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【Web版】怨獄の薔薇姫 政治の都合で殺されましたが最強のアンデッドとして蘇りました 作者:霧崎 雀@作家系バ美肉YouTuber

第四部B 赤薔薇の予告状編

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[4b-20] バケモノと異教徒は殴っていい

 支離滅裂にも思える、シエル=テイラ亡国の策動……

 だがそれは確かに、ファライーヤ共和国に大きな波紋を広げていた。


 亡国は次に何のために何をするのか、魔物や軍事の専門家が議論し、飲み屋や一杯喫茶コーヒーハウスの人々も囀り合っていた。

 だが、そこには幾許かの他人事感も漂っていた。騒動は起きているが、それは決して、一般市民を無差別に殺傷するような事態にはなっていないからだ。


 例外はトルハの街で住民が丸ごと()()した事件くらいだが、なにしろ当事者がほとんど死んでいるので話が広まらない。

 共和国政府は僅か二名の生存者から事情を知ったが、その結果、事件の真相に関して口を噤む決定をした。さらにシエル=テイラ亡国関係者も目下沈黙していたので、一般市民はトルハの一件について“怨獄の薔薇姫”の関与さえ知らないという状態だった。

 ……まあ、事情を知ったなら知ったで、あの標的は特別だったのだと思われるような話だが。


 詰まるところ、ほとんどの共和国市民にとって、これは楽しいショーだった。

 己の立つ日常が、幻像劇のような非日常のステージに変わっていくのだ。

 その興奮、熱狂が、社会に渦巻き始めていた。


 だが政府は……特に警察は、浮かれてなど居られない。

 社会秩序を乱し法に反する行為があれば、誰が何のためにやったとしても、それを取り締まらねばならないのだ。


 神出鬼没に『悪事』を働くシエル=テイラ亡国の次の行動は読めないが、ただ一つ予告されているのが、トウカグラ地下の金貨を再び狙うということ。

 必然、それを阻止することが第一の目標となる。やると事前に言われた犯罪行為を止められなかったら、政府と警察の威信は丸つぶれで、国が揺らぎうる大失態だ。

 そして金貨そのものの防衛も重大な目標だった。なにしろ街一つ作れるほどの金額である。

 既に政府は、トウカグラで土地利用権や建物を買った商会から、補償はどうするのかとせっつかれているのだ。ウィズダム商会から金貨を回収できなければ、財務省は血の涙を流すことになるだろう。


 騒がしくなっていく世間を尻目に、警察は金貨を護るための準備を始めていた。


 そして、会議は初手から躓いた。


「話は簡単だ。今すぐトウカグラを空っぽにすればいい。さすれば十全に戦える。

 どうせもうすぐ無価値になる街だろう?

 忌まわしき呪いも、邪悪なる化け物どもも、神の炎で街ごと焼き尽くせばいい」


 白地に金糸で仰々しく装飾された、威圧的な聖衣で会議室にやってきたその男は、当たり前のようにそう言って居並ぶ面々を絶句させた。


 “聖なる狂犬”『滅月会ムーンイーター』。

 ディレッタ神聖王国の中央大神殿に所属する、地上最強の()()()戦闘部隊。神罰の代行者たち。

 その一員、『戒師』の位にあるジュマルレだ。

 種族は人間。歳は三十代後半ほど……長生きした方である。天上の輝きを湛えた金髪金目は、度重なる戦いによって、彼の肉体が戦闘聖紋スティグマに侵されている証であった。


 滅月会ムーンイーターの戦闘員は、ほんの百人余り。

 世界中を転戦し、時に護りとして駐留し、冒険者では対処が難しい邪悪な脅威に対処している。

 特に列強五大国ほど大きく広い国であれば、いつもどこかで邪悪な事件が起こっているもので、(ディレッタ神聖王国と仲が悪いケーニス帝国以外には)滅月会ムーンイーターの戦闘員が常駐していた。


