SwitchBotといえば、スマートホームを後付け手軽に作れる製品。
SwitchBotシリーズって、工事なしで自宅を簡単にハイテクにできるのが便利なんですよね。
ラインナップも他に見ないほど豊富ですし、単品ごとの単価も安い。おすすめの製品の一つです。
そんなSwitchBotシリーズには、温湿度計もあり、単に温湿度が測れるだけでなく、IoT(スマート化)な仕組みづくりもできるのが便利な製品。
今回は、通常分のSwitchBot温湿度計と、新たに発売されたSwitchBot温湿度系プラスについて、比較しつつレビューをしていきます。
もくじ
外観とセットアップ
SwitchBot温湿度計の外観を見つつ、セットアップをしていきます。
SwitchBot温湿度計プラスは、通常版よりもサイズが大きく、その分画面も大きくなっています(プラス:3インチ、通常版:2.1インチ)
本体背面は、以下の作りとなっています。
上記の通り、プラスはピン付き画鋲を使って、壁に取り付けることができます。
また、プラスも通常版も付属のマグネット(両面テープで貼り付け)によって、冷蔵庫や金属製の支柱、扉などに取り付けることも可能です。
本体を設置したところで、SwitchBotアプリへ登録し、設定していきます。
ここでの「デバイス名」は音声アシスタントから呼び出す際に必要となるので、言いやすい名前をつけておいてください。
と、このように、とても簡単に初期設定できるのが嬉しいですね。
アプリの機能などは、以下のレビューに沿って解説していきます。
レビュー
さて、設定が終わったところで、SwitchBot温湿度計のレビューをしていきます。(プラスを中心に見ていきます)
普通に温湿度計として便利(スマホ・本体からの確認)
SwitchBot温湿度計と温湿度計プラスは、色々とスマートな機能を備えていますが、それらを使わなくとも普通に温湿度計として利用できるのが便利です。
温度と湿度は、本体を見るだけでわかるようになっていますし、壁への取り付けもできます。
(プラスの角度は42度と56度の2パターンにできる)
ざっくり検証したところ、精度は正確でしたが、値が違えば校正もできるので、安心感があります。
普通の温湿度計としても、金額は相場より数百円高いくらいでほとんど変わりません。
また、スマートホーム系でこのような「温湿度計単体」という製品は、意外と多くありません。
だいたい、スマートリモコンにセットでセンサーが内蔵されているか、高機能な環境センサーとセットになっていることが多いです。
そのため、スマートホーム的なことをしなくても、単純にスマホで確認できるコスパの温湿度計として単品購入する方も多く、人気の製品となっています。
スマート機能が充実している(音声アシスタント等)
SwitchBot温湿度計の一番の魅力は、スマート系機能が充実していることです。
音声アシスタントは、「Amazon Alexa」「Googleアシスタント」「Siri」「LINE CLOVA」と、主要なものに全対応しています。
加えて、SwitchBotシリーズはスマートホーム系の製品なので、これらが仕様変更した際のアップデートも迅速です。
IFTTTにも対応しているのがきめ細やかな点。これに対応する他社製品も含めた自動化が可能です。
それ以外にも、Apple Watchやスマホのウィジェットにも対応しているのが、地味に便利な点です。
普通の温湿度計でここまで対応しているのは、SwitchBotシリーズのみです。
次の章で、そのシリーズを使った「自動操作」についても解説していきます。
シーン機能で他のSwitchBotと連携させた自動化も可能
SwitchBot温湿度計プラスは、IoT製品ならではの「自動操作」もきめ細やかに設定できます。
これには、SwitchBotアプリにある「シーン機能」を利用します。
これは、「〇〇の条件になったら、XXをする」というロジックを組むことができます。
〇〇は条件が満たされた時、XXはアクションとして、〇〇XXの部分に任意の機能を割り当てることが可能です。
試しに、「湿度が40%以下になったら、エアコンを切る」という設定をしてみました。
アプリの設定は、「ある条件」と「アクション」の2つを設定すれば良いだけなので簡単です。
実際に動作してみます。温湿度計による自動操作は、「(温湿度が)ある閾値より上がったor下がった」約1秒後に、アクションが実行されましたので、反応が中々良いです。
また、その閾値を上回ったor下回った状態のまま、家電を再度付けてもアクションが実行されないようにできています。
これらは、複数操作も可能です。
温湿度計以外のラインナップは以下の通りとなってますので、一度チェックしてみてください!
商品名(リンクはAmazonサイト) | 製品概要 | 販売価格(単位:円) |
---|---|---|
SwitchBot Hub Mini | Switch BotシリーズをWi-Fi対応させるためのネットワークハブ。 スマートリモコンとしても利用でき、 赤外線リモコンで操作する家電を操作可能 ※適用例:エアコン/テレビ/シーリングライトの 遠隔操作 | 3,980 |
Switch Bot | 指の代わりに物理スイッチのボタンを押してくれるロボット ※適用例:照明スイッチ/浴室リモコン/床暖房の遠隔操作 | 3,851 |
SwitchBot 温湿度計 | スマホのSwitch Botアプリで温湿度が確認・ 自動操作できる温湿度計 ※用途:空調制御/見守り | 1,980 |
SwitchBotカーテン | カーテンの開閉をスマホやスマートスピーカーから 操縦できるロボット ※用途:目覚まし/防犯 | 10,022 |
Switch Botボタン | Switch Botシリーズをボタンで操作できるIoTボタン ※用途:ボタン1プッシュで一括開閉 | 1,980 |
SwitchBot Hub Plus | Switch Bot Hub miniと機能・役割は同等。 ライティングデザインが豊富 ※用途:Switch Bot Hub miniと同様 | 5,980 |
SwitchBot スマートプラグ | Switch Botアプリで操作できるWi-Fi対応スマートプラグ。 家電の主電源をオンオフ可能 ※用途:間接照明/サーキュレーターのオンオフ | 1,980 |
SwitchBot スマート加湿器 | Switch Botシリーズで利用できる超音波加湿機 ※用途:加湿 | 5,578 |
SwitchBot屋内カメラ | SwitchBotアプリで映像視聴可能な見守りカメラ | 2,980 |
SwitchBot人感センサー | SwitchBotシリーズで利用可能で 仕組みづくりに役立つ人感センサー | 2,481 |
SwitchBot開閉センサー | SwitchBotシリーズで利用可能で 仕組みづくりに役立つ開閉センサー | 2,481 |
SwitchBot NFCタグ | NFCタグ。 タッチをトリガーにSwitchBot製品の操作が可能 | 980 |
SwitchBot スマート電球 | SwitchBotアプリで操作可能なスマート電球 | 1,899 |
SwitchBot スマートロック | スマホ等で鍵の開け閉めができるスマートロック | 9,980 |
グラフで温湿度の推移を確認できるのが便利(見守りにも)
SwitchBot温湿度計は、スマホアプリからグラフで推移を見ることができます。
これは、ペットや高齢者の方の見守り用途にも活用ができます。
もし、外出中にエアコンのつけ忘れなどで温度が上がり過ぎor下がりすぎの場合は、スマートリモコンのSwitchBot Hub miniで遠隔地からエアコンをオンにする、といったことができるようになります。
また、異常値の場合はアラートすることもできるので、これで簡易的な監視の仕組みづくりもできます。
このように、スマート機能が備わっていることによって、実生活で地味に便利なことに活用できましたので、そのご紹介でした。
SwitchBot温湿度計プラスと通常版との違い
SwitchBot温湿度計プラスと温湿度計の違いをまとめておきます。
赤字がプラスとして機能向上している点です。
相違点 | 温湿度計 | 温湿度計プラス |
---|---|---|
設置方法 | 4Way 1、テーブルにそのまま置く 2、テーブルに取り付けスタンドで斜めに置く 3、冷蔵庫に貼り付ける 4、金属プレートで壁に貼り付ける | 6Way 1、テーブルにそのまま置く 2、冷蔵庫に貼り付ける 3、金属プレートで壁に貼り付ける 4、壁掛けフックで吊り下げる 5、斜めに置く(傾き42度) 6、斜めに置く(56度) |
液晶サイズ | 2.1インチ | 3インチ |
快適度の表示 | × | 〇(乾燥、快適、湿潤) |
温度精度 | -20℃~0℃:±0.4℃; 0℃~65℃:±0.2℃; 65℃~80℃:±0.3℃ | -20℃~0℃:±0.4℃; 0℃~65℃:±0.2℃; 65℃~80℃:±0.3℃ |
湿度精度 | 10~90%RH:±2%RH; 0~10%RH, 90~99%RH±4%RH | 10~90%RH:±2%RH; 0~10%RH:; 90~99%RH±4%RH |
アラート通知 (外出先から確認するにはハブ必要) | 〇 | 〇 |
データ記録 | ローカルストレージ(本体):30日間 サーバーに保存:限りなし(ハブが必要) | ローカルストレージ(本体):68日間 サーバーに保存:限りなし(ハブが必要) |
使用時間 | 360日間以上 | 360日間以上 |
サイズ | 縦79mm x 横65mm x 奥行22mm 重さ89 g(バッテリー含む) | 縦54mm x 横54mm x 奥行24mm 重さ73 g(バッテリー含む) |
プラスの方が本体サイズも表示内容も多いですが、これらが不要であれば通常版でも問題ないかと思います。
まとめ
今回は、SwitchBot温湿度計についてレビューしましたが、スマート機能を使わなくとも、普通に温湿度計としてコスパが良いので、おすすめの製品の一つです。
自動操作となると、利用する方もそこまで多くはないかと思いますが、スマホからグラフで推移をチェックできたり、スマートウォッチなどから見られるのも便利な点。
温湿度計を購入する際は、SwitchBotにしておくと、後々スマートホーム化したくなった場合でも対応できますし、遠隔で便利ですよ!