1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 政治

「18歳女性と飲酒」報道の吉川氏、地元から議員辞職求める声…「国政託す気になれない」

読売新聞 / 2022年6月13日 8時16分

吉川赳氏

 18歳の女性と飲酒したなどと週刊誌に報じられた自民党の吉川赳衆院議員(40)(比例東海)が離党届を提出し、受理されたことを受け、静岡県内の支援者や党関係者からは戸惑いや批判の声が上がった。22日公示、7月10日投開票が有力視される参院選静岡選挙区(改選定数2)が目前に迫る中、関係者は対応に追われている。

 富士市横割本町の吉川氏の事務所には11日午前、秘書や支援者らが集まった。関係者は「我々も状況がわからない」と言葉少なに語った。富士後援会の田辺雅啓会長は「とても残念。きちんとけじめをつけないと、彼の今後はない」と本人からの説明を求めた。

 吉川氏は父が元県議で、国会議員秘書を務めた後、2012年の衆院選静岡5区で敗れて比例東海ブロックで復活し、初当選した。昨年10月の衆院選も比例復活で現在3期目を務める。

 地元有権者からは、議員辞職を求める意見が相次いだ。80歳代の会社経営の男性は「本人の意向と無関係にいずれ辞職を余儀なくされるのでは。離党では不十分だ」と語り、60歳代の飲食業女性は「国政を託す気になれない」とあきれた。

 静岡5区では、吉川氏が細野豪志氏(50)に再三敗れてきた。細野氏は昨年の衆院選で8選後に自民党に入党し、県連入りも認められた。しかし、5区支部は反発し、吉川氏が支部長を続けてきた。

 離党に伴い、支部長の後任も焦点となる。県連内では「細野さんに(支部長を)やってもらって体制を整えないといけない」(衆院議員)という声もあるが、長年対立した細野氏への拒否感も強い。県連の城内実会長(衆院議員)は「当面空席になるだろう」との見方を示した。

 自民党が目の前で警戒するのは参院選への影響だ。県連幹部によると、立候補予定者と吉川氏が並んだポスターは既に外し始めた。党は昨年の参院補選で敗れ、巻き返しを図っている。県連の良知淳行幹事長(県議)は「候補者が一生懸命やっているさなかの事態。改めて気を引き締める必要がある」と話した。

CCPA Notice
あなたにオススメ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む