お父さんとお母さん
 

父が亡くなりました。

 母は母の日の前に亡くなって。
 次の年、父はの父の日の前に。
 もうそろそろ贈り物を考えなければと言う頃に


「延命とかもうせんでいいが。
お母さん待ってるところにはよ行きたいがよ」
 とか笑って言ってはいましたが、
 立ち上がれなくなっても、病床でも、
 治ると信じて努力していた父は
 さすがだなと思います。

 尊敬する父です。



 最後は眠るようだったとのことです。

 次に父が目を開いたら、
 大好きな母とミルクがいて、たいそう驚いたはずです。

 その時の父の笑顔が、まざまざと思い浮かび
 思い浮かべると、泣いてしまいます。

 「そうか、待ってたとか」といって満面の笑顔。
 「もう、そんげ早くこんでいっちゃが」といって笑う母の顔。
 ミルクの甘える鳴き声。

 思い浮かべると泣いてしまいます。



 4年前は父がいて母がいてミルクがいた実家。
 もう誰もいない。
 もう誰にも会えないのが不思議でなりません。

 宮崎に帰っても、父が車で迎えに来ない。
 宮崎空港の乗客出口に父が立ってない。
 もう二度と立ってることはないということが、
 不思議でなりません。



 父は中国嫁日記が大好きで
 このマンガが誇りでした。

 看護師にも読ませて、月サンのファンを増やしていたようです。
 父の最後は必ずマンガにします。



 お父さんありがとうございました。
 今でも尊敬してます。
 あっちから僕ら一家の生活と
 中国嫁日記をずっと見守っていてください。



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→→→次の更新は6月14日ぐらいです