「吉川氏から事実明らかに」 18歳と飲酒報道 首相が説明要求

2022.6.14

 18歳の女性に飲酒させたなどと週刊誌に報じられ自民党を離党した吉川赳衆院議員に関し、岸田文雄首相は13日の参院決算委員会で「離党したとはいえ、国民に何も説明していない。本人から事実を明らかにしてもらわないといけない」と述べた。野党議員の質問に答えた。
 吉川氏は9日の衆院本会議後、記者団に対して「記事を見てから対応する」としたが、記者会見は開いていない。首相は10日にも吉川氏本人による説明が「まずは大事だ」との考えを示していて、改めて説明責任を果たすよう要求した形だ。
 首相は、吉川氏が首相率いる岸田派の「ホープ」と週刊誌に報じられた件について「そのメンバー(吉川氏)に対して何か評価するようなことはした覚えがない」とした。
 自民党幹部は同日、相次いで吉川氏の進退に言及した。茂木敏充幹事長は記者会見で「政治家としての適切な出処進退は、本人が判断すべき問題だ」との認識を示した。世耕弘成参院幹事長は党参院議員総会で「比例復活の議員なので自民党の議席だ。議員辞職を求めていきたい」と強調した。

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