大阪・吉村知事 濃厚接触で無症状なら隔離廃止 国に要望へ

大阪・吉村知事 濃厚接触で無症状なら隔離廃止 国に要望へ

吉村氏 隔離巡り国に要望へ

大阪・吉村知事 濃厚接触で無症状なら隔離廃止 国に要望へ

大阪府庁=大阪市中央区大手前で2019年2月25日、芝村侑美撮影

 大阪府の吉村洋文知事は14日、新型コロナウイルス濃厚接触者が一定期間隔離される措置を巡り、無症状者については廃止するよう国に要望する考えを明らかにした。この日開かれた府の新型コロナ専門家会議で医療の専門家からも賛同が得られたため、府としての意見をまとめる。

 濃厚接触者の隔離期間について、国は原則7日間としている。隔離期間中の4、5日目に検査で陰性を確認できれば5日目からの隔離解除も可能としている。吉村氏は4月、同居する娘の感染が判明し、濃厚接触者となった。自宅待機となったため在宅で公務をこなし、約1週間登庁できなかった経験があり、濃厚接触者の隔離をやめるべきだと訴えている。

 専門家会議は感染症が専門の医師らで構成されるが、この日の会議には経済学者も加わった。会議では経済学者から「オミクロン株では感染してから別の人に感染させるまでの期間が短い。濃厚接触者の特定や行動制限をすること自体にあまり効果はないと感じている」との意見があったほか、感染症の専門家からも「高齢者などリスクの高い人と接触する場合は現状の措置を続けるべきだが、それ以外はマスクをするなど感染対策を徹底すれば隔離しなくてもよいのではないか」といった措置の緩和を支持する意見が多かった。

 一方、別の感染症の専門家が「オミクロン株であれば緩和もあるが、次のウイルスがどうなるか分からない」と述べるなど、新たな変異株がオミクロン株よりも強毒化することも想定し、早急な緩和に慎重な意見もあった。【隈元悠太】

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