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憲政史上最悪と名高い安倍政権を7年8カ月にわたり支えてきたのがカルトや政商、「保守」を自称するいかがわしい勢力だった。「桜を見る会」には、百田尚樹、有本香、ケント・ギルバートといったネトウヨライター、安倍に近い統一教会の関連政治団体・世界戦略総合研究所の事務局次長や悪徳マルチ商法「ジャパンライフ」の会長、反社会勢力のメンバー、半グレ組織のトップらが招かれていた。コレは、遠い日の花火ではない。
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参院選(山口選挙区)に立憲民主党から出馬する安倍の元秘書秋山賢治の自宅の玄関付近に異臭のする液体のようなものがまかれ、自宅前に張ってあったポスターも剥がされる被害も発生。立民の事務所に止めていた立民関係者の車も同様の嫌がらせに遭ったとのこと。
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河瀨直美が総監督を務めた東京五輪公式記録映画『東京2020オリンピック SIDE:A』が、6月3日から日本で公開された。報道によると、東京都内の新宿、渋谷、池袋周辺の主要な映画館でも、公開初日の段階で空席が目立っており、1枚もチケットが売れてない回もあるとのこと。河瀨をめぐっては、撮影助手や男性スタッフに暴力を振るったとの報道があり、その対応が興行に影響を与えた可能性もある。最初から最後まで不祥事が続いた東京オリンピック。新型コロナの流行も重なり東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県の会場は無観客開催になったが、映画も無観客開催か。別の意味で「記録」をつくったのかもしれない。