 ジュマルレは、ファライーヤ共和国に駐留する五人の筆頭格だ。

 シエル=テイラ亡国の策動に対応するなら、滅月会ムーンイーターの力を借りるより他に無し。

 そのため呼ばれたわけなのだが、警察の者たちはジュマルレを溜息で迎えた。


「まず、大前提を共有したいのですがね。

 “怨獄の薔薇姫”や、その関係者を討つことは、目的のために必要とあらば採るべき手段に過ぎません。我々の目的はまず、市民への被害を出さぬことです。

 これは命だけではなく財産も含まれ、穢された金貨も、トウカグラの街そのものも、可能な限り守らなければなりません」


 スーツがはち切れそうなほどの隆々たる筋肉を持つ、黒い肌の大男が、噛んで含めるように述べた。


 禿頭であごひげを蓄えた彼はドワーフのような風貌だが、その上背が示すとおりドワーフではなく人間だ。

 機動警備課長、オズロ・ゴメス。部下たちからは『アゴヒゲゴリラ』とも呼ばれる、ファライーヤ共和国警察最強の男である。


「特に、あの金貨は守り切り回収できなければ、共和国にとって大きな打撃となるでしょう」

「浅ましい……

 人は、死すれば赤の他人として輪廻転生するのだ。なのに神への奉仕より今生の財に執着するとは、なんと醜いことか」


 オズロの言葉に、ジュマルレは苦い顔で首を振った。

 皮肉ではなさそうだった。彼は本気で言っているのだ。


 ジュマルレは子どものように純粋だった。そして、いかにも滅月会ムーンイーターらしい物の見方をする男だった。

 彼らは、自分たちこそが絶対的に正しいのだと信じている。その正しさは、神の正しさであるのだから。

 俗世に生きる人々にとって、滅月会ムーンイーターは、時に魔物より異質な存在だ。


 対してオズロは個人としての力も持つが、組織内外の政治を知り、社会の複雑さとそれを動かす術をも心得ていた。

 もはやオズロはジュマルレとの建設的話し合いを期待しておらず、ディレッタ本国の生臭坊主どもに話を付けて、ジュマルレを制御する段取りを考えていた。彼らはちゃんと俗世のことが分かっている。

 頭はお粗末だが、それでもジュマルレはシエル=テイラ亡国の企みを阻むために必要な駒だ。聖なる狂犬が役目を果たすよう、飼い主にはしっかりと鎖を手繰ってもらわなければ。


「地下の浄化には、どの程度の時間が掛かります?」


 オズロの問いにジュマルレは、苛立ちを隠さずに答えた。


「破壊するのであれば、今すぐにも。

 ……それをしないのであれば『涙の杯』が派遣されるのを待つことになる。到着してから七日がかりだろう、おそらくな」


 ジュマルレは既にトウカグラ地下の状況を確認している。

 その上での、専門家としての彼の意見には、オズロも信を置いた。


 あの金貨群が浄化されてしまえば、いくらでも移動させられるのだ。

 それまでに魔物たちは確実に金貨を狙うはず。

 共和国警察は、なんとしてもそれを阻まなければならないのだ。


 * * *


 ファライーヤ共和国で最も栄えている都市は『商業首都』ことステルウェッド・シティだが、本来の首都は政治機能が集約されたこの街、リャーティルトゥレ・シティである。


 警察庁での会議を終えてジュマルレが帰途に就くと、既に外は暗く、石と鉄で構成された街を街灯が照らしていた。

 政治の街と言えど、そこで働く者たちのために娯楽が提供されている。

 酒場の賑わいを聞いて、ジュマルレは、居ても立ってもいられないほどの苛立ちを覚えていた。


 ――俗世の者らはサルにも等しい!!

   今や、この世には四億を超えるという数の人族が存在し、大地のほとんどを支配しているのだ! これだけの人が神の教えを真に理解し、邪悪との戦いを行えば、邪神ごとき直ちに滅ぼせるだろう!

