「Jリーガーと交際し、婚約状態でした。幸せになれると信じていたのに……」
悲痛な思いを打ち明けるのは西日本在住の島田彩子さん(27、仮名)。彼女が将来を誓った相手とは――。
男の名は新井涼平(31)。現在J2のヴァンフォーレ甲府に所属するMFだ。
「小学校時代は現日本代表の原口元気とチームメイト。ブラジルに留学し、18歳の若さで大宮アルディージャでJデビュー。当時は将来を嘱望されていました。2020年からは甲府のキャプテンを務めています。現在カップ戦も含めて297試合に出場し、今年中には節目の300試合出場を達成すると見られています」(スポーツ紙記者)
そんな新井から彩子さんのもとにインスタグラムを通じて連絡があったのは昨年4月のことだった。
「私がサッカー観戦に行く予定だと投稿したところ、彼から連絡があってやりとりが始まりました。ほどなく彼から交際を申し込まれましたが、私は当時26歳。次にお付き合いする方とは結婚を考えたいと思っていたので、一旦返事を保留しました」(彩子さん)
チームのHPには新井が既婚者で子供も二人いる旨が記されていた。だが、新井からこんな説明が。
「すでに離婚しているって。7月には甲府に試合を観に行き、彼がひとりで住んでいるアパートにも行きました。彼に対する好意がどんどん芽生えてきていて、アパートの合い鍵をもらったこともあって彼の離婚済みだという言葉を信じてしまった。9月から交際を始めました」(同前)
直後に、結婚の意思も確認しあったという。
「ペアリングももらいました。彼からは近く開かれる300試合記念セレモニーのためのユニホームも私の名前入りでプレゼントしてもらいました。11月の彼の誕生日には私からバースデイカードを送り、彼に『私との結婚の決め手は?』と聞くと、『尊敬できるところ』と言われました」(同前)
結婚に向けて、彩子さんは仕事を辞める決断をした。
「職場の都合で、今辞めなければ1年以上はその地を離れられない状況でした。なので、職場には3月に寿退社すると伝え、彼にも報告しました。入籍日を相談すると、こだわりはないというので7月1日にしようと約束したんです」(同前)
だが、彩子さんが親に紹介したいと伝えると、なぜか新井からの連絡は途絶えた。携帯でも連絡が取れなくなり、不安になった彩子さんはチームに電話。6月3日に甲府の強化部長と面会して事情を説明し、その後ようやく彼と再会できた。
「そこで初めて、不倫関係だったと分かりました。アパートは、自宅とは別に借りた部屋。彼は『自分に非がある』と言うものの、謝罪の言葉はありません。私は精神的に参ってしまい、病院へ行ったところ『急性ストレス反応』と診断され、薬も処方されました」(同前)
地元に戻った彩子さんは苦悩の日々を過ごしている。
「既婚者なら最初からお付き合いなどしません。今は仕事を探さなければなりませんが、結婚すると周囲に伝えて辞めた手前、地元で再就職先を探すわけにもいきません。弁護士を立て、彼の虚偽による貞操権の侵害を理由に慰謝料請求を検討しています」(同前)
新井本人に聞いたが、
「時間ないのですみません。またタイミングが合えば。今、活動停止中なんで」
甲府はファンに対して一切公表していないが、新井に活動停止を言い渡していたのだ。チームに尋ねるとこんな回答があった。
「現在、練習には参加させていません。調査中で、結果に基づき対応します」
甲府は現在、13位に低迷。キャプテンがこれでは、J1昇格は望めそうもない。
source : 週刊文春 2022年6月23日号