ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 9最後に私がよいと思った点を1つ 「それぞれ得意なことが違う」 この思いついたとも慰めとも取れる言葉が、 実践され、最後に大きな形となるのは、 私ですら感動しました #けものフレンズ644173
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 9けものフレンズのシナリオ構成の総評ですが、 使い古され、親しまれたものを基礎設計を変えずに 使用し、尚且つ二度三度の視聴にも耐えうる設計にしつつ、 古い型に現在の技術、知識、価値観を惜しみなく用いた承前啓後の作品40118
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 9まだ早いと思いますが、私が取り扱ってきた分野の上での考察はこれ以上の考察は難しいと思います。 しかし、映像に関しては一見素朴に見えつつ、 微細な調整がされているのは理解できました。 ですがそれを言語化するのは難しい為、 その方法が見つかり次第とさせて頂きます。 申し訳ありません1462
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 9今回、私はシナリオの描写、設定、最初から結末までを批評、考察させて頂きましたが これら以外にも興味深い点はまだあり、 映画のようなカメラ、風景の描写、展開によるカメラ遣いの変化、など私の語彙力では間に合わないものが多数あります。1152
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 9話の流れは古代より受け継がれてきた寓話の流れに沿ったものではありますが、 アニメ表現を最大限に用い、小説ではどうしても表現しきれない視覚的描写、表現、感覚、間、それらを可能な限り使い、 眼に静かに、しかし再確認するほどに明確に工夫がされている。そのように私は感じ取りました。11560
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 9一見、対称的な二人が、その実は原始的、それぞれの本能的な恐怖を克服し、共に旅を続けるという 一見は記憶喪失の人間が支えられ成長する物語に見えつつ、 その実は二人が成長する話であった、とも言い切れるのです。 #けものフレンズ1885
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 9その要素とは、人でなければならないことをする、 という点であり、記憶喪失の人が、住人としての自覚を持ち、死の恐怖と面と対立することであるなら、 その相方である住人も、本能としてある恐怖と戦う、という成長がありました。 こちらも、ごく僅かな台詞と仕草で話の途中に描かれていました。1156
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 9そこで主人公にあたる人物について考え直した所 面白いことにどちらが主人公であっても話が成り立つ、ということに気づきました。 何故なら、彼女にも成長するべき要素が存在していたのです。 #けものフレンズ1567
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 9続きを、ここまで考えたところ、この作品の主人公は誰であるのか、といった疑念が現れました。 ここまで、私は記憶損失の人間を物語を進める主人公として認識してきました。しかし、牽引しているのは、 最初に出会った住民の方が遥かに多いのです。 #けものフレンズ11669
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8それを把握していているのかは定かではありませんが、 前回の背景物を用いて遊んでいたり、周囲のものを再利用していたり、といった情報が二回目の視聴で自然と理解できてくるのも 二度目の再生を想定したものではないか、と思うのです1460
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8それは誰が悪いといったものではなく、 「そういったもの」という認識になるのが妙と言えます。 何故なら、自然環境にも多数の情報量があるように このアニメも作中内に多数の情報が埋没しており、 それらを一度に把握するのは困難である為です。11055
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8先に述べたように、このアニメは、情報の絞り方、環境の描き方、セリフ回しに関して 視聴者の認知範囲をかなり明確に把握しておりつつも、 1度の視聴では気づけない細かな点があるのも事実です。 しかし、それは描写限界故のものでなく、視聴において情報の限界量にどうしても達する為です1467
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8死の瞬間に成長の到達点へと達していて 成長の物語としてはここで完了したとしても不自然ではないのですが 共に旅をした住人や、出会った人々が手を伸ばし、 死の底から引き上げ、新たなる旅が始まる。 これは旅の積み重ねを視聴者に提示し、且つ伝わっているという自信が無ければ出来ない判断です2076
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8これは最初気づかなかったのですが、明確な死への恐怖が、 記憶の存在しない頃から非常に簡単な台詞で描写されており、 経験の蓄積に伴い、旅の道中で克服、または克服しかけている描写がありました。 そして、最期の瞬間に達成し、故に介入しても成長の阻害になっていません #けものフレンズ11987
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8しかし、そういったリスクを承知の上で、意図して出会った大勢の住人を登場させ、対峙させた理由があります。 それは、タイトル・コールのほか、新たなる住人の成長の最終到達点が既に描かれていたためです。 #けものフレンズ1457
