大人しく休みます~…っ、それより恥ずかしいから下ろして!」
「(可愛い)可愛い。」
「え?」
思わず本音と心の声が同時に出てしまった。 いやだって、横抱きが恥ずかしいって。顔を赤くしながら言われたら そりゃあ可愛いだろう。
パトロクロス。お前もそう思うよな?なあ?
「あっ、いや…絶対に下ろさないからな?今は大人しく俺に担がれてろ、マスター。」
「ふぇえ」
「んじゃ、行こうぜ。」
更に腕の力を強くされ、完全に拘束される 流石にこれはもう下ろして貰う事は出来そうもない、諦めよう。大人しくするのが一番だ
それにしても、アキレウスの顔をこうして近くで見るのは初めてかもしない-----------------
美形では?
異性の顔を至近距離で見る事自体、経験が少ないという事もあるのだが… あっ、天草はアレはノーカンにしておいて欲しい。今更だけど恥ずかしくなってきた。 ギルガメッシュも本来はかなり美形の枠に当て嵌まる部類なんだけれども、
前世が前世なのもあり、トキメキを感じた事は皆無である。というかエルキドゥ時代にそれは無い。 冬木でも本当に仲のいい男友達として接していたから、無いのである。 私にとってギルは、唯一無二の朋友であるのだから。 そりゃあ顔の造りは良いとは思ってはいたけれど、それとこれとは話が別である。
だけど、ギルとアキレウスの顔の造りは違う。 ギルの神秘的な美しさの対してアキレウスは美丈夫、それがピッタリだ。
彼の生前のエピソードの幾つかは褒められた物では無いのがあるが。 例えばヘクトールの死体引き摺り神様激おこ事件、アレは彼が大親友を殺されて怒りに任せて度が過ぎちゃった そう言えば人間らしい理由じゃないか?え?アキレウスが意地張ったのが原因? それは、まあ…。
とにかく彼の逸話は、彼の人間らしい感情が原因になる事が多い。
神様を怒らせて死に繋がった、っていうのがそもそも何とも親近感が湧く。 そう私の場合はイシュタルとかね?いやでもね、アレはイシュタルが悪いよ。
アレは
どうせあの後、神たちに殺されるんだったら もっとイシュタルを痛めつけて置けばよかったと後悔しているぐらいだ。
まあ、アイツはアレでも一応位の高い女神だったし? サーヴァントとして召喚されるなんて万が一も無い。 出来たとしてもステータスやら何やらのランクを落とさなくてはいけないし、
依り代として、誰かの肉体を借りなければ叶いっこ無い話。 あの我慢を知らない女神がそんな誰かに妥協するなんて無理な事だろうし
そもそも、イシュタルと相性が良い人間が居たらこの世の終わりである。 あんなのと相性が良いと言われたとか最早可哀想、同情したくなるレベル。
「どうした、マスター。俺の顔に何か付いてるか?」
「あっ、いや…アキレウスの顔って美形だなって。」
ギルガメッシュの事、駄女神の事を端折ると要はそういう事である。 そう言われたアキレウスは「俺をこの顔に産んでくれた両親マジ感謝」とラッパーのような事を呟く 面と向かって好いている女性から、美形と言われたのだ。喜ばずにはいられない。
「それとね、アキレウスの匂い凄く落ち着く。」
「!?いや俺、香水とか興味ねぇしただの体臭だぞコレ?」
「ふふっ、それでも良いよ。凄く居心地良いから」
俺の顔が良い→俺の匂い凄い落ち着く→安心して身を委ねてピッタリくっ付いて来てる←new!
アァアアアアアアアアアアーーーッ、俺の心臓がマッハ。 マスターからこんな密着されたり甘えられたり(?)される事無かったから 俺の心臓すっごいドクンドクンしてるぜ! 聞こえてないよな、聞こえてたら恥ずかしすぎて座に還りそう。
落ち着け、落ち着くんだアキレウス。 今、今世紀最大のフラグ成立イベントが多発しているんだ。 此処で自身の失敗でへし折るのだけは避けなければならない。
厭らしい思考回路は今は捨てろ、密着して来てるから地味にマスターの胸が俺の体に触れているとか…
完全に俺の体に柔らかい何かが触れている! マスターの胸だコレ。しかも服越しでも分かる、でかい。
これは…Dカップ…いや、Eはあるか!?
いや前からスタイル良いなとは思っていたけど、流石に触れるっては無かったから… 胸が小さかろうが大きかろうがマスターだったら何でも良い! 俺、落ち着けよ、本当に。
生前、女の裸なんざ飽きるほど見たし抱いたしな癖に 服越しの胸が触れているだけでこの焦りっぷり。童貞じゃねぇんだから 笑われる、絶対にこれはヘクトールとかにも笑われる。
『えっ何?天下の大英雄様が胸当たったぐらいで?うわーお子ちゃま~。』
うるっせえ!その髭、毟り取ってクサントスに食わせるぞオッサン!!
ああ、クソ!幻聴まで聞こえてきやがった。
「アキレウス、大丈夫?なんか顔色が…」
「えっ!?だっ大丈夫だ!少し考え事をしてただけで…!」
「本当に?もし具合良くなかったら下りるよ?」
「駄目だっ!おっ俺の匂いが好きなら下りるなっての!」
「そっかあ…それは嫌だからやっぱり下りないね。」
何この可愛い生物 もう下ろしたくない、ずっと横抱きしてたい。
ずっと
ずっと、このまま
2人で一緒にいられたら…---------------------------------------------
その時だ、ズシン-------------と大きく地面が揺れた。 激しい揺れに思わず体制を崩しそうになるが 腕の中に居るマスターを強く抱きながら何とか耐え抜く
「ッ、なんだ!?」
揺れだけじゃない、同時に何かが壊れるような音が聞こえた。 城塞に何か突っ込んだのか?だとしたらそれは間違いなく赤の陣営からの攻撃しかない。
「アキレウス!音のした方に行って!嫌な予感がする…!」
「ああ俺もだ!飛ぶぜ、しっかり掴まってろよマスター!!」
脚に力を込め、飛躍する。 あっという間に屋根までの高さに達し、駆け抜ける。
瞳に飛び込んできた存在に、思わず声が上がった
「おいおい、何だよあのデカブツは!?」
「…ッ、キャスター…!」
裏切った黒のキャスター アヴィケブロンが
あまりも巨大なゴーレムを連れそこに現れたのだ。____________________
?「ちょっと何、あの雑種。我の友に何手出しちゃってる訳?」
?「あの人参、何僕の可愛い娘に手を出してるんだろうね。殺すか。」
?「おい小僧、マスターに手を出して良いとは言っていないぞ。」
朋友の金ぴかがアップを始めました。(乖離剣を片手に)
密かに義父もアップを始めました。(スティンガー片手に)
麗しの狩人もアップを始めました(弓を片手に)
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自分で書いてて思った、こいつらまだ付き合ってもいないし
「好き」とも言っていないやんけ…
遅れてすみませんでした。(土下座)
寒くてタイピング進まないんですぅ!(言い訳)