of 86
Current View
4-1237第一種事業に係る計画段階配慮事項に関する調査、予測及び評価の結果4.1 計画段階配慮事項の選定の結果本事業に係る環境の保全のために配慮すべき事項(以下「計画段階配慮事項」という。については、「発電所の設置又は変更の工事の事業に係る計画段階配慮事項の選定並びに当該計画段階配慮事項に係る調査、予測及び評価の手法に関する指針、環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査、予測及び評価を合理的に行うための手法を選定するための指針並びに環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令(平成10通商産業省令第54、最終改正:令和元年71日号外経済産業省令第17)」(以下、「発電所アセス省令」という。)の別表第6においてその影響を受けるおそれがあるとされる環境要素に係る項目(以下、「参考項目」という。)を勘案しつつ、本事業の事業特性及び地域特性を踏まえ、4.1-1のとおり重大な影響のおそれのある環境要素を選定した。また、「計画段階配慮手続に係る技術ガイド」(環境省計画段階配慮技術手法に関する検討会,平成25において、「計画熟度が低い段階では、工事の内容や期間が決定していないため予測評価が実施できない場合もある。このような場合には、計画熟度が高まった段階で検討の対象とすることが望ましい。」とされている。本配慮書においては、工事中の影響を検討するための工事計画等まで決まるような熟度にないものの、方法書以降手続きにおいて実行可能な環境保全措置を検討することにより環境影響の回避又は低減が可能であると考え、工事の実施による重大な環境影響を対象としないこととした。なお、方法書以降の手続きにおいては、「工事用資材等の搬出入、建設機械の稼働及び造成等の施工による一時的な影響」に係る環境影響評価を実施する。
4-22384.1-1計画段階配慮事項の選定影響要因の区分環境要素の区分工事の実施土地又は工作物の存在及び供用環境の自然的構成要素の良好な状態の保持を旨として調査、予測及び評価されるべき環境要素大気環境大気質窒素酸化物粉じん等騒音及び超低周波音騒音及び超低周波音振動振動水環境水質水の濁り底質有害物質その他の環境地形及び地質重要な地形及び地質その他風車の影生物の多様性の確保及び自然環境の体系的保全を旨として調査、予測及び評価されるべき環境要素動物重要な種及び注目すべき生息地(海域に生息するものを除く)海域に生息する動物植物重要な種及び重要な群落(海域に生育するものを除く)海域に生育する植物生態系地域を特徴づける生態系人と自然との豊かな触れ合いの確保を旨として調査、予測及び評価されるべき環境要素景観主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観人と自然との触れ合いの活動の場主要な人と自然との触れ合いの活動の場環境への負荷の量の程度により予測及び評価されるべき環境要素廃棄物等産業廃棄物残土一般環境中の放射性物質について調査、予測及び評価されるべき環境要素放射線の量放射線の量備考:「発電所アセス省令」第21条第1項第6風力発電所別表第6に示される参考項目。:「発電所アセス省令」第26条の21別表第13に示される参考項目。計画段階配慮事項として選定した項目
4-3239選定した環境要素は「騒音及び超低周波音」、重要な地形及び地質」、「風車の影」、「動物」、「植物」、「生態系」及び「景観」である選定する理由又は選定しない理由を4.1-2に示4.1-2計画段階配慮事項として選定する理由または選定しない理由環境要素影響要因選定選定する理由又は選定しない理由大気環境騒音及び超低周波音騒音及び超低周波音施 設 の 稼事業実施想定区域(風力発電機設置対象区域)周辺において、配慮が特に必要な施設等に対して、施設の稼働に伴う騒音及び超低周波音が影響を及ぼす可能性があることから、重大な影響のおそれのある環境要素として選定する。その他の環境地形及び地質重要な地形及び地質地 形 改 変及 び 施 設の存在既存資料調査等により、事業実施想定区域及びそ周辺において重要な地形が確認されており、地形改よる影響の可能性があることから、重大な影響のおそれのある環境要素として選定する。その他風車の影施 設 の 稼事業実施想定区域(風力発電機設置対象区域)周辺において、配慮が特に必要な施設等に対して、施設の稼働に伴う風車の影が影響を及ぼす可能性があることから、重大な影響のおそれのある環境要素として選定する。動物重要な種及び注目すべき生息地(海域に生息するものを除く)地 形 改 変及 び 施 設の存在、施 設 の 稼既存資料調査等により、事業実施想定区域及びその周辺において重要な種及び注目すべき生息地に関する情報があり、地形改変及び施設の存在、施設の稼働による影響の可能性があることから、重大な影響のおそれのある環境要素として選定する。海域に生息する動物地 形 改 変及 び 施 設の存在×陸上に設置する風力発電機であり、海域における地形改変を行わないため、海域に生息する動物への影響が生じる可能性がないことから、選定しない。植物重要な種及び重要な群落(海域に生育するものを除く)地 形 改 変及 び 施 設の存在既存資料調査等により、事業実施想定区域及びその周辺において重要な種及び重要な植物群落に関する情報があり、地形改変及び施設の存在による影響の可能性があることから、重大な影響のおそれのある環境要素として選定する。海域に生育する植物地 形 改 変及 び 施 設の存在×陸上に設置する風力発電機であり、海域における地形改変を行わないため、海域に生育する植物への影響が生じる可能性がないことから、選定しない。生態系地域を特徴づける生態系地 形 改 変及 び 施 設の存在、施 設 の 稼既存資料調査等により、事業実施想定区域及びその周辺において重要な自然環境のまとまりの場に関する情報があり、地形改変及び施設の存在、施設の稼働による影響の可能性があることから、重大な影響のおそれのある環境要素として選定する。景観主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観地 形 改 変及 び 施 設の存在既存資料調査等により、事業実施想定区域周辺において、主要な眺望点に対して、施設の存在に伴う眺望景観の変化が想定されることから、重大な影響のおそれのある環境要素として選定する。人と自然との触れ合いの 活 動 の主要な人と自然との触れ合いの活動の場地 形 改 変及 び 施 設の存在×既存資料調査等では、事業実施想定区域に主要な人と自然との触れ合いの活動の場に関する情報が在せず主要な人と自然との触れ合いの活動の場消失するおそれがないことから、重大な影響のおそれのある環境要素として選定しない