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8物語の最終局面にレギュラーメンバー以外の介入は 創作において忌避されがちなものであり、 何故なら成長を描く最終局面においての目的が 介入によって阻害されかねないからであります。1049
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8冒険譚として、大いなる困難に立ち向かう場合 多くは新たなる住人に立ち向かわせる展開が多いです。 あえてそうせず、失敗し、その代償に命を落としかけるも、奔放に生きる住人が1つの目的の為に集合し 困難な目的さえも乗り越える。これは視聴者の感情を感覚で理解している人の描き方です。1970
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8ここでシナリオのミソになるのが、今までが主要人物三人、そしてゲストという形であったのが、 大勢の住人たちを登場させることにより、 ごく小さな旅であったものが、長く、そして大きな旅であったという証明であり、 また、新しい住民は、古い住人たちから受け入れられたという証左でもあります1559
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8変化点というのは古くからある形、型から外れたのではなく 作中の基本的な流れから外れ、どのような流れになるのかが見えない、振り出しの頃よりも格別な状況を指します。 つまるところ、山場、ピンチ、番狂わせといったものです。1043
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8問題、困難に挑戦し、乗り越えてきた新たなる住人が、 大いなる問題に押さえ込まれ、その旅は一度終着したように見えます。 しかし、その終着が大勢の住人たちの手によって 再び、旅が始まるという点が大きな変化点と言えます。1044
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8終盤にはその世界の住民でさえ困難が重大な問題が出現し、生命の危機、永遠の損失が描写され、 その状況下で退避すること、安全な逃げ道があることを教えられ、選択の余地があるなか、 記憶喪失だった人物は住人たちと触れ合い、共有をしたことにより、住民として立ち向かう事を自己意思で決める954
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8旅の最中、住民たちが深刻に構えていないものの 幾度の問題が現れていくのを、最初は無意識、次は必然に、その次には自発的、そして住人からの出題 徐々に動機が明確になり、積極性が増してゆきます 同時に、記憶の無い状態から経験を積んでいきます1043
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8未知の世界に降り立った人物は記憶が無く、 過去が存在せず、自分が何者なのか、何が出来るのか、 序盤で問われ、内面的問題として提示されます。 それを示すように、住民たちは個性が強く描かれます。1041
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8では、まずシナリオの形からですが この構造自体は古い時代から親しまれてきたものです 未知の世界で目覚め、さ迷っているなか、 その世界の住民と出会い、成長していく、この形になります。1151
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8かいつまんだ言い方にしますと、 「あまりにも人物の変化が激しく、何が起こったのか理解出来なく、空白の期間の説明も無いので評価ができない」 ということになります。948
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8他、作中の空白期間における展開が描写されていない為 作品としての時間軸、人物の変遷が切断しており、 その変化の理由を認知することが出来ないことも原因です。1730
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8このパラレル的というのは、同一世界観でありながら、 既存の作品の同一人物が存在していても 作中とはまた別行動、及び別人格であるものを指します 2期に至っては、ごく少人数の1期の人物が出ていますが、 立場、状況の変化が描写されていない為、暫定的に別人と判断しました。845
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 8では、けものフレンズのレビューを再開します。 その前に1,2のシナリオの連続性の評価について シリーズものであるにも関わらず、登場人物、 作中の設定、言動が一貫しておらず、 本来描写されて然るべき描写が欠乏しており、 構造上の問題として、パラレル的な展開、 そのように判断致しました。2570
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 7大事なことを忘れていました。 本来はけものフレンズ1期の感想、批評をする予定でしたが 2期の批評に終始してしまっていました。 高い質の低さを解読し、明文化に注力し過ぎ、 失念していました。 まず1期の感想を全て書き終えてからにします。 行動が二転もして申し訳ありません。21489
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 7最後に、私は感想を述べる場合はどのアニメでも3回から4回、必要ならそれ以上は見ています。 今回も両作品を並列に視聴し、問題点を精査したうえで行いました。41187
ダーイゴロウ@ruOinAtXjE3UfR5·Jun 7失敗例をリスト化し、文体に収めるという作業をしていたのですが、久々に仕事で取り扱うのと同じかそれ以上になりました。 今回は量が多すぎる為、主要部分のみです。536