「えいっ」と64歳で韓国留学 うつみ宮土理さん、ときめき大事に
タレントのうつみ宮土理さん(79)は、64歳の時に韓国に語学留学しました。きっかけは、道端で受け取った一枚のチラシ。母の教えに従って自分が「ときめく」方を選び、テレビやラジオのレギュラー番組を降板して初めての韓国に飛び込んだといいます。「何歳でもやりたいときが、やるとき」といううつみさんに、語学学習への思いを聞きました。
――留学のきっかけは、2003~04年に日本で大ブームとなった韓国ドラマ「冬のソナタ」に主演した俳優のペ・ヨンジュンさんだったそうですね。
「こんなにきれいな男の人がいるの?って思いました。ヒロインのチェ・ジウさんも清潔で初々しくて。会いたいなあって。ある日、仕事を終えてテレビ局の外に出ると、『韓国に留学しませんか』っていうチラシを配っていたんです。韓国といえばキムチぐらいしか知らないのに、韓国に行きたいと思い立って、慌てて韓国語を習いはじめました。頭が痛くなるぐらい、丸暗記しました」
「当時、レギュラーだったバラエティー番組『さんまのスーパーからくりTV』からは、『3カ月も留学するなら、降板してください』って言われたの。留学か、レギュラーか。人生でどちらの道を選ぶかは、『胸に手を当てて、ときめいた方を選べば後悔がないよ』っていうのが母の教えでした。テレビもラジオもレギュラーはすべて降りて、えいっと留学することにしました。これも母が『コップの中から外国を見るのと、コップの外に飛び出して外国に行くのは全然違う』と昔からよく言っていたことが、頭にありました」
「ただ、夫のキンキン(俳優でタレントの故・愛川欽也さん)をどう説得しようかな、とは思いましたね」
――どう話したんですか?
「『キンキン、お願いがある…