広島出身の小惑星探査機「はやぶさ2」のプロジェクト・マネージャーが、「挑戦とチームづくり」をテーマに講演しました。
8日、中国経済連合会の招きで講演をしたのは、安芸高田市出身でJAXA(宇宙航空研究開発機構)の津田雄一さんです。
津田さんがリーダーを務めた「はやぶさ2」のプロジェクトには、さまざまな国籍と年代の科学者と技術者およそ600人が関わりました。
チームは、多くの困難を乗り越えて、世界で初めて小惑星のサンプルを持ち帰るプロジェクトを成功させました。
その砂などから生命の源となるアミノ酸が見つかったことが報じられたばかりで、ミッションの意義があらためて注目されています。
はやぶさ2 プロジェクト・マネージャー 津田雄一さん
「プロジェクトがどんな社会的意義があって、どんなに挑戦しがいがあるか、そういう仕掛けをつくっていくのが根本的に重要だと思う」
講演の最後に津田さんは、「想定外が起きることを想定することが大切」と締めくくっていました。
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