衛生管理者試験の難易度・勉強法

衛生管理者の難易度・合格率はどれくらい?他の資格6つと比較してみた

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衛生管理者 難易度 合格率

衛生管理者には、労働者が安全かつ健康的に働ける環境をつくる役割があります。
近年では企業からのニーズが高い国家資格です。
転職やキャリアアップを目的に衛生管理者試験受験を検討中の方も多いことでしょう。
そこで気になるのが「難易度や合格率」ではないでしょうか。

本記事では、難易度や合格率、合格するうえでのポイントなどをご紹介します。

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衛生管理者合格率の推移

衛生管理者には「有害業務を含む全業種で選任できる第一種」「有害業務を除く一部業種で選任できる第二種」があります。
いずれの試験も、公益財団法人安全衛生技術試験協会によって毎月1〜3回程度実施されています。

関連記事:【令和3年度・2021年度】衛生管理者試験の日程一覧と申込の流れ

衛生管理者試験の難易度を理解するために、まずは過去10年の合格率を見ていきましょう。

第一種衛生管理者 合格率推移

開催年受験者数合格者数合格率
令和2(2020)年度43,157名18,916名43.8%
令和1(2019)年度68,498名32,026名46.8%
平成30(2018)年度67,080名29,631名44.2%
平成29(2017)年度65,821名29,636名45.0%
平成28(2016)年度61,500名28,003名45.5%
平成27(2015)年度55,129名30,587名55.5%
平成26(2014)年度53,111名29,922名56.3%
平成25(2013)年度54,499名29,800名54.7%
平成24(2012)年度55,080名29,666名53.9%
平成23(2011)年度54,169名27,203名 50.2%

(引用元:公益財団法人安全衛生技術試験協会

第一種は、有害業務を含む全業種から高いニーズがあり、転職やキャリアアップにも活かせることから、受験者数は年々増加しています。

第二種衛生管理者 合格率推移

開催年受験者数合格者数合格率
令和2(2020)年度22,220名11,729名52.8%
令和1(2019)年度33,559名18,511名55.2%
平成30(2018)年度32,985名17,271名52.4%
平成29(2017)年度31,537名17,302名54.9%
平成28(2016)年度29,186名16,189名 55.5%
平成27(2015)年度25,716名16,983名66.0%
平成26(2014)年度25,069名17,365名 69.3%
平成25(2013)年度26,555名17,878名67.3%
平成24(2012)年度26,960名17,835名66.2%
平成23(2011)年度25,950名16,140名62.2%

(引用元:公益財団法人安全衛生技術試験協会

第二種は、第一種に比べて受験者数こそ半分程度ですが、有害業務を扱わない金融業や情報通信業などを中心に根強い人気があります。

ここまで、合格率の推移を見てきました。
令和2(2020)年度は新型コロナウイルス感染予防の観点から受験者数が一時的に減ったと推測されますが、どちらも受験者数は年々増加しています。

一方で、合格率は10ポイントほど低下するなど、減少傾向にあります。
衛生管理者は、国家資格の中で合格率は低くないものの、「出題傾向」を押さえて「十分に理解」して試験に臨まなければ、合格できない資格だといえるでしょう。

衛生管理者試験の科目と配点

合計6割以上の得点で合格ですが、全ての科目に基準点(いわゆる足切り点)が付いており、1つの科目でも4割以下の得点となると、それだけで不合格になります。人数ではなく、点数で合否が決まる絶対評価の試験です。

第一種衛生管理者試験

科目 範囲 出題数 配点 基準点 合格点
労働衛生 有害業務 10問 80点 4問(32点) 240点
有害業務以外 7問 70点 3問(30点)
関係法令 有害業務 10問 80点 4問(32点)
有害業務以外 7問 70点 3問(30点)
労働生理 10問 100点 4問(40点)

第二種衛生管理者試験

科目 範囲 出題数 配点 基準点 合格点
労働衛生 有害業務以外 10問 100点 4問(40点) 180点
関係法令 有害業務以外 10問 100点 4問(40点)
労働生理 10問 100点 4問(40点)

特例第一種衛生管理者試験

科目 範囲 出題数 配点 基準点 合格点
労働衛生 有害業務 10問 80点 4問(32点) 96点
関係法令 有害業務 10問 80点 4問(32点)

衛生管理者の難易度を他の資格6つと比較

衛生管理者試験は、ここ数年で合格率が10ポイントほど低下しているため、「難易度が高いかも」と不安に感じた人もいるかもしれません。

そこで、衛生管理者の難易度を客観的に知るために、他の資格と難易度を比べてみましょう。
よく耳にする資格、衛生管理者に近い分野の資格などを中心に、合格率と勉強時間を見ていきます。

衛生管理者の合格率が第一種で45%前後、第二種で55%前後、勉強時間は第一種で100時間、第二種で60時間なので、比較してみてください。

司法書士 

例年の合格率3〜4%
合格までに必要とされる勉強時間(目安)3,000時間
どんな資格?司法書士法に基づく国家資格。専門的な法律知識を活かし、登記や供託の代理や手続きなど法律事務を行うのが主な業務。試験は成績上位者のみを合格にする相対評価が特徴。

行政書士

例年の合格率8〜15%
合格までに必要とされる勉強時間(目安)600~1,000時間
どんな資格?行政書士法に基づく国家資格。幅広い法律知識を活かし、役所への提出書類や契約書等の作成や手続き代理などを行う。法律を学んでいれば合格のハードルは下がる。

宅地建物取引士

例年の合格率15〜17%
合格までに必要とされる勉強時間(目安)300~400時間
どんな資格?宅地建物取引法に基づく国家資格で、不動産売買や賃貸仲介のプロフェッショナル資格。過去問の焼き直しが7割程度出題される。

社会保険労務士

例年の合格率6~7%
合格までに必要とされる勉強時間(目安)800~1,000時間
どんな資格?社会保険労務士法に基づく国家資格で、社会保険や年金、労務管理など人事労務のエキスパート資格。試験範囲が広く、専門知識や法改正の対応が求められる難関国家資格です。

労働衛生コンサルタント

例年の合格率30〜31%
合格までに必要とされる勉強時間(目安)80~100時間
どんな資格?労働安全衛生法に基づく国家資格。事業場における労働衛生の水準の向上を図る、衛生管理者の上位資格というイメージ。保健衛生と労働衛生工学の2種類あり、記述・口述試験がある。

公害防止管理者

例年の合格率25〜27%
合格までに必要とされる勉強時間(目安)100〜150時間
どんな資格?製造業や電気供給業など特定工場で排出ガスや騒音などの公害を改善・防止を管理する資格。資格区分は大気、水質など計13区分。

6つの国家資格の難易度などは上記のとおりです。これら各ジャンルのエキスパート資格と比べると、衛生管理者の難易度は低いといえます。

衛生管理者試験に合格するのは簡単?

他の国家資格と比べて、衛生管理者の難易度は低いことはわかりました。

ただ、ほとんど勉強せずに合格を勝ち取ることはとても困難。一夜漬けなどで挑んでも不合格になる可能性が高いです。

関連記事:衛生管理者試験は一夜漬けで合格できる?最短で合格する現実的な方法

先ほど述べたように、合格率が減少傾向にあることからも理解できるでしょう。

転職やキャリアアップを目的に資格取得を目指すのであれば、近年の「出題傾向」を押さえて、試験範囲を「十分に理解」する必要があります。

そのためには、通信講座などでスキマ時間を効率的に活用することが大切です。さらに、第一種は100時間、第二種は60時間を一つの目安に勉強スケジュールを組みましょう。

関連記事:衛生管理者試験の合格に必要な勉強時間は?合計何時間・何か月必要か解説!

まとめ

衛生管理者は合格率から見ても、難易度が高くない国家資格です。

しかし、十分に勉強しなければ合格できません。

「独学が不安」「勉強が苦手」という方は通信講座などを検討し、効率よく合格を目指してみてはいかがでしょうか。

最短合格を目指す最小限に絞った講座体系

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この記事の監修者

山浦 寛貴

従業員規模800名企業の総務部門に勤務。
企業内の広報雑誌発行など多岐にわたる業務を遂行しながら第一種衛生管理者免許ほか多数の資格を取得。

(保有資格例)
2015年 第一種衛生管理者(一発合格)
2020年 FP2級
2021年 危険物乙種4類

現在も総務部門に勤務し社員の安心安全の労働環境実現に努めながら、労務や福利厚生、資格取得関連などさまざまな記事を執筆および監修を行い、ビジネスに関連するノウハウを提供している。

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