   だがそうはならぬ! 俗世の者らが驕り、堕落しているからだ!!


 ジュマルレは立場上、行政機関などとの話し合いに出る事も多い。

 その度にジュマルレは、俗世間の何たるかを感じ、失望する。


 いくら戦っても、世界は何も変わらない。

 滅するとも滅するとも邪悪は現れ、人はただ目の前の快楽にばかり耽っている。

 ならば自分の戦いにどれほどの意味があるのか。腐り熟れた果実の如き世界のため、神の剣となったわけではない。

 時としてジュマルレは、邪悪に対する怒りと同じくらいに、俗世間に対する激しい怒りを覚えることがあった。


 賑わいから逃げるように歩いて行くと、辺りは少しずつ薄暗く、静かになっていく。

 宿舎も目前。

 リャーティルトゥレ大神殿の、既に閉ざされている正面入り口を横切ろうとして、ジュマルレは足を止めた。


 神殿の扉へ至る石段に、跪く者の姿があった。

 それは質素な服装の少女であった。


 長い三つ編みが特徴的な、10歳くらいの少女だ。

 彼女は神殿の正面を照らす灯りの下、石のように身動きせず神殿に向かって頭を垂れ、硬く手を握り合わせていた。

 年端もいかぬ少女が一心不乱に祈る姿は、俗世の穢れに触れてきたジュマルレにとって、心洗われる光景に思われ、感動の余り溜息をついたほどだった。


 しかしジュマルレはすぐ、我に返る。

 いくら治安の良いリャーティルトゥレ・シティと言えど、この年頃の少女が夜に独りで出歩くのは、あまりよろしくない。


「……もし、お嬢さん。このような時間に独り、ひたむきな祈りを捧げるとは……

 あなたは如何なる試練に見舞われているのでしょうか?

 よろしければ私が神々の耳となりましょう」


 ジュマルレが声を掛けると、少女は頭を上げた。

 黒髪黒目で、健康的に日に焼けた少女は、どこか東国風の雰囲気も漂わせていた。

 縋るような眼差しがジュマルレに向けられる。


「お話を聞いてくださるのですか? 神官様」

「ええ。そして、お家まで送りましょう」


 ジュマルレは少女の手を取り、立ち上がらせる。

 いかなる悪漢とて、ジュマルレが手を引くのを見れば、彼女を狙いはしないだろう。


 しかし少女は、顔を曇らせ、目を伏せた。


「お家には帰れないの……」


 悲しげに、そう呟いて。


「お前たちのせいで」


 一瞬の出来事だった。


 吹き上がる邪気を感じ、反射的にジュマルレは身を逸らす。

 その左胸から肩辺りまでを、深紅の剣閃が斬り裂いた。


 それは常人であれば確実に死に至る一撃!

 心臓を半分潰されながら未だ命を繋いでいるのは、滅月会ムーンイーターの戦闘員に与えられる正義の力……その身に宿した戦闘聖紋スティグマによるものだった。


 ――この邪気は……!? 私とあろう者が気付かなかったというのか!?


 たたらを踏み、後ずさり、しかしジュマルレは踏みとどまって腰に佩いた聖剣を構えた。

 左腕は動かず、肩の傷は邪気に冒されて不快に疼いていた。


 神殿より漏れ出る聖気など、もはや塗りつぶされて微塵も感じられない。

 悪魔の口の中にでも飛び込んだかのように、辺りには邪気が渦巻いていた。邪悪との戦いを数限りなく重ねたジュマルレに、なお寒気を覚えさせるほどの、おぞましき邪気が。

 その中心に少女が居た。

 彼女の手には宝石を削り出したような深紅の大剣。

 黒く長かった三つ編みは、銀の輝きとなって解け、その目も凍てつく雪のような色になる。

 質素なワンピースのスカート部分には、いつの間にやら、人血の薔薇が浮かんでいた。


「……“怨獄の薔薇姫”……!」

「どうせ話は通じない。血と刃で語りましょう